『水土里ネットとちぎ』は本会の愛称です

『三連めがね橋』
−主な内容−

土地改良事業予算等の要望事項を国に陳情

農村総合整備事業・農業集落排水事業の
推進等を提案要望


総会決議事項を国に要請

県営土地改良事業換地業務感謝状贈呈式

那須野が原ウォークが開催される


清南大地花と農産物食の祭典

ふるさとの田んぼと水子ども絵画展2004

平石西部地区の竣工式

秋の褒賞・秋の叙勲

平成16年11月主要行事報告

表紙写真説明



土地改良事業予算等の要望事項を国に陳情
 関東一都九県水土里ネット協議会は、去る11月9日、平成16年度秋季総会における決議事項の国に対する農業農村整備事業推進に関する提案要望を農林水産省、財務省、関東農政局、関係国会議員に対して行った。

農業農村整備事業推進に関する提案書



提 案 書


[1]現状と課題
 関東地域は、都市化が進展する首都圏のほか、自然豊かな中山間地域や島しょも多く存在し、首都圏という巨大な消費地を有する地域特性を活かし、消費者のニーズに対応する多様な農業が展開されてきている。
 その一方、農業・農村の現状は、都市化・混住化の進展にともない、生産基盤としての農地の減少や、担い手の高齢化と後継者不足などの深刻な問題を抱えている。
 加えて集落機能の低下等により、地域共同の農地・農業用水等の保全管理体制の脆弱化等、様々な課題に直面している。

1農業農村整備事業推進上の課題
 農業農村整備は、食料の安定供給の確保や農業の多面的機能を活かした自然環境の保全など、その果たしている役割は極めて大きい。
 現在、農政の主要案件の一つが食料自給率の向上であり、このための各種施策の展開が図られている。
 中でも農業生産基盤整備事業はこの根幹をなすものであり、国と地方の緊密な連携により、重点的・計画的に推進していくことが課題となっている。

2土地改良施設管理上の課題
 どの地域においても、既に整備した土地改良施設の老巧化が進行しており、保守点検や整備補修等の費用増大に対して今後どう対応していくかが課題となっている。

3中山間地域の農業振興上の課題
 中山間地域においては、担い手の高齢化や後継者不足が急速に進行していることに加え、農業生産条件の不利な地域が多く、耕作放棄地の増加も著しくなっており、多面的機能の低下が特に懸念される。
 耕作放棄地の増加防止や多面的機能の維持増進に、今後どのように対応していくかが課題となっている。

4土地改良事業団体連合会の業務拡大上の課題
 各都県において、農業農村整備事業の積極的な推進を図ってきた土地改良事業団体連合会にあっては、近年の事業を取り巻く情勢の変化から、その運営が急速に厳しい状況となっている。そのため、業務拡大等にどう取組んでいくかが課題となっている。

[2]事業推進に関する提案
1農業農村整備事業推進のための支援
(1)農政の抜本改革と農業農村整備

・食料自給率向上のため、農業生産基盤整備事業の計画的な推進
・新たな土地改良長期計画に基づき、「いのち」、「循環」、「共生」の視点に立った環境との調和に配慮した計画的かつ総合的な事業の実施

(2)国と地方の緊密な連携による、農業生産基盤整備事業の重点的、計画的な推進と地域の実態に即した事業展開
・農業生産基盤整備の基幹となる経営体育成基盤整備事業(ほ場整備事業)及び農道整備事業(広域農道や一般農道)の重点的・計画的な推進

(3)農村整備事業、農業集落排水資源循環統合補助事業の推進
・農業用用排水の水質保全や農村生活環境の改善及び農業資源循環の推進

(4)米政策改革推進に向けた農業用水利施設への継続的な支援
・農業構造改革の加速化に対応した農業水利施設の効率的な管理等の実現

(5)農村地域資源に関する適正な評価
・農村地域が果たしてきた役割の再評価

2土地改良施設の管理に対する支援
(1)国営造成施設管理体制整備促進事業(管理体制整備型)制度の延長

・土地改良区の農業水利施設管理体制の整備促進

(2)土地改良施設維持管理適正化事業等、施設の整備や補修のための事業制度の充実
・土地改良施設の適切な維持保全による施設の長寿命化の推進

3中山間地域の農業振興に対する支援
(1)中山間地域等直接支払制度の延長

(2)中山間地域における農業農村整備事業の推進

(提案書のみ)
4土地改良事業団体連合会の業務拡大に対する支援
(1)技術センターとしての活動支援

・既存ストックの整備・保全管理にかかる技術の提供

(2)農業農村基盤整備センターとしての活動支援
・施設の維持管理や土地利用調整などの基礎となる情報提供及び支援(データーベース)

(3)会員業務の支援センターとしての活動支援
・会員(土地改良区・市町村)業務の直接支援(発注者支援業務等)
・住民参加活動などの推進のための支援

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農村総合整備事業・農業集落排水事業の推進等を提案要望
 関東地区農村総合整備推進協議会は、10月29日に第31回通常総会を東京都において開催し、国に対する提案及び要望事項を採択し、同日農林水産省及び関東農政局並びに関係国会議員に陳情を行った。
 なお、提案及び要望事項は、次のとおり。


提案要旨

 関東ブロック管内の農業農村整備事業の推進につきましては、平素より格別のご高配を賜り、関係者一同深く感謝申し上げます。
 特に、一都九県からなる関東地域は、東京・横浜といった大都市とこれを取り巻く地域からなり、それぞれ地域の特徴を生かした農業を展開する中で、「食料生産」はもとより、「環境保全」や「自然生態系の保全」など、私たちの生活環境の多くを担っております。
 しかしながら、農業を取り巻く環境は農産物の輸入自由化による価格の低迷に加えて、農業従事者の高齢化や担い手不足により、耕作放棄地の増加と中山間地域の活力低下など、多くの課題を抱えております。
 このような農業・農村の実態とは相反し、経済の進展により個々の価値観や生活様式が多様化し、国民から農業・農村や中山間地域に「ゆとり」や「安らぎ・癒しの場」としての評価が高まるなど、「都市と農村の共生・対流」に期待が寄せられております。
 このため、これまでも農業・農村の活性化と維持・保全に向けた様々な事業展開を図ってきたところでありますが、都市部に比べ生産基盤のみならず生活環境基盤など、あらゆる整備が遅れている「農業・農村」「中山間地域」の健全な地域形成と構築に向けた施策についてさらなる支援強化と拡充に向けた予算措置を提案いたします。

1農村総合整備事業等の推進について
 平成14年に出された『「食」と「農」の再生プラン』においても、「農業構造改革の加速」と「食の安全と安心の確保」及び「都市と農山漁村の共生・対流」を3本の柱として、美の国づくりに向けた「食農一環」施策を展開することとしています。
 これらの施策も、健全な農業・農村が維持・保全されていることが前提であると同時に、特に、共生・対流はそれぞれ自立する者同士が交流することであり、どちらかに寄りかかろうとするものではないことから、健全な農業・農村及び中山間地域の構築に向け、次の事業についてさらなる充実と推進に向けた予算措置を提案いたします。

 (1)農村総合整備統合補助事業
 (2)農村振興総合整備事業(統合補助事業を含む)
 (3)田園空間整備事業
 (4)集落基盤整備事業
 (5)集落地域整備統合補助事業
 (6)むらづくり交付金
 (7)美しいむらづくり総合整備事業

2農業集落排水事業の推進について
 農業・農村地域は、食料の生産はもとより国土の保全、水源のかん養、自然生態系の保全など数多くの役割を担っております。
 しかしながら、農村集落は混住化の進展に伴う生活様式の多様化により、農業用水の汚濁の進行による農作物への生育障害など多くの課題が発生しております。
 21世紀は「潤いや心の豊かさ」を求めた、「安全・安心を望む精神文化」の時代だといわれ、「都市と農村との共生・対流」においても、農業・農村への期待は大きなものであることから、安らぎや潤いのある美しい農村空間を構築するため、農村地域の水質保全に特段の配慮と、農業集落排水事業のさらなる拡充を提案いたします。
 また、平成12年度に制定された循環型社会形成促進基本法においては、資源循環型社会の構築が求められていることから、循環型農業・農村の実現に向けた農村地域のバイオマス利活用の促進や、地域一体で取り組む環境を育む農村地域への支援等について、さらなる予算措置を提案いたします。


要望要旨

 関東ブロック管内の農業農村整備事業の推進につきましては、平素より格別のご高配を賜り、関係者一同深く感謝申し上げます。
 特に、一都九県からなる関東地域は、東京・横浜といった大都市とこれを取り巻く地域からなり、それぞれ地域の特徴を生かした農業を展開する中で、「食料生産」はもとより、「環境保全」や「自然生態系の保全」など、私たちの生活環境の多くを担っております。
 しかしながら、農業を取り巻く環境は農産物の輸入自由化による価格の低迷に加えて、農業従事者の高齢化や担い手不足により、耕作放棄地の増加と中山間地域の活力低下など、多くの課題を抱えております。
 このような農業・農村の実態とは相反し、経済の進展により個々の価値観や生活様式が多様化し、国民から農業・農村や中山間地域に「ゆとり」や「安らぎ・癒しの場」としての評価が高まるなど、「都市と農村の共生・対流」に期待が寄せられております。
 このため、これまでも農業・農村の活性化と維持・保全に向けた様々な事業展開を図ってきたところでありますが、都市部に比べ生産基盤のみならず生活環境基盤など、あらゆる整備が遅れている「農業・農村」「中山間地域」の健全な地域形成と構築に向けた施策についてさらなる支援強化と拡充に向けた予算措置を要望いたします。

1農村総合整備事業等の推進について
 平成14年に出された『「食」と「農」の再生プラン』においても、「農業構造改革の加速」と「食の安全と安心の確保」及び「都市と農山漁村の共生・対流」を3本の柱として、美の国づくりに向けた「食農一環」施策を展開することとしています。
 これらの施策も、健全な農業・農村が維持・保全されていることが前提であると同時に、特に、共生・対流はそれぞれ自立する者同士が交流することであり、どちらかに寄りかかろうとするものではないことから、健全な農業・農村及び中山間地域の構築に向け、次の事業についてさらなる充実と推進に向けた予算措置を要望いたします。

 (1)農村総合整備統合補助事業
 (2)農村振興総合整備事業(統合補助事業を含む)
 (3)田園空間整備事業
 (4)集落基盤整備事業
 (5)集落地域整備統合補助事業
 (6)むらづくり交付金
 (7)美しいむらづくり総合整備事業

2農業集落排水事業の推進について
 農業・農村地帯は、食料の生産はもとより国土の保全、水源のかん養、自然生態系の保全など数多くの役割を担っております。
 しかしながら、農村集落は混住化の進展に伴う生活様式の多様化により、農業用水の汚濁の進行による農作物への生育障害など多くの課題が発生しております。
 21世紀は「潤いや心の豊かさ」を求めた、「安全・安心を望む精神文化」の時代だといわれ、「都市と農村との共生・対流」においても、農業・農村への期待は大きなものであることから、安らぎや潤いのある美しい農村空間を構築するため、農村地域の水質保全に特段の配慮と、農業集落排水事業のさらなる拡充を要望いたします。
 また、平成12年度に制定された循環型社会形成促進基本法においては、資源循環型社会の構築が求められていることから、循環型農業・農村の実現に向けた農村地域のバイオマス利活用の促進や、地域一体で取り組む環境を育む農村地域への支援等について、さらなる予算措置を要望いたします。

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総会決議事項を国に要請
全国土地改良施設管理事業推進協議会
 全国土地改良施設管理事業推進協議会(会長:野中広務全国水土里ネット会長)第8回総会は、去る11月2日、東京都千代田区平河町において、渡辺喜美衆議院議員、農林水産省の川村秀三郎農村振興局長ほか多数の来賓を招き、全国の会員多数が出席して総会を開催した。
 この協議会は、土地改良施設の国による直轄管理及び県の管理による補助管理の受益団体で結成されていた「基幹土地改良施設管理事業推進協議会」と土地改良区等の管理業務担当者の特別指導を実施する都道府県水土里ネットで結成されていた「全国土地改良施設技術管理事業促進協議会」を平成9年に発展的に統合して発足したものである。
 総会に先立って、日本自然エネルギー株式会社取締役副社長の稲垣守人氏を講師に迎え、「農業用水を有効に活用し、小水力発電を推進しよう」と題して約1時間の講演会を行った。
 総会においては、平成17年度施設管理関係予算要求の概要、国営造成施設管理体制整備促進事業の拡充、三位一体改革における地方六団体案等について、齊藤政満農林水産省農村振興局水利整備課施設管理室長から説明があった後、予定した6議案を原案どおり議決・承認して総会を終了した。
 なお、総会終了後、陳情団を編成し、平成17年予算に関する要請書を財務省及び農林水産省並びに関係国会議員に提出した。
 なお、要請書の内容は次のとおり。


要請書

 国営土地改良事業等によって造成された基幹的な土地改良施設に係る管理事業の実施に当たりましては、平素から格別の御高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 ご承知のとおり、ダム、頭首工、用排水路などの土地改良施設は、農業生産を支える重要な施設であるばかりではなく、地域社会にとっても欠かすことのできない社会資本としての役割を担っており、施設機能の長期にわたる維持保全並びに安全かつ適正な管理が強く要請されております。
 このため、関係受益団体一同としては、関係行政機関のご指導の下に、日夜これら施設の管理事業に取り組んでいるところであります。
 平成17年度の予算編成に当たりましては、次のとおり制度の充実・強化等予算の確保に対しまして、特段の御高配を賜りますよう受益団体挙げて要請申し上げます。


1 直轄管理事業・広域農業水利施設総合管理事業・国営造成施設県管理費補助事業・基幹水利施設管理事業の推進について
 直轄管理事業、広域農業水利施設総合管理事業、国営造成施設県管理費補助事業及び基幹水利施設管理事業は、土地改良施設のうち重要かつ公共性の高い施設を対象とするものであり、特に施設が大規模化、複雑化している今日においては、その果たす役割は、極めて重要であります。
 つきましては、要求予算枠の確保につきまして、特段の御配慮を賜りますようお願い申し上げます。

2 国営造成施設管理体制整備促進事業(管理体制整備型)の推進と制度の充実・強化について
 近年の都市化・高齢化の進展や構造政策の推進による組合員の減少に伴い、土地改良区の管理負担が著しく増大する一方で、農業水利施設の持つ洪水防止機能等の多面的機能の役割は増大しており、その機能の発揮に対する国民の要請はますます高まっております。
 このような情勢に対応し、国が造成した農業水利施設等が、多面的機能を適切に発揮するため、非農家の管理参画を促進するとともに、施設の適切な維持保全と長寿命化を目的とした予防保全対策を実施することにより、施設の管理体制の強化を図り、施設の効率的な管理を実現することが必要であり、このような取組みが定着するまでの間、本事業を拡充することが不可欠であります。
 つきましては、制度の充実・強化と要求予算枠の確保につきまして、特段の御配慮を賜りますようお願い申し上げます。

平成16年11月2日
 
全国土地改良施設管理事業推進協議会
 会長 野 中 広 務

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県営土地改良事業換地業務感謝状贈呈式
 県営土地改良事業の換地業務が完了した土地改良区に対する感謝状の贈呈式が、去る10月18日に栃木県公館において開催され、長年にわたって土地改良事業の円滑な推進に尽力され、換地業務を完了した次の4土地改良区に対し、栃木県知事よりそれぞれ感謝状が贈呈された。


「瑞穂野西部土地改良区」

「寺尾南部土地改良区」


「金井蛇川土地改良区」

「船生土地改良区」



平成16年度感謝状贈呈の土地改良区の概要
土地改良区名理事長名事務所所在
市町村名
事業名地区名換地
区名
面積
(ha)
換地処分
公告年月日
工事
期間
瑞穂野西部
土地改良区
理事長
渡辺  弘
宇都宮市県営圃場
整備事業
瑞穂野西部
地区
252.4平16.2.17S3〜H13
寺尾南部
土地改良区
理事長
篠崎 通男
栃木市県営圃場
整備事業
寺尾南部
地区
1
2
62.9
29.8
平15.10.21
平15.10.21
H4〜H12
金井蛇川
土地改良区
理事長
平山 兼廣
那須町県営圃場
整備事業
小島
地区
69.5平16.3.23H8〜H14
船   生
土地改良区
理事長
高橋 孝二
塩谷町県営圃場
整備事業
船生北部
地区
43.3平15.10.14H9〜H14

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那須野が原ウォークが開催される
 去る10月2日、那須野ケ原の水利開発を中心とした歴史的施設と現在の水利施設を訪ねる「那須野が原ウォーク」が開催された。
 このウォーキングは、那須野ケ原地区管理体制整備推進協議会(水土里ネット那須野ケ原・黒磯市・大田原市・西那須野町・塩原町・湯津上村)と田園空間博物館運営協議会、栃木県21世紀土地改良区創造運動本部の主催で、約120名の一般参加者が、先達の苦労と偉業を知るとともに、風光明媚な景観と自然の豊かさに直接触れながら、西岩崎頭首工や那須疏水の新旧施設、田園空間博物館サテライト等を訪ね歩いた。
 当日は、汗ばむほどの好天に恵まれ、透きとおった秋空のもとで、普段の暮らしの中では感じることのできない解放感や清涼感を満喫することができた。
 行程は、午前中が主催者の用意したバスに乗って、土地改良施設を見学。午後は、土地改良施設や歴史的施設の松方別邸等を訪ね歩く、約6.7Kmのウォーキングという多彩な内容であったが、見学とレジャーを兼ね備えたイベントとして成功裡に終了した。


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清南大地花と農産物食の祭典
 水土里ネット清南(清原南部土地改良区)、清原南部明るいむらづくり推進会議、清南地区地域振興推進協議会、清南地区市民センターの共催による「清南大地花と農産物食の祭典」は、去る10月16日、宇都宮市氷室町のテクノ通り建設予定地において、関係者や周辺住民の家族約1,200名の参加を得て盛大に開催された。
 当日は、開会前に特設ステージにおいて、清原上籠谷お囃子会によるお囃子で参加者を出迎える趣向が施され、雰囲気を盛り上げた。
 正午に川上忠一水土里ネット清南理事長が「県営畑総の完了が間近となっている。会場のテクノ通り建設予定地も間もなく着手される。国営かん排により農業用水が安定した当地域は、畑作農業に活路を見いだし、変貌を遂げようとしているが、更なる振興発展を願いつつ、次世代に誇りを持って引き継ぎたい。」と開会挨拶を述べ、国井正幸参議院議員、高橋文吉栃木県議会議員、渡辺正行宇都宮市農務部長が来賓祝辞を述べた後、川上理事長の合図でいっせいに炭に着火し、バーベキュー大会が始まった。
 早速、本県出身の東京太夫妻による漫才で場を盛り上げ、最高潮に達したところで、参加者によるカラオケ大会、抽選会と進行するうちに、たちまち午後3時頃になり、盛会裡に終了した。
 参加者は、地元野菜の即席直売所で新鮮な野菜を購入したり、バーベキューはじめ、手打ちうどん、そば、焼き芋、綿飴などの模擬店で手作りの味を堪能した。また、会場周辺に育てたお花畑では、親子で戯れる姿も見られた。
 このような取り組みは、土地改良区が地域と一体となって地域の振興・発展に貢献し、農業者はもとより一般の住民に土地改良区への理解を深めてもらい、もって土地改良区の運営を円滑に進めようという試みであり、これからの土地改良区の在り方を探る21世紀土地改良区創造運動の先駆的な取り組みの一つである。

 

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「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2004
 ふるさとの田んぼと水・子ども絵画展2004は、全国水土里ネット等の主催、農林水産省等の後援で実施。7674点の応募作品の中から、入賞作品24点、団体賞19点、入選作品105点が選ばれた。このうち本県関係では、入選作品に14点が入った。入賞者24名には、10月30日、東京駅八重洲地下街メインアベニュー展示会場(10月29日〜11月4日、一般に展示)において表彰状が伝達された。
 入賞作品は、全国土地改良事業団体連合会のホームページ、新・田舎人フォーラム
(http://www.inakajin.or.jp/)で閲覧可能。貸出しにも応じている。


「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2004

県内入選者(敬称略)
「田んぼのおたまじゃくし」
 つくし幼稚園5歳       高 橋 美 音

「だいすきなおとうさん」
 南那須町立荒川小学校1年   大 島 千 穂

「いえのうしろの田んぼで…」
 氏家町立氏家小学校2年    日下部 菜 帆

「よぞら」
 黒磯市立鍋掛小学校2年    大 島 ゆ い

「いえのよこの田んぼ」
 氏家町立氏家小学校2年    岡 安 良 恵
「美しい緑」
 高根沢町立阿久津小学校3年  北 條 裕 資

「やった!トンボが指にとまった!」
 宇都宮市立泉ヶ丘小学校4年  大 川 仁 海

「なぞの生物発見」
 足利市立久野小学校4年    久 保 杏 菜

「うちのかんぴょう」
 高根沢町立中央小学校4年   山 口   渉

「夜中の虫たち」
 上河内町立東小学校5年    辻   正 朗

「そば畑」
 茂木町立中川小学校5年    矢 野 瑞 希

「ふるさとの光る川」
 今市市立猪倉小学校5年    菱 沼 千 容

「心に残った夕やけ」
 足利市立久野小学校6年    久 保 千 秋

「ふるさとの景色」
 南河内町立緑小学校6年    菊 地 成 美

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平石西部地区の竣工式
 このほど、県営圃場整備事業の平石西部地区が竣工の運びとなり、11月16日、現地での記念碑除幕式と祝賀会が挙行された。
 式典には、栃木県知事代理の小林恒夫栃木県農務部次長兼農政課長、渡辺政行宇都宮市農務部長、増渕賢一栃木県議会議員他多数の来賓と吉澤孝平石西部土地改良区理事長はじめ多くの役員が出席し、盛大に挙行された。


◆事業の概要◆
事 業 名 県営圃場整備(秩序形成)事業
地区面積 145ha
総事業費 12億8200万円
工  期 平成4年度〜平成15年度
組合員数 167名


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秋の褒章・秋の叙勲
秋の褒章

 政府は11月2日付けで平成16年秋の褒章の受章者を発表した。
 総数は、816人と14団体。うち県内在住者は、15人が受章した。土地改良関係では、廣田源太郎益子町土地改良区理事長が黄綬褒章に、渡辺渡猪倉土地改良区理事長が藍綬褒章に輝いた。

黄綬褒章(業務精励功労)
廣 田 源太郎(79歳)


芳賀郡益子町大字山本在住。昭和16年から農業に従事。昭和51年から平成12年まで益子町土地改良区常務理事、平成12年から理事長を務める。この間、芳賀郡市土地改良区協議会理事、益子町議会議員を歴任する。

藍綬褒章(地方自治功労)
渡 辺   渡(62歳)


今市市猪倉在住。今市市議会議員から昭和62年に栃木県議会議員に初当選後連続5期。平成14年に議長を務める。平成8年の猪倉土地改良区を設立と同時に理事長を務める。


秋の叙勲

 政府は11月3日付けで平成16年秋の叙勲の受章者を発表した。
 総数は、4,065人。うち県内在住者は、53人が受章した。土地改良関係では、熊田善大田原市土地改良区前副理事長が旭日単光章に輝いた。

旭日単光章(土地改良功労)
熊 田   善(75歳)


大田原市北金丸在住。昭和56年から平成11年まで相の川土地改良区理事長、平成11年から平成16年まで大田原市土地改良区副理事長を務める。この間、大田原市土地改良協議会長を務め、市内の18土地改良区の合併に尽力した。他に、那須野原ヶ土地改良区連合理事、大田原市議会議員を歴任する。

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平成16年8月主要行事報告
行  事
2全国土地改良施設管理事業推進協議会第8回通常総会
8平成17年4月本会職員採用二次試験
8〜12農業農村整備技術強化対策事業技術支援研修(発注者支援一般部門)
9農業集落排水事業みずほ西地区処理施設建設工事安全祈願祭
9県営経営体育成基盤整備事業水無森友地区起工式
9関東一都九県水土里ネット秋季総会決議事項陳情
9平成16年度美しいとちぎのむら写真コンテスト審査委員会
10〜11平成16年度農業農村整備技術強化対策事業施工技術研修会
12平成16年度農業経営基盤強化促進大会
15〜19農業農村整備技術強化対策事業技術支援研修(施工管理部門)
16県営圃場整備事業平石西部地区竣工式
18第40回農地集団化事業推進全国研修会
18平成17年度農業農村整備事業予算拡大陳情
18農業農村整備の集い
18〜19平成16年度関東地区農村総合整備推進事業研修会・第14回農業集落排水研修会
24〜25平成16年度ふるさと水と土基金全国研修会
25平成16年度農業農村整備技術強化対策事業一般研修会
26平成16年度関東農地集団化推進協議会研究会
28自然環境フォーラム(河内町)

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表紙写真説明

表紙の写真『三連めがね橋』

○撮影者
 石 山 敏 節さん
 (小山市在住)

○撮影地 小山市羽川

○コ メ ン ト
 平成15年度「美しいとちぎのむら写真コンテスト」農業農村整備部門で入選に輝いた作品です。
 小山市羽川地内の大沼親水公園に整備されためがね橋の写真です。農業用のため池ですが、老朽化に伴う改修、水辺環境の保護と地域住民への憩いの場の提供を目的に整備されました。
 休日には、多くの市民が家族連れで訪れ、思い思いに過ごしております。
 

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