地域全体で農村の資源を保全 平成15年度食料・農業・農村白書 |
農林水産省は、平成15年度食料・農業・農村白書をまとめ、5月18日に閣議決定し、国会へ報告した。今回の白書は、現行の「食料・農業・農村基本計画」の策定時(平成12年3月)に比べて、食料・農業・農村を取り巻く情勢が大きく変化してきたことを踏まえ、新たな食料・農業・農村基本計画について、国民的な関心と理解が深まることをねらいとして作成している。白書は、食の安全・安心に対する関心の高まりや土地利用型農業の構造改革の立ち遅れなどを指摘し、また、農地、農業用水等の資源の維持管理の実態、農村地域の再生に向けた取組と課題を明らかにした。
基本計画の見直しについては、現在、食料・農業・農村政策審議会等において、1.品目横断的な政策への移行、2.担い手・農地制度の改革、3.農業環境・資源保全のための政策の確立の3点を中心に具体的な議論が行われている。今後、国民に開かれた透明性のある議論を進め、17年3月を目途に新たな基本計画を策定するため、消費者・生活者の視点に立った施策の強化、やる気と能力のある経営や地域の後押し、守りから攻めへの農政の転換、環境や農地・農業用水等の保全などの点に重点を置きながら、大きな視点に立って農政改革を進めていくことが必要としている。
白書は、1.食料の安定供給システムの構築、2.農業の持続的な発展と構造改革の加速化、3.活力ある美しい農村と循環型社会の実現の3章による構成となっている。また、トピックスとして「新たな食料・農業・農村基本計画の策定に向けて」、「国内外におけるBSE、高病原性鳥インフルエンザの発生」、「農産物貿易交渉(WTO、FTA)への対応」、「異常気象等が農業生産に及ぼす影響」、「米政策改革の推進」、「農協改革の推進」、「食料・農業・農村分野における情報技術の活用」の7項目を解説。新たな基本計画の策定に関しては、国と地方、行政と民間の役割分担を明確化するなど、より効率的、効果的な施策体系に転換していくことや望ましい食料消費の在り方の実現が相まって、我が国の食料自給率の向上を図ることが可能になるとし、平成17年3月を目途に新たな基本計画を策定するため、スピード感をもって改革を進めることを示した。
第1章 食料の安定供給システムの構築
食料分野では、国内外におけるBSEや鳥インフルエンザの発生など、依然として食の安全・安心を脅かす事態が生じている状況のもとで、食に対する国民の信頼の確保に向けた生産、流通等の現場の具体的な取組と課題の整理を行った。また、食料自給率について、生産面、消費面から中長期的な観点も含めて多角的に分析を行うとともに、最近発展が著しい中国をはじめとするアジア地域や世界の農産物貿易構造の変化等を明らかにした。
特に、中国の動向については、詳細に記述。90年代半ばに中国の1人1日当たりの供給熱量が日本の水準を上回り、現在では約3000キロカロリー(日本は約2600キロカロリー)になっていること、搾油用大豆や家畜の飼料となる大豆かすは国内需要の拡大により大豆輸入が急増し、01年には世界の総輸入量の3割を占める世界最大の輸入国となったこと、土壌流失(年間約1000万ha)や砂漠化(年間約100万ha)が進行していることなどが示された。
第2章 農業の持続的な発展と構造改革の加速化
農業分野では、効率的かつ安定的な農業経営が農業生産の相当部分を担う望ましい農業構造の実現に格段の努力が求められる状況のもとで、最近の都府県水田農業における規模拡大農家の経営の特徴や担い手等に対する農地集積の特徴を明らかにするとともに、土地利用型農業の基幹作物である米、麦、大豆の政策改革の取組と課題を整理した。
水田農業構造の動向では、都府県において、水田の経営耕地面積が1ha未満の農家が全体の7割、2ha未満では9割を占めており、依然として多数の小規模農家が水田面積のかなりの割合を占めている状況にある。一方、大規模農家(水田経営耕地面積10ha以上)が占める水田面積の割合は、平成2年から平成15年の間に4.5倍に達し、一定程度の進展がみられたことも示された。
第3章 活力ある美しい農村と循環型社会の実現
農村分野では、循環型社会の実現に向けて、農業・農村の果たす役割に大きな期待が寄せられている状況のもとで、農業と環境との関わりについて、その基本的な考え方や実態を明らかにするとともに、中山間地域の現状や農地、農業用水等の様々な資源の維持管理の実態、農村地域の再生に向けた取組と課題を明らかにした。
農業の自然循環機能を活用した生産方式の普及・定着に関しては、環境保全を重視した農業に対する高い意欲がうかがえるが、エコファーマーの数は、販売農家の2%に満たない状況。経営費は慣行栽培より高く、労働時間も大幅に上回っている。そこで、関係者が一体となった普及・啓発活動や環境保全を重視する農業のための指針の策定、地域における面的なまとまりをもった取組が重要としている。
我が国の農業生産の約4割を担う中山間地域等に対する直接支払制度については、集落協定の代表者の9割が農業生産活動の継続に効果があると認識。一方で畑地帯などの地帯特性や営農類型を踏まえた制度の普及や集落のリーダーの確保が課題であると指摘している。
農村の有する農地や農業用水、多様な生態系を形成する動植物、農村景観、伝統文化等の様々な資源については、農業生産活動を通じて維持され、互いに密接に関連していると指摘。
過疎化、高齢化、都市化、混住化が進行する中で、地域全体で農村の資源を保全していくことが、我が国の農業生産と農村を維持していく上で重要としている。
また、都市と農山漁村の共生・対流推進会議(オーライ!ニッポン会議)、観光立国の実現、グリーン・ツーリズムの推進、農業体験学習などの農村の再生に向けた取組が期待されており、農村の地域活性化に当たっては、農業者や地域住民のみならず都市住民やNPO等多様な主体の参画・連携が重要。様々な農村資源を活性化に結び付けるには、異業種や異分野との連携が有効としている。
平成16年度栃木県の土地改良関係予算 |
栃木県の平成16年度土地改良関係予算については、農村振興室が53億4797万円、農地計画課が37億1612万7千円、農地整備課が119億50万5千円の合計209億6460万2千円で、前年当初予算比で76.9%、前年度最終補正予算比で80.4%となっているが、国営負担金の償還金の大幅な減額があるので、これを除くと概ね前年度並の予算となっている。
以下は、2課1室の事業別内訳である。
事業名 平成15年度 平成16年度 前年度比 事業費ベース 当初予算A 2月補正後B 当初予算C C/A C/B 公共 その他 農村振興室所管 1 農村環境の総合整備 238,800 238,300 244,300 102.5 102.5 221,000 35,970 (1)県営水環境整備事業費 139,000 139,000 皆減 皆減 (2)県営農村自然環境整備事業費 80,000 80,000 200,000 250.0 250.0 200,000 (3)団体営地域用水機能増進事業費 600 600 600 100.0 100.0 1,000 (4)生態系保全型水田整備推進事業費 16,200 15700 20,000 127.4 127.4 20,000 (5)田園自然環境保全整備事業費 18,900 皆減 皆減 31,050 (6)水辺環境体験支援事業費 3,000 3,000 4,800 160.0 160.0 4,920 2 農村の総合的整備 2,511,782 2,339,960 2,803,992 119.8 119.8 5,127,844 (1)団体営農村総合整備事業費(集落型) 20,385 20,385 皆減 皆減 (2)農業集落排水事業費 2,270,127 2,103,780 2,113,122 100.4 100.4 4,226,244 (3)農村総合整備推進事業費 3,500 3,500 3,500 100.0 100.0 3,500 (4)県営田園空間整備事業費 200,000 200,000 200,000 100.0 100.0 200,000 (5)農村振興基本計画作成費 14,850 9,375 4,950 52.8 52.8 6,600 (6)田園自然環境保全・再生支援事業費 2,920 2,920 3,020 103.4 103.4 4,700 (7)農村振興総合整備事業費 479400 皆減 皆減 686,800 3 中山間地域の総合的整備 1,684,897 1,668,097 1,895,180 113.6 113.6 1,961,000 10,680 (1)県営中山間地域総合整備事業費 1,450,000 1,450,000 1,593,000 109.9 109.9 1,593,000 (2)県営里地棚田保全整備事業費 70,000 58,200 10,000 17.2 17.2 10,000 (3)団体営中山間地域総合整備事業費 113,250 113,250 226,500 200.0 200.0 303,000 (4)県営農地環境整備事業費 40,000 35,000 55,000 157.1 157.1 55,000 (5)中山間地域農村環境保全事業費 11,647 11,647 10,680 91.7 91.7 10,680 1〜3 小計 4,435,479 4,246,357 4,943,472 116.4 116.4 7,309,844 46,650 4 その他 315,996 305,699 404,498 132.3 132.3 231,354 173,144 農村振興室計 4,751,475 4,552,056 5,347,970 117.5 117.5 7,541,198 219,794 (内農村振興室公共計) 4,636,626 4,436,374 5,140,446 115.9 115.9 7,541,198 農地計画課所管 1 調査計画等の拡充 477,602 436,360 475,658 109.0 109.0 189,880 402,373 (1)土地改良事業の調査 134,413 119,976 140,303 116.9 116.9 66,180 82,213 1. 計画調査費 85,600 80,490 98,180 122.0 122.0 22,000 76,180 2. 地形図作成事業費 12,839 10,536 19,635 186.4 186.4 26,000 3. 経営体育成促進換地等調整事業費 29,581 22,557 16,455 72.9 72.9 18,180 4. 基本調査費 2,193 2,193 1,733 79.0 79.0 1,733 5. 受託調査費 4,200 4,200 4,300 102.4 102.4 4,300 (2)地籍調査事業費 248,689 244,009 242,850 99.5 99.5 320,160 (3)団体営調査設計事業費 28,500 28,500 32,775 115.0 115.0 43,700 (4)農村振興総合整備実施計画費 6,000 6,000 3,000 50.0 50.0 4,000 (5)農村環境計画策定事業費 60,000 37,875 52,500 138.6 138.6 70,000 (6)農業水利保全支援事業費 4,230 皆増 皆増 6,000 2 土地改良区等の指導・施設の維持管理の充実 107,910 107,683 99,246 92.2 92.2 1,072 251,374 (1)土地改良指導費 4,479 4,252 2,591 60.9 60.9 1,072 1,519 (2)土地改良区育成強化事業費 21,714 21,714 16,095 74.1 74.1 16,095 (3)土地改良管理指導センター助成事業費 9,149 9,149 8,560 93.6 93.6 8,560 (4)土地改良施設維持管理適正化事業費 60,963 60,963 61,356 100.6 100.6 201,356 (5)施設改善対策事業費 3,841 3,841 3,448 89.8 89.8 9,748 (6)基幹水利施設管理技術者育成支援事業費 5,292 5,292 4,724 89.3 89.3 7,500 (7)排水機場維持管理経費補助金 2,472 2,472 2,472 100.0 100.0 6,596 3 広域農業開発事業の実施 572,496 572,496 2,636 0.5 0.5 2,636 (1)公団営八溝西部広域農業開発事業償還金 564,450 564,450 皆減 皆減 (2)国営土地改良事業等関連調査指導費 8,046 8,046 2636 32.8 32.8 2,636 4 小規模土地改良事業 500,000 500,000 450,000 90.0 90.0 1,202,960 (1)県単土地改良事業費 500,000 500,000 450,000 90.0 90.0 1,202,960 5 国営造成施設の管理 349,894 291,209 313,396 107.6 107.6 287,866 42,460 (1)深山・板室ダム管理事業費 208,647 159,532 176,619 110.7 110.7 134,159 42,460 (2)基幹水利施設管理事業費 65,429 63,849 72,981 114.3 114.3 72,981 (3)国営造成施設管理体制整備促進事業費
(管理体制整備型)75,818 67,828 63,796 94.1 94.1 80,726 1〜5 小計 2,007,902 1,907,748 1,340,936 70.3 70.3 478,818 1,901,803 6 その他 7,755,728 7,709,963 2,375,191 30.8 30.8 8,446 2,366,745 農地計画課計 9,763,630 9,617,711 3,716,127 38.6 38.6 487,264 4,268,548 (内農地計画課公共計) 472,752 376,399 431,049 114.5 114.5 487,264 農地整備課所管 1かんがい排水施設の整備 1,344,897 1,290,572 905,245 70.1 70.1 902,802 88155 (1)県営かんがい排水事業費 641,050 641,050 526,000 82.1 82.1 526,000 (2)県営かんがい排水事業費(アロケ) 98,000 73,000 46,000 63.0 63.0 46000 (3)県営基幹排水対策特別事業費 150,000 150,000 100,000 66.7 66.7 100,000 (4)基盤整備促進事業費(農業用用水排水施設) 212,947 184,885 191,090 103.4 103.4 276,802 (5)農地流動化支援水利用調整事業費 22,900 21,637 42,155 194.8 194.8 42,155 (6)県営土地改良施設修繕保全事業費 152,900 152,900 皆減 皆減 (7)県営土地改良施設修繕保全事業費(アロケ) 67,100 67,100 皆減 皆減 2畑地等の総合整備 330,000 330,000 330,000 100.0 100.0 330,000 (1)県営畑地帯総合土地改良事業費 330,000 330,000 330,000 100.0 100.0 330,000 3農地防災事業の推進 208,394 142,393 263,694 185.2 185.2 263,694 (1)県営ため池等整備事業費 66,000 64,600 41,000 63.5 63.5 41,000 (2)県営湛水防除事業費 121,700 57,100 皆減 皆減 (3)県営農業用河川工作物応急対策事業費 18,000 18,000 220,000 1,222.2 1,222.2 220,000 (4)農地防災事業負担金 2,694 2,693 2,694 100.0 100.0 2,694 4災害復旧事業の実施 73,200 19,652 43,100 219.3 219.3 43,100 (1)14年発生農業用施設災害復旧(過年災) 25,000 8,675 皆減 皆減 (2)14年発生農地災害復旧事業費(過年災) 7,000 4,177 皆減 皆減 (3)15年発生農業用施設災害復旧(過年災) 1,400 皆増 皆増 1,400 (4)15年発生農地災害復旧事業費(過年災) 500 皆増 皆増 500 (5)15年発生農業用施設災害復旧事業費(現年災) 34,000 4,500 皆減 皆減 (6)15年発生農地災害復旧事業費(現年災) 7,200 2,300 皆減 皆減 (7)16年発生農業用施設災害復旧事業費(現年災) 34,000 皆増 皆増 34,000 (8)16年発生農地災害復旧事業費(現年災) 7,200 皆増 皆増 7,200 5圃場条件の整備 8,223,283 7,533,010 7,475,213 99.2 99.2 6,817,282 679,050 (1)一般型圃場整備事業費 60,000 10,000 16,000 160.0 160.0 16,000 (2)秩序形成型圃場整備事業費 187,200 140,600 14,600 10.4 10.4 14,600 (3)低コスト化水田農業大区画圃場整備事業費 650,000 530,000 180,000 34.0 34.0 180,000 (4)担い手育成基盤整備事業費 5,667,000 5,587,400 4,382,000 78.4 78.4 4,382,000 (5)担い手育成基盤整備事業費(アロケ) 35,750 32,891 3,521 10.7 10.7 3,521 (6)経営体育成基盤整備事業費 1,597,000 皆増 皆増 1,597,000 (7)土地改良総合整備事業費 522,800 496,800 250,000 50.3 50.3 250,000 (8)土地改良総合整備事業費(アロケ) 10,000 皆増 皆増 10,000 (9)県営高速国道関連農業基盤整備事業費 330,000 330,000 170,000 51.5 51.5 170,000 (10)県営テクノポリス関連農業基盤整備事業費 92,000 89,000 83,800 94.2 94.2 83,800 (11)基盤整備促進事業費(区画整理) 21,608 20,226 49,799 246.2 246.2 70,918 (12)換地処分促進対策費 571,120 242,262 665,529 274.7 274.7 665,529 (13)北関東自動車道関連圃場整備促進対策費 1,042 1,042 皆減 皆減 (14)経営体育成促進事業費 73,481 43,622 52,964 121.4 121.4 52,694 (15)基盤整備促進事業費(土地総) 11,282 9,167 皆減 皆減 6農道の整備 1,309,231 1,370,717 1,531,615 111.7 111.7 611,800 1,062,136 (1)県営農免農道整備事業費 25,000 25,000 皆減 皆減 (2)県営一般農道整備事業費 182,000 182,000 173,000 95.1 95.1 173,000 (3)県営一般農道整備事業費(アロケ) 1,743 1,743 320 18.4 18.4 320 (4)基盤整備促進事業費(農道) 381,257 345,418 296,479 85.8 85.8 438,800 (5)ふるさと農道緊急整備事業費 719,231 816,556 1,061,816 130.0 130.0 1,061,816 1〜6小計 11,489,005 10,686,344 10,548,867 98.7 98.7 8,925,578 1,872,441 7その他 1,262,701 1,219,697 1,351,638 110.8 110.8 412,810 938,828 農地整備課計 12,751,706 11,906,041 11,900,505 100.0 100.0 9,338,388 2,811,269 (内農地整備課公共計) 10,379,220 9,859,431 9,089,236 92.2 92.2 9,338,388 二 課 一 室 合 計 27,266,811 26,075,808 20,964,602 80.4 80.4 17,366,850 7,299,611 (内 公 共 計) 15,488,598 14,672,204 14,660,731 99.9 99.9 17,366,850
平成17年4月 職員採用案内 |
1.職種及び採用予定人員
技術職 若干名
2.受 験 資 格
1. 昭和54年4月2日から昭和58年4月1日までに生まれた者で平成17年3月までに大学を卒業又は卒業見込みの者
2. 農業土木・土木(一般)又は農業工学等の科目を履修した者
※ 但し、成年被後見人及び被補佐人、もしくは禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者は受験できません。
3.試 験 方 法
(1)筆 記 試 験
一般教養(国・数・英)、技術専門、作文
(2)面 接 試 験
4.受 験 申 込
平成16年9月21日(火)までに栃木県土地改良事業団体連合会総務部総務課まで受験申込書に関係書類を添えて直接提出するか、郵送する。ただし、郵送の場合は、9月21日までの消印のあるものに限り有効とする。なお、受験申込書は総務課へ請求すること。(郵送による書類請求の場合は、200円切手を貼った返信用封筒(A4サイズ)を同封すること。)
※ 受験申込添付書類
1.履歴書(自筆で、写真を貼付)
2.最終学校の卒業証明書又は卒業見込証明書
3.最終学校の成績証明書
4.受験申込前3ケ月以内の医師の発行した健康診断書
5.第一次試験(筆記試験)
1)日 時 平成16年10月10日(日)
・ 一般教養 午前9時40分〜午前11時10分
・ 作 文 午前11時20分〜正午
・ 技術専門 午後1時00分〜午後2時30分
2)受 付 同日の午前9時00から午前9時30分まで
3)受験者には、昼食を当方で用意します。
4)合格発表:平成16年10月22日(金)文書にて通知
6.第二次試験(面接)
1)日 時 平成16年11月8日(月)午前9時30分
2)合格発表:平成16年11月18日(木)文書にて通知
7.試験会場は一次、二次ともに
宇都宮市平出町1260番地
栃木県土地改良会館会議室です。
8.給 与 等
基本給は、本会職員給与規程に基づき支給します。
現行(平成16年4月1日現在)の初任給は、本給が大学卒業者で177,400円です。このほか、通勤手当、扶養手当、期末手当、勤勉手当、超過勤務手当、住居手当等が支給されます。
利根川水系農業水利協議会栃木県支部総会を開催 |
利根川水系農業水利協議会栃木県支部は、5月13日、栃木県土地改良会館において第7回通常総会を開催した。
総会は、会員である利根川水系の土地改良区理事長及び栃木県並びに関係市町村の担当職員が出席、来賓に片山俊彦栃木県農務部農地計画課主幹等を迎えて開催された。
議事では、議長に広田源太郎益子町土地改良区理事長を選任して、平成15年度事業報告、同収支決算、平成16年度事業計画、同会費及び負担金、同収支予算の5議案を滞りなく審議決定した。
第6号議案の役員の改選については、次のとおり選任した。
役員名簿(敬称略)会 長 福 田 昭 夫(水土里ネットとちぎ)◎任期は、平成18年3月末まで、役職は、総会後の委員会で互選した。
副会長 小 坂 利 雄(真岡市中央土地改良区)
〃 吉 澤 新 市(鬼怒中央土地改良区連合)
〃 永 島 明(大岩藤土地改良区)
〃 鶴 見 和 男(小山市美田東部土地改良区)
〃 入 江 陳 夫(田川水系農業利水協議会)
委 員 保 坂 國 雄(穴川土地改良区連合)
〃 福 田 茂 正(大谷川流域土地改良区)
〃 若 松 紀久夫(石橋町外二ヶ村土地改良区)
〃 坂 斎 光 雄(三栗谷用水土地改良区)
〃 高 橋 孝 二(船生土地改良区)
監 事 荒 井 輝(芳賀町東高橋土地改良区)
〃 飯 村 昭 治(鬼怒川中部土地改良区連合)
負担金総合償還対策事業審査委員会を開催 |
本会は、去る5月26日、栃木県土地改良会館において平成16年度第1回栃木県土地改良負担金総合償還対策事業審査委員会を開催した。
委員会では、益子町北部地区及び国谷地区における担い手育成支援計画の変更と塩谷中部地区における担い手育成支援助成計画の変更について審査を行い、いずれも原案どおり承認された。
なお、人事異動に伴う新任委員は、次のとおり。
◎新委員(敬称略)菊 池 正(栃木県農地計画課主幹兼課長補佐)
井 上 正 一(栃木県農地計画課長補佐)
櫻 井 康 雄(栃木県農地整備課長補佐)
小 野 重 光(本会指導部長)
管理指導センター運営委員会を開催 |
本会は、去る5月27日、栃木県土地改良会館において栃木県土地改良管理指導センター運営委員会を開催した。
運営委員会は、議事に入る前に人事異動に伴う委嘱状が後記の委員に交付された。議事では、平成15年度業務実績報告(土地改良施設管理指導業務、適正化事業加入及び実施状況、施設改善対策事業加入及び実施状況、土地改良相談、収支決算等)と平成16年度業務実施計画(土地改良施設診断実施計画、適正化事業及び施設改善対策事業実施計画、土地改良相談所開設計画、収支予算等)の2議案について審議がなされ、各議案とも原案どおり承認された。
平成15年度業務実績報告では、土地改良施設診断においては定期診断が108施設、要請診断が70施設の合計178施設、土地改良相談が55件あった。平成16年度業務実施計画では、定期診断110施設を予定し、土地改良相談所を定期相談36回、移動相談8回の合計44回開設する。
◎新運営委員(敬称略)委員長 大 野 敬 治(本会専務理事)
委 員 大 塚 国 一(栃木県農地整備課長)
〃 阿久津 正 男(本会参事)
換地センター運営委員会を開催 |
本会は、去る5月27日、栃木県土地改良会館において栃木県換地センター運営委員会を開催した。
運営委員会は、議事に入る前に人事異動に伴う委嘱状が後記の委員に交付された。議事では、平成15年度に実施された諸会議、研修会、土地改良換地士部会、農地集団化規模拡大対策、農地連坦化促進指導等の事業活動状況並びに換地処分実績、年度別換地処分量の長期見通し及び平成15年度収支決算並びに換地処理予定地区の処理状況等が報告された。また、平成16年度の事業計画等について審議が行われ、各議案とも原案どおり承認・議決された。
◎新運営委員(敬称略)委員長 大 野 敬 治(本会専務理事)
委 員 重 山 正 秋(宇都宮地方法務局首席登記官)
〃 大 塚 国 一(栃木県農地整備課長)
〃 阿久津 正 男(本会参事)
足利市三和地区の「れんげ祭り」 三和土地改良区等が主催 |
足利市の三和土地改良区、三和地区自治会連合会、坂西北小学校区育成会連合会の共催による「れんげ祭り」が、去る5月1日、足利市板倉町内で開催された。
三和土地改良区では、本年度中に圃場整備事業の換地処分を終えて事業完了も間近に迫ってきており、事業効果が期待される中で、土地改良区が果たしてきた役割を改めて見直すとともに、地域住民が土地改良区に期待する様々な新たな役割にどのように取組むべきか、地域の関係団体と連携しながら実践、試行する取組として位置付けている。
祭りは、ペットボトルロケットの打ち上げ、大凧上げ、竹炭焼きの実演などが行われ、学校の授業中に作成されたペットボトルロケットを持ち寄った小学生が、圧力をかけていきおいよく飛ばし、飛距離を競った。最高位は実に118mを記録した。
今回の会場となった板倉2丁目を中心とした2haの水田は、農村活性化事業の一環として蓮華の種を毎年蒔いており、蓮華の花の見頃を迎えるこの時期に家族で楽しめるイベントとして実施しており、すでに地域に定着している。
近藤英一理事長は、「ロケットは、子供達に夢を与える。無農薬の米づくりに竹炭は最高。この農法を地域をあげて取組みたい。」と話している。
美しいとちぎのむら写真コンテスト作品募集案内 |
◆募集内容
テーマ 『美しいとちぎのむら』
−食と農の郷を撮ってみよう−
このテーマに基づき、次の2部門ごとに募集する。
(1)農村のくらしと文化部門
農業・農村を担う人達の生き生きと働く様子、祭りやイベントの模様など農家のくらしや残したい美しい農村の風景
(2)整備された水・土・里部門
自然景観にマッチしたダム、ため池、取水堰、水路(水)、区画整理された水田や畑の風景と機械化された農作業風景(土)、及び近代化された住みよい農村の風景(里)
◆応募規格
四切のカラープリント(四切ワイドを含む。デジタル合成処理したものは不可)
◆応募締切
平成16年10月15日(金)
◆応募規程
応募作品は、撮影地が県内で、未発表の作品とする。
応募点数は、特に制限しない。
応募資格者は、県内に居住又は勤務している方
応募作品に、応募票を貼付(裏面)して平成16 年10月15日(金)までに各市町村農務担当課又は県内のカメラ店に提出
◆入賞作品の取扱
入賞作品は返却しない。
入賞された方は、指定された期日までにネガ又はポジを提出すること。(提出しない場合は、入賞を取り消す場合がある)
入賞作品の著作権は主催者に帰属する。
入賞作品については、主催者等が随時企画する展示や、一般に紹介するため、新聞や雑誌に掲載することがある。
◆審査・展示・表彰
主催者が委嘱する審査委員が審査し、入賞者には11月中に本人宛直接通知する。
入賞作品は、平成16年12月2日(木)から12月5日(日)に栃木県総合文化センター第4ギャラリーにおいて展示を行う予定。
◆入賞点数
部門ごとに次のとおり予定。(優秀賞以上の入賞は、1人1賞)
最優秀賞 1点 栃木県知事賞
副賞50,000円
優 秀 賞 3点 栃木県農務部長賞
副賞20,000円
入 選 10点以内 主催者賞
副賞10,000円
◆主催者
ふるさととちぎ21活性化塾
栃木県
栃木県土地改良事業団体連合会
◆後 援
栃木県市長会・栃木県町村会
下野新聞社・日本農業新聞社
栃木県カメラ商組合
栃木フジカラー株式会社
◆お問い合わせ先
ふるさととちぎ21活性化塾事務局
〒320-0047宇都宮市一の沢町2−3−13
とちぎアグリプラザ内
(財)栃木県農業振興公社経営構造対策課
TEL028-648-9511 FAX028-648-9517
「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2004開催要領 |
1.趣 旨
未来を担う子どもたちの絵画展への参加により、ふるさとのすばらしさを発見し、水と土への関心を高めてもらうとともに、出展作品の東京での展示により、多くの人々に農業・農村の魅力をアピールする。
また、21世紀土地改良区創造運動の一環として、作品の募集等を通じて、全国の水土里ネット等の関係団体と地域との交流を図る。
2.名 称
「ふるさとの田んぼと水」こども絵画展2004
3.主 催
全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)
都道府県水土里ネット
(都道府県土地改良事業団体連合会)
4.後援(予定)
農林水産省、文部科学省、総務省、環境省、全国地方新聞社連合会、他
5.開催内容
(1)テーマ 「ふるさとの田んぼと水」を見つけよう
(田んぼ、棚田、ため池、田んぼの生き物、農家の生活、農作業の様子など自由に)
(2)応募資格 小学生以下
(3)実施時期 応募締め切り 平成16年9月10日(金)
(4)募集方法
1.団体応募;参加登録を行った団体を通じた応募(別添団体参加要領による)
2.一般募集;事務局への直接応募
(5)審 査 開催趣旨を踏まえて、事務局で選
定する審査委員が審査する。
審査日程;予備審査9/下旬、本審査10月上旬
(6) 賞 以下の賞を予定する
農林水産大臣賞、文部科学大臣奨励賞、環境大臣賞
全国水土里ネット会長賞、ふるさと水と土優秀賞、地方新聞社連合会会長賞
各協賛企業賞等 全25点程度を予定
作品のとりまとめを行う各登録団体賞
(7)発 表 入賞・入選作品発表は、参加団体等を通じて本人または代表者に直接お知らせするほか、ホームページ「新・田舎人」フォーラム上で発表する。
(8)表 彰 入賞者を授賞式に招待し、展示会場にて表彰を行う。
授賞式 H16年10月30日(土)14:00〜
(9)展 示 入賞・入選作品は東京駅八重洲地下街メインアベニューにて展示する
展示期間 H16年10月29日(金)〜11月4日(木)
(首都圏イベント“水土里の体験展’04”の一環として展示する。)
この他、各地開催のイベント等で展示する。
(10)作品の返却 応募作品は返却しない。ただし、各地域の参加団体経由での応募の場合には、参加団体へ返却する。(参加団体から応募者への返却は任意とする。)
(11)その他 入賞・入選作品の使用権は主催者に帰属するものとする。
「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2004 作品応募要領
(事務局への直接応募)
1.趣 旨
未来を担う子どもたちの絵画展への参加により、ふるさとのすばらしさを発見し、水と土への関心を高めてもらうとともに、出展作品の東京での展示により、多くの人々に農業・農村の魅力をアピールする。
また、21世紀土地改良区創造運動の一環として、作品の募集等を通じて、全国の水土里ネット等の関係団体と地域との交流を図る。
2.名 称
「ふるさとの田んぼと水」こども絵画展2004
3.主 催
全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)
都道府県水土里ネット
(都道府県土地改良事業団体連合会)
4.後援(予定)
農林水産省、文部科学省、総務省、環境省、全国地方新聞社連合会、他
5.開催内容
(1)テーマ 「ふるさとの田んぼと水」を見つけよう
(田んぼ、棚田、ため池、田んぼの生き物、農家の生活、農作業の様子など自由に)
(2)応募資格 小学生以下
(3)実施時期 応募締め切り 平成16年9月10日(金)
(4)募集方法
1.団体応募;参加登録を行った団体を通じた応募(別添団体参加要領による)
2.一般募集;事務局への直接応募
(5)審 査 開催趣旨を踏まえて、事務局で選
定する審査委員が審査する。
審査日程;予備審査9/下旬、本審査10月上旬
(6) 賞 以下の賞を予定する
農林水産大臣賞、文部科学大臣奨励賞、環境大臣賞
全国水土里ネット会長賞、ふるさと水と土優秀賞、地方新聞社連合会会長賞
各協賛企業賞等 全25点程度を予定
作品のとりまとめを行う各登録団体賞
(7)発 表 入賞・入選作品発表は、参加団体等を通じて本人または代表者に直接お知らせするほか、ホームページ「新・田舎人」フォーラム上で発表する。
(8)表 彰 入賞者を授賞式に招待し、展示会場にて表彰を行う。
授賞式 H16年10月30日(土)14:00〜
(9)展 示 入賞・入選作品は東京駅八重洲地下街メインアベニューにて展示する
展示期間 H16年10月29日(金)〜11月4日(木)
(首都圏イベント“水土里の体験展’04”の一環として展示する。)
この他、各地開催のイベント等で展示する。
(10)作品の返却 応募作品は返却しない。ただし、各地域の参加団体経由での応募の場合には、参加団体へ返却する。(参加団体から応募者への返却は任意とする。)
(11)その他 入賞・入選作品の使用権は主催者に帰属するものとする。
1.応募のきまり
(1)応募資格;小学生以下(クラスや学校単位等での共同作品も可)
(2)作品のテーマ;「ふるさとの田んぼと水」をみつけよう
田んぼや畑、水路やため池、そこに住む生き物、農村の生活、風景など、水・土・里にまつわる題材で自由に描いて下さい。
(3)四つ切り画用紙サイズ(38cm×54cm)以上。ただし、最大は90cm×190cmとします。
(4)作品の画材は自由です。
(5)応募作品は未発表のものに限ります。
(6)応募作品には、応募用紙に、作品名、名前、住所、電話番号、年齢、学年、学校名、描いた場所、を記入し、1点ずつ作品の裏、右下スミに、はがれないように貼り付けて下さい。共同作品の場合には、代表者名、全員の名前も明記し、応募用紙の近くに貼り付けて下さい。
応募用紙は、案内チラシ、およびホームページ「新・田舎人フォーラム」
http://www.inakajin.or.jp/(5月中旬以降掲載予定)をご覧下さい。
(7)応募〆切;2004年9月10日(金)
(8)応募先;〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町18-7 小網ビル
サン制作内「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展係
TEL 03-3669-8371 FAX 03-3669-8378
※各地域の登録団体を経由した応募も行っています、詳しくはお問い合わせ下さい。
2.賞
入賞約25点、入選約100点(全国選考)、参加団体賞(地域別選考)
3.入賞・入選の発表と展示
(1)入賞・入選作品の発表は、参加団体を通じて、本人または代表者にお知らせします。また、ホームページ「新・田舎人フォーラム」上でも発表いたします。(10月中旬)
(2)入賞作品授賞式:
全国選考約25作品の入賞者を親子各1名を招待し授賞式を行います。
日時 2004年10月30日(土)
場所 東京駅八重洲地下街メインアベニュー、水土里の体験展04会場
(3)入賞・入選作品展示
日時 2004年10月29日(金)〜11月4日(木)
場所 東京駅地下街メインアベニュー・センタースポット
平成16年5月主要行事報告 |
日 行 事 1 三和地区れんげまつり 7 安足土地改良事業推進協議会総会 10 農業農村整備事業推進連絡会議 10 下都賀農業振興事務所農村振興部所管事業担当者会議 13 利根川水系農業水利協議会栃木県支部総会 14 栃木県ふるさとまつり開催委員会委員・幹事合同会議 17〜21 農林二課会計検査 20 第12回全日本ホルスタイン共進会第3回栃木県実行委員会 20 関東ブロック土地改良換地士部会連絡協議会第29回通常総会 25 (社)農業農村整備情報総合センター通常総会 25〜26 関東一都九県水土里ネット協議会事務責任者会議 26 上三川北東部地区農業集落排水処理施設竣工式 26 栃木県土地改良総合償還対策事業審査委員会 26 上都賀土地改良事業推進協議会第27回通常総会 27 栃木県換地センター運営委員会 27 栃木県土地改良管理指導センター運営委員会 27 (社)日本農業集落排水協会通常総会 31 (社)農村環境整備センター通常総会
表紙写真説明 |
表紙の写真『野の語らい』
○撮影者
菅 谷 勇さん
(真岡市在住)
○撮影地 真岡市
○コ メ ン ト
平成15年度「美しいとちぎのむら写真コンテスト」景観保持・文化部門で最優秀賞に輝いた作品です。
審査員の講評は、「農村の緑をレンズを通して画面いっぱいに表現している。農村地域を癒しの空間として見た場合、二人の語らいが感じられ、正に癒しの風景にマッチした作品。画面構成もシンプルな中に配した人物が良いポイントとなっている。」というものでした。
○撮影者の手記
今年の夏は、天候不順で曇りがちの天候が多かったため、稲も生育不良で、この日も薄曇りの天気でした。
自宅の二階へ上がり外を見渡すと、稲、緑の中に二人の年輩の女性が座っているのが見え、思わずカメラに400mmレンズを用い、自宅二階のベランダへ飛び出し、手持ちで撮影。農村の和む時間がゆっくりと流れて行く、夏の昼下がりでした。
毎年、この時期になると自宅二階から見下ろし、緑色のジュウタンを敷き詰めたような田んぼを見るのが楽しみです。