『水土里ネットとちぎ』は本会の愛称です

『県営ほ場整備事業琵琶池地区に飛来したコハクチョウ』
−主な内容−

新年ごあいさつ
◇水土里ネットとちぎ会長 大久保寿夫

◇栃木県知事 福田富一

◇栃木県農政部長 水沼裕治

◇栃木県農政部農村振興課長 渡邉和明

◇栃木県農政部農地整備課長 池田真久

会議・総会・部会
◇平成25年度第3回理事会を開催

◇平成25年度第1回農業農村整備部会を開催

◇「農業農村整備の集い」を開催

事業情報
◇第36回全国土地改良大会が北海道で開催

◇とちぎ“食と農”ふれあいフェア2013に出展

◇栃木県土地改良換地士部会優良先進地視察研修会を開催

◇県営土地改良事業の換地業務が完了した土地改良区に知事より感謝状を贈呈

◇農業農村整備を推進する会 第5回通常総会・意見交換会を開催

◇栃木県に対する要請活動を実施

◇美しいとちぎのむら写真コンテスト審査委員会を開催

◇平成25年度 農地・水保全管理支払交付金
  「田んぼまわりの生きものマップコンテスト」の審査を開催



竣工式
◇県営経営体育成基盤整備事業 佐川南地区起工式を開催

◇県営経営体育成基盤整備事業 田川流域地区起工式を開催

◇県営経営体育成基盤整備事業 矢野口地区安全祈願祭を開催

会員土地改良区(連合)情報
◇南河内地区土地改良区合併予備契約書調印式を開催

◇各種資格取得者(平成25年4月〜12月)

◇シリーズ土地改良区紹介IX 水土里ネット西鬼怒川(宇都宮市)

案内
◇今般の施策の見直しに関する関東ブロック説明会が開催

◇株式会社日本政策金融公庫からのお知らせ

◇出前講座を活用しましょう

◇平成25年度土地改良区等職員研修会のお知らせ

◇第92回通常総会のお知らせ

裏表紙
◇ 迎春







  新年のごあいさつ
水土里ネットとちぎ
  (栃木県土地改良事業団体連合会)
    会 長  大久保 寿 夫


 新年あけましておめでとうございます。
 会員の皆様方には、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 平素より本会の業務運営につきましては、格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 昨年は早春から晴天に恵まれ、順調に水稲作付けが行なわれたところでありますが、例年に比べ降雨量が少なく、取水制限が実施され、 機械揚水の地域では電気料金が大幅に増加するなど、大変苦労をされた一年であったことと思います。
 また、全国各地で真夏日が続き、高知県四万十市では国内観測史上最高気温となる41.0度が記録されるとともに、温暖化により多くの台風が日本に接近・上陸し、各地で被害が多発するなど、全国的に異常気象の一年でもありました。
 明るいニュースでは、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏、両名の国民栄誉賞受賞、富士山の世界文化遺産登録、2020年夏季オリンピック東京開催決定などが、私達国民に夢と活力を与えてくれた出来事ではなかったでしょうか。
 さて、昨今の農業農村を取り巻く情勢につきましては、担い手の減少や高齢化の進行、耕作放棄地の増加、並びに食料自給率の低迷など多くの課題が山積しており、更に、今進められておりますTPP(環太平洋経済連携協定)交渉の行方によっては、我が国の農業・農村に甚大な影響を及ぼすことが懸念されております。
 この様な中、国におきましては、生産現場の強化、需要と供給をつなぐバリューチェーンの構築、需要フロンティアの拡大、農山漁村の多面的機能の発揮を柱に、産業政策と地域政策を車の両輪として「攻めの農林水産業」を推進することを掲げ、新たに都道府県単位に農地中間管理機構を設置し、担い手への農地集積と企業の参入により農業の競争力を強化し、併せて、日本型直接支払制度(多面的機能支払)を創設し、農地を維持するための活動と農業生産資源や農村環境の質的向上を図る活動を支援することとしております。
 また、これらの施策に加えまして、老朽化した農業水利施設の保全整備や耐震化等の防災・減災対策を講じる「国土強靭化」についても、進められることとしております。
 一方、県におきましては、国際化に対応できる強い農業の確立に向けた、新たな魅力と価値を創造する「進化する農業・栃木」を目指し、各種の施策を展開しております。
 我々土地改良関係者といたしましては、この様な国、県が目指す方針に呼応し、農業・農村の維持的な発展のために、積極的に貢献して行かねばならないと考えております。
 農業・農村は、安全安心な食料供給はもとより、豊かな水と自然、美しい景観形成など多面的機能により、美しい国土と国民生活を支えています。
 これらの機能を将来にわたり維持・保全するためには、農業農村整備事業の着実な推進が不可欠であり、今後とも農業生産の基盤となる農地や農業用施設を整備保全し、子孫へと継承していくことが、私達土地改良に携わる者の責務であると考えます。
 本会といたしましても、会員の皆様方のご意見を賜り、適正な業務運営に努めるとともに、関係機関との連携を図りながら、皆様方の負託に応えられるよう、役職員が一体となって努力して参る所存ですので、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、会員の皆様方のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

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  新年知事あいさつ
    栃木県知事 福 田 富 一


 県民の皆様、あけましておめでとうございます。
 日本経済は、政府が打ち出した経済政策等により企業収益の改善が進み、景気は回復しつつあります。さらに、政府は、デフレからの早期脱却と経済再生の実現に向け、「日本再興戦略」の具体化を加速しており、今年は景気回復の動きがより確かなものとなることを期待しております。
 さて、昨年は、東日本大震災からの復興を仕上げの段階へと進めるため、県を挙げて、県産農産物等の安全・安心の確保や戦略的な観光誘客対策、再生可能エネルギーの導入拡大などに取り組んで参りました。県民の皆様の“ふるさととちぎ”への強い思いが原動力となり、着実に復興を遂げてきたと感じております。
 今年は、これまでの復興の取組を推進力に、更なる高みを目指し、復興から成長・発展へと飛躍するときであると考えております。
 そのため、4年目となる栃木県重点戦略「新とちぎ元気プラン」の着実な推進とともに、「復興から力強い成長に向けた取組」、「“とちぎ力”の発信」の2点を重点事項として取り組むこととしております。
 「復興から力強い成長に向けた取組」では、引き続き、風評被害の払拭、指定廃棄物の処理など東日本大震災に係る課題の解決に向け、取組を着実に進めていくとともに、「日本再興戦略」に呼応し、本県の成長の基盤となる中小企業等の経営力の向上や新事業創出に向けた支援の強化、本県の農林水産物等の国内外への売り込み、さらには国内外からの観光誘客促進などの取組を進めて参ります。また、本県経済を着実に成長軌道に乗せるためには、人材の育成・活用が重要であることから、若者、女性そして高齢者が持てる能力を発揮できる環境を整備するとともに、障害者の社会参加を支援して参ります。加えて、世界で活躍できるグローバル人材の育成にも積極的に取り組んで参ります。
 「“とちぎ力”の発信」では、本県が全国に誇る多彩な地域資源や質の高い農林水産物等のとちぎの魅力・実力に更に磨きをかけるとともに、オール栃木体制で発信力の強化を図り、全国の人々を惹きつけ、本県が様々な分野で選ばれるよう取り組んで参ります。また、1月28日から2月2日にかけて開催する「ひかりの郷 日光国体」や10月に開催する「ねんりんピック栃木2014」などの大型イベント等を活用しながら、観光プロモーションを戦略的に展開して参ります。
 今後とも「元気度 日本一 栃木県」の実現に全身全霊を傾けて参りますので、県民の皆様のより一層の御理解と御支援をよろしくお願いいたします。
 年の始めに当たり、私の所信を申し上げますとともに、皆様にとって素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
平成24年1月

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  農政部長あいさつ
  栃木県農政部長 水沼 裕治


 新年あけましておめでとうございます。
 皆様には、健やかに輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また、日ごろより本県農政の推進につきまして、深い御理解と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 県ではこれまで、東日本大震災に伴う放射性物質対策に最優先で取り組み、その上で、「とちぎ農業成長プラン」に掲げた7つの重点戦略に基づき、各種施策を積極的に推進して参りました。その結果、新規就農者が過去最高の245名となるとともに、いちごの「スカイベリー」、米の「とちぎの星」等の新品種が次々と開発・普及され、さらに農業の6次産業化の取組が拡大するなど、明るい状況も生まれつつあります。
 こうした中、国では、「農林水産業・地域の活力創造プラン」を昨年12月に決定し、米政策の見直しや農業の多面的機能維持に着目した日本型直接支払制度の創設のほか、担い手への農地集積を促進するための農地中間管理機構など、農業施策の大転換を図ろうとしております。
 県ではこうした状況を踏まえ、本県農業の産業活力をさらに高め、このふるさとの美しい田園風景、農業・農村が育んだ文化や伝統を将来に引き継ぐため、攻めの農政を展開して参りたいと考えております。
 そこで、昨年末に立ち上げた「栃木県農業成長戦略検討会議」での検討結果等を踏まえ、今後の施策にしっかりと反映しながら、魅力ある農業の実現に向けて、全力で取り組んで参ります。
 中でも農業農村整備については、農業生産性の向上はもとより農村環境の整備に有効な事業であるため、大区画化を進める圃場整備や、老朽化の進む農業水利施設の維持更新、さらには再生可能エネルギーの利活用など、地域の整備要望に応じて事業を重点的に推進して参ります。
 今後とも、関係機関・団体と密接な連携を図りながら、若者たちが希望の持てる「成長する栃木の農業」を目指して参りたいと考えておりますので、皆様の一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆様方の御健勝と益々の御繁栄を祈念申し上げまして、年頭のあいさつといたします。

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  農政部農村振興課長あいさつ
栃木県農政部農村振興課長
渡邉 和明


 新年あけましておめでとうございます。
 皆様方には、健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
 震災後の農村の活性化を図るため、昨年は県産農産物を使った多彩なジェラートを活用して農村への誘客を図る「ハッピージェラート栃木プロモーション」の展開や、「とちぎ“食と農”ふれあいフェア」、「食と田園のウォーキングツアー」等の都市農村交流イベントを通して、本県の「食と農」の実力と魅力の発信に努めて参りました。
 また、「とちぎ農業成長プラン」に基づき、農山村における再生可能エネルギーの利用促進や農村環境保全活動、中山間地域における協働活動の強化、鳥獣害対策、さらには農業基盤や快適な生活環境の整備等に取り組んで来たところであります。
 “元気度 日本一 栃木県”の実現には、農山村の活力が不可欠ですので、今後とも、こうした取り組みを更に発展させて参りたいと考えております。
 さて、農業農村を取り巻く情勢は急速に変化しております。TPP協定交渉の動きに加え、昨年末には「農林水産業・地域の活力創造プラン」が策定され、産業政策と地域政策を車の両輪として、農業・農村全体の所得を今後10年間で倍増させることを目指す農政改革が進められています。
特に、新たに創設される「多面的機能支払」は、これまで農業水利施設の維持管理や長寿命化を担ってきた農地・水保全管理支払がベースとなり新たに創設された制度で、農地や水路等を維持管理する集落の体制を維持し、担い手への農地集積を後押ししようとするものです。
このような中、本県においては「栃木県農業成長戦略検討会議」を立ち上げ、本県農業を魅力ある成長産業に発展させるため、国の農業政策転換に的確に対応しながら、本県の強みや発展可能性を最大限に活かすための農業振興策等を検討しているところであります。
当課といたしましても、地域資源を活かした農山村の元気創出を図るための施策を積極的に推進し、明るい話題を一つでも多く提供して参りたいと考えておりますので、本年も、会員の皆様の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
結びに、栃木県土地改良事業団体連合会の益々の御発展を祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。



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  農政部農地整備課長あいさつ
栃木県農政部農地整備課長
池田 真久


 新年あけましておめでとうございます。
 平成26年の年頭に当たり、謹んで新春のごあいさつを申し上げます。
 皆様には、日ごろから農業農村整備事業の円滑な推進に格別の御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年の本県農業を振り返りますと、いちご新品種「スカイベリー」の本格出荷へ向けた取組が始まるなど明るい話題に加え、東日本大震災からの復興を仕上げの段階へと進める中、被災した農地や農業用施設等の復旧工事が全て完了し、本県農業のさらなる成長と発展が期待される年となりました。また、農業生産構造の改革促進に大きく貢献された栃木県ほ場整備連絡協議会が設立20周年を迎え、知事出席のもと記念大会が盛大に開催されたことも、誠に意義深いものでありました。
 これもひとえに、貴連合会及び会員の皆様の深い御理解と御尽力のたまものと考えております。

 さて、グローバル化の進展など農業農村を取り巻く情勢が大きく変化する中、国では、米政策の大幅な見直しや日本型直接支払制度の創設、農地中間管理機構の設立による担い手への農地集積の強化など、国民の食糧供給の要となる農地の有効活用や農業経営のさらなる規模拡大に向けて、農業政策の大きな転換を図ろうとしております。
 このため、県といたしましては、こうした農業を巡る状況の変化に的確に対応するため、「栃木県農業成長戦略検討会議」での議論や、皆様からの貴重な御意見等を踏まえながら、収益性の高い農業の確立に向け、各種施策に取り組んで参ります。
 特に農業農村整備につきましては、農地の高度利用や担い手への農地集積に向け、整備の遅れている地域を中心に圃場整備を積極的に推進するとともに、基幹的な農業水利施設の機能診断を集中的に行うなど、長寿命化に向けた適切な保全管理や更新整備を推進して参ります。さらには、農業水利施設等の維持管理に大きな役割を担っている土地改良区の活性化と運営強化に対する支援にも引き続き取り組んで参りたいと考えております。
 今後とも、本県農業の更なる発展を目指し、農業農村整備事業の一層の推進に努めて参りますので、皆様の御支援と御協力をお願いいたします。
 結びに、貴連合会及び会員の皆様方にとって素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

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平成25年度第3回理事会を開催

日 時:平成25年度12月9日 午後3時00分〜
場 所:宇都宮市 ホテルニューイタヤ

 平成25年度第3回理事会を開催し、次の議事及び 報告事項は全て原案どおり可決決定並びに承認されま した。

議  事
第1号議案平成25年度一般会計予算の補正について

報告事項
1 平成26年4月職員採用について
2 1次試験の結果及び2次試験の予定等について





主催者挨拶する大久保寿夫会長


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平成25年度第1回農業農村整備部会を開催
 本会は、去る9月24日、栃木県土地改良会館において、平成25年度第1回農業農村整備部会を開催しました。
 農業農村整備部会は、農業農村整備事業の積極的な進展を図るための諸対策を協議し、その実行を図るための諸活動を行うことを業務としています。
 会議は、吉澤総務部長の司会進行で開会し、橋勇丞本会副会長(大田原市土地改良区理事長)の開会挨拶及び斎藤文夫部会長(日光市長)の主催者挨拶に続き、池田真久栃木県農政部農地整備課長から来賓挨拶をいただいた後、議事に入りました。
 議事は、斎藤文夫部会長が議長となって進められ、第1号議案平成24年度活動報告について、及び第2号議案平成25年度活動計画については、いずれも原案どおりそれぞれ承認、議決されました。
 続いて、報告事項に移り、引き続き斎藤文夫部会長が座長となって進められ、(1)農業農村整備事業予算確保に係る要請活動について、(2)平成26年度県農業等施策並びに予算編成に関する建議・要請事項について、(3)「農業農村整備の集い」について、事務局が報告を行い、承認されました。
 最後に、その他として、池田農地整備課長から、平成26年度農業農村整備事業等予算概算要求の概要について説明をいただき閉会しました。




主催者挨拶する斎藤文夫農業農村整備部会長


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「農業農村整備の集い」を開催

 全国土地改良事業団体連合会及び都道府県土地改良事業団体連合会は、平成25年11月26日、東京都千代田区平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーにおいて、全国の土地改良事業関係者約700名を集めて「農業農村整備の集い」を開催した。  集いは、最初に、野中広務全国土地改良事業団体連合会長が挨拶に立ち、「本日の集いを契機として、活力ある農業農村の実現に向け、皆さんとともに関係方面に力強く要請して行こう。」と呼びかけられた。続いて、林芳正農林水産大臣が壇上に立ち、「本大会の成功が全国の農業農村の発展の礎となることを願うとともに、参集された皆様には我が国農業の振興と豊かな国土の形成により一層貢献していただきたい。」と祝辞を述べられた。  集いも終盤となり、實重重実農林水産省農村振興局長の情勢報告、全国各地における農業農村整備事業の取り組み事例の発表が行われた後、山梨県土地改良事業団体連合会加藤啓専務理事から要請書(後記)が提案され、それを会場に諮ったところ満場一致で採択された。  最後に、亀井利克三重県土地改良事業団体連合会長の発声により、ガンバロウ三唱が行われ、滞りなく集いの幕を閉じた。  集い終了後には、集いでの要請事項の実現を図るため、本県からの参加者18名により、2班に分かれて本県選出等国会議員に要請を行なった。




祝辞を述べる林芳正農林水産大臣



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第36回全国土地改良大会が北海道で開催
 36回目を迎えた全国土地改良大会は、「水(み)・土(ど)・里(り)かがやく北の大地 明日(あす)を担う土地改良」をテーマに、全国土地改良事業団体連合会及び北海道土地改良事業団体連合会の主催(後援:農林水産省ほか11団体)により、去る9月11日、北海道札幌市北海道立総合体育センター「北海きたえーる」において、全国の土地改良関係者など約3,000人が参集して盛大に開催された。本県からは、会員土地改良区の役職員及び本会役職員の総勢25名が参加した。
 本大会は、農業農村整備に携わる全国の関係者が一堂に会し、「農業・農村の重要性」と、それを支える「農業農村整備事業の役割」を広く国民にアピールするとともに、新たな農業の展開方向に即して、改めて農業農村整備の使命を再認識し、関係者の総力をあげて我が国の農業・農村をさらに発展させることを目的として開催されたもの。
 大会は、国歌斉唱の後、最初に眞野弘北海道土地改良事業団体連合会長及び野中広務全国土地改良事業団体連合会長がそれぞれ開会挨拶及び主催者挨拶を述べ、次に橋はるみ北海道知事及び上田文雄札幌市長並びに加藤礼一北海道議会議長から歓迎のことばを、また、江藤拓農林水産副大臣から来賓祝辞をいただいた。
 続いて、土地改良事業功績者表彰に移り、農林水産大臣表彰6名、農林水産省農村振興局長表彰16名、全国土地改良事業団体連合会長表彰44名が受賞の栄に浴された。本県からは、和氣六一郎しおや土地改良区理事長(本会監事)が全国土地改良事業団体連合会長表彰を受賞された。(和氣氏の経歴は後記のとおり)
 大会も終盤となり、小林祐一農林水産省農村振興局次長の基調講演に続き、東日本大震災の被災3県から復興、復旧の状況報告があり、道内土地改良事業の優良地区として、2地区の事例が発表された。続いて、道央農業協同組合青年部の中島崇裕さん、太田淳子さんが、『我が国の農業・農村の礎である「水(み)・土(ど)・里(り)」を守り、さらに発展させ、次世代に引き継いでいくことを「水(み)・土(ど)・里(り)かがやく北の大地」ここ北海道から高らかに宣言します。』とする大会宣言(後記)を力強く読み上げた。
 最後に、大会旗が眞野弘北海道土連会長から野中広務全土連会長へ、野中広務全土連会長から次期開催県の白倉政司山梨県土連会長へ手渡され、宮谷内留雄北海道土地改良事業団体連合会副会長が閉会挨拶を述べ、滞りなく大会の幕を閉じた。
 本県からの参加者一行は、翌日、国営農地再編整備事業富良野盆地地区の視察研修を行い帰路に着いた。


全国土地改良事業団体連合会長表彰

◇ 和氣六一郎氏の略歴 ◇

△ 昭和8年9月1日生まれ80歳
△ 塩谷郡塩谷町在住
△ 平成11年 3月  塩谷東部土地改良区理事
△ 平成13年 4月  塩谷東部土地改良区理事長
△ 平成22年 4月  しおや土地改良区理事長現在に至る
△ 平成24年 4月  塩谷地方土地改良事業推進協議会長現在に至る
△ 平成24年 4月  栃木県土地改良事業団体連合会監事現在に至る
 この他、昭和47年から塩谷町農業委員を6期18年、昭和52年から塩谷町議会議員を4期16年務められ、優良農地の確保や地域性を活かした営農を推進するとともに、農業後継者の育成に尽力されるなど、地域農政に積極的に取り組まれた。





全土連会長賞を受賞した和氣六一郎氏(中央)







本県からの参加者



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第29回とちぎ“食と農”ふれあいフェア2013に出展
 とちぎ“食と農”ふれあい実行委員会主催の第29回とちぎ“食と農”ふれあいフェア2013は、10月19日(土)〜20日(日)の二日間、県庁及び周辺施設を会場にして開催され、本会も実行委員会主催団体の構成メンバーとして、主催団体出展エリア内に昨年度と同様に出展いたしました。
 このフェアは、19日午前9時45分に県庁本館入口でオープニングセレモニーが、福田富一知事をはじめとする主催団体・後援団体関係者と、県外から横山信一農林水産大臣政務官をお迎え、県内からは三森文徳県議会議長をはじめ、多くの来賓が臨席する中、知事の主催者挨拶、農林水産大臣政務官、県議会議長の来賓挨拶等に続き、クス玉の開扉が行われ、二日間のふれあいフェアが開幕しました。
 フェアの会場は、栃木県の食と農の魅力を発信し、農業・農村への理解を深め、消費者と生産者との信頼関係を深めることを目的にし、「本物ここにあり!美味しい、楽しい、感じる栃木!」をテーマに掲げるとともに、栃木の豊かな農業・農村を未来に繋いでいくために、県産農産物の本物の味わいや農業に関する体験を通して、本県の“食と農”の魅力を県民に実感してもらうため、出展のエリアは県庁敷地内をメインとして、13のエリアが設けられました。
 本会をはじめ、それぞれの出展団体は、テーマに合わせ創意工夫をこらし、「釜戸炊きご飯」、「新鮮野菜等の本物の味わいの提供」、「農村レストラン等によるそばの東西交流戦」、「ヘルシーグルメ展示・販売」、及び「大型機械の試乗など農業体験」などが催され、県内各地の農産物・特産物・食育・栃木の農業農村に関する情報が会場に集結され、多くの来訪者から絶賛されました。
 また、県議会議事堂内の特設のメインステージにおいては、初日が山梨県北杜市(旧明野町)で本格的に農業を始めるため、農業生産法人株式会社「竜土自然農園おひさまの里」を設立した俳優の菅原文太氏をスペシャルゲストして招いてのトークショーが行われたほか、二日間にわたり、多数のゲストによるステージがあり、フェアを盛り上げました。
 なお、2日目はあいにくの雨模様でありましたが、栃木の“食と農”が一同に介した総合的な祭典が、昨年度より来場者は減りましたが、多くの県民が会場に訪れ、「本物ここにあり!美味しい、楽しい、感じる栃木!」を感じることができた今年のフェアでした。
 本会の展示ブースは、主催団体出展エリア内で昨年度と同位置の場所となり、野澤伸輔事務局長が特別に栽培した「古代米(紫米)」と「あさひの夢」を配したプランターの圃場、同局長オリジナルで棚田を模した特製の「棚田のジオラマ」と土地改良事業によって整備された圃場のイメージで造られた「水車が廻り、水路に水が流れるジオラマ」がメインで展示するとともに、あさひの夢の「はぜ掛け」並びに同局長宅で愛用している「ミニ耕運機(管理機)」が配置し、稲作のイメージが漂よわせ、好評を博しました。
 また、去る10月11日に開催した「平成25年度農地・水保全管理支払交付金ステップアップ推進講座(第2回田んぼまわりの生きもの調査インストラクター養成講座):事務局(会員支援課)」において、採捕したメダカを入れた水槽とドジョウとフナを入れた水槽に分けて展示し、本物(天然)のメダカ鑑賞会となり、子どもたちを楽しめることができました。



特製ジオラマを見入る福田知事



多くの来場者があった本会展示ブース

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栃木県土地改良換地士部会優良先進事例視察研修会を開催
 栃木県土地改良換地士部会は、去る11月6日、福島県いわき市のとまとランドいわき(いわき地方振興局復興支援・地域連携室の斡旋による被災農業施設)において土地改良換地士の資質の向上を目的として、優良先進事例視察研修会を開催し、部会員14名が参加しました。
 研修会では施設職員の石橋洋典氏より、水耕栽培施設の概要、東日本大震災による施設損壊からの復旧について及び、同施設が積極的に実施している環境に優しい農業に向けての取組みについての説明を受けました。
 研修地へ向かう道中の車窓から見学した被災地の復興状況とともに、農業に携わる人々の逞しさを肌で感じられる研修会になりました。




とまとハウス内を視察する参加者

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平成25年度
県営土地改良事業の換地業務に係る感謝状贈呈式を開催
 県営土地改良事業の換地業務が完了した土地改良区に対して、知事から感謝状の贈呈が、去る11月8日、栃木県公館大会議室において開催されました。
 感謝状贈呈式では、平成24年度までに換地業務を完了した3土地改良区に対し、佐藤順一副知事から感謝状が贈呈され、長年に渡り土地改良事業における換地業務の遂行に尽力されたことに敬意を表する旨の賛辞がありました。

 来賓祝辞では、本会大久保寿夫会長が換地業務完了までに多くの課題を乗り越えた労苦を労い、今後の各地区における農業のさらなる発展を期待すると述べ、続いて、受賞者を代表して、吹上東部土地改良区野尻コ雄理事長が謝辞を述べられ、感謝状贈呈式が終了しました。
 その後、同公館庭園で副知事を交えて、受賞者の記念撮影が行われました。


◎ 感謝状贈呈土地改良区
吹上東部土地改良区 (県営ほ場整備事業【担い手育成型】 吹上東部地区)
芳賀町土地改良区  (県営ほ場整備事業【担い手育成型】芳賀町北部地区)
南河内土地改良区  (県営経営体育成基盤整備事業   江川五千石地区)





来賓あいさつする大久保会長


吹上東部地区関係者


芳賀町北部地区関係者


江川五千石地区関係者


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農業農村整備を推進する会
第5回通常総会・意見交換会を開催
 去る平成25年11月5日に、農業農村整備を推進する会(岡本芳明会長:清原南部土地改良区理事長/会員50名)は、第5回通常総会並びに県議会議員との意見交換会を宇都宮市内において開催しました。
 総会は、提出された5議案すべてが原案通り議決承認されたほか、要請決議(後記)が全会一致で採択されました。
 意見交換会では会員及び土地改良区理事長からの意見要望に関して、来賓として出席した阿部寿一栃木県議会農林環境委員長他6名の県議会議員と活発な議論がなされ、大変有意義な会議となりました。




主催者挨拶する岡本会長


来賓挨拶する阿部寿一県議会議員
(農林環境委員長)

◇ 出 席 者 ◇
 ○ 来   賓  阿 部 寿 一 県議会議員(農林環境委員長)
        阿 部 博 美 県議会議員(農林環境副委員長)
        渡 辺   渡 県議会議員
        五月女 裕久彦 県議会議員
        五十嵐   清 県議会議員
        早 川 尚 秀 県議会議員
        池 田   忠 県議会議員
        南 斎 好 伸 県農政部次長
        池 田 真 久 県農政部農地整備課長
        大久保 寿 夫 栃木県土地改良事業団体連合会会長
         橋 勇 丞 栃木県土地改良事業推進協議会会長
        小 川 正 順 栃木県土地改良事業団体連合会専務理事
 ○ 主 催 者  岡 本 芳 明 会長 外会員及び土地改良区役職員50名




◇ 意見要望 ◇
日光市土地改良区 田 井   哲 理事長
  ○ 圃場整備事業の推進について
思川西部土地改良区 椎 名 英 雄 理事長
  ○ 国営事業栃木県南部地区事業の推進について ○ 土地改良区の強化対策について
塩原土地改良区 君 島 一 郎 理事長
  ○ 中山間地区の整備推進について      ○ 土地改良施設の老朽化対策について
芳賀町土地改良区 見 目   匡 理事長
  ○ 大区画圃場整備事業の推進について    ○ 農地・水保全管理支払交付金について
 南河内土地改良区 黒 川 英 代 理事長
  ○ 米農家の現状と米価の維持について







活発に行われた意見交換会

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栃木県に対する要請活動を実施

 栃木県への要請活動を、去る12月9日(月)、水土里ネットとちぎ外31組織(連名)により、県庁及び県議会において実施しました。
 大久保寿夫会長が要請項目について説明し、県関係者の方々からは、「これから予算編成の時期であり、農業農村整備事業は、生産性の向上、農地の集積、農村環境の整備に有効なことから、できる限り要望に応えられるようやって行きたい。」等、力強い言葉をいただきました。





福田知事に要請内容を説明する
大久保寿夫会長


◇ 要 請 先 ◇
福 田 富 一 県知事
三 森 文 徳 県議会議長
阿 部 寿 一 県議会議員(県議会農林環境委員長)
水 沼 裕 治 県農政部長
南 斎 好 伸 県農政部次長
渡 邉 和 明 県農政部農村振興課長
池 田 真 久 県農政部農地整備課長


◇ 参 加 者 ◇
大久保 寿 夫 栃木県土地改良事業団体連合会会長(小山市長)
 橋 勇 丞 栃木県土地改良事業団体連合会副会長
(栃木県土地改良事業推進協議会会長・大田原市土地改良区理事長)
小 川 正 順 栃木県土地改良事業団体連合会専務理事
星 野 光 利 栃木県土地改良事業団体連合会理事(上三川町長)
田 井   哲 栃木県土地改良事業団体連合会理事(日光市土地改良区理事長)
寺 嶋 勝 豊 栃木県土地改良事業団体連合会理事(佐野市土地改良区理事長)
椎 名 英 雄 栃木県土地改良事業団体連合会理事(思川西部土地改良区理事長)
吉 澤 新 市 栃木県土地改良事業団体連合会代表監事(鬼怒川右岸土地改良区理事長)
和 氣 六一郎 栃木県土地改良事業団体連合会監事(しおや土地改良区理事長)


要請項目
1 圃場整備事業の積極的な推進と予算確保について
2 農業水利施設の更新・管理に対する支援について
3 農業基盤整備促進事業に対する予算確保について
4 水土里情報システムの利活用に関する支援について
5 農地・水保全管理支払交付金から日本型直接支払制度への移行について
6 農業農村整備の推進に寄与する水土里ネットへの支援について





福田知事と参加者


三森県議会議長に要請書を手渡す会長


阿部県議会農林環境委員長に 要請書を手渡す会長


県農政部幹部職員に要請内容を 説明する会長


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美しいむらの写真コンテスト審査委員会を開催
 本会は、栃木県及びふるさととちぎ21活性化塾との共催で、「農村地域では農業生産や日々の暮らしが営まれる中、豊かな自然や歴史的遺産を守りながら、美しい景観が形成されてきた。また、農地や水・農村環境は県民の安全な暮らしを守るも一つの農村の姿である。これらの農村地域の風景や四季折々の自然を、将来を担う中学生・高校生に撮影していただき、広く農業・農村への理解と関心を深める契機とするため。」美しいむらの写真コンテストを実施しました。
 本年度で20回目を数える開催となるコンテストは、「躍動する農業・農村の姿を撮ってみよう」をテーマに、「農業に生き生きと携わる人々の姿」や、「農地、水、農村環境を守る活動」の様子などを題材に募集いたしました。
 応募作品は、中学校5校32名108  点、高等学校7校19名51点にのぼり、去る12月16日、とちぎアグリプラザにおおいて審査委員会を開催し、別掲のとおり部門別に、最優秀賞1点、優秀賞3点及び入選10点を決定しました。
 入選作品については、栃木県庁15階展望ホールにおいて、2月18日から28日までの11日間展示会を開催し、広く県民に紹介する予定です。
 なお、本会においては、入賞作品を本誌に掲載するなどを通じて、できるだけ広く紹介していく予定です。




農業を携わる人々の姿部門を審査


農地、水、農村環境を守る部門を審査





平成25年度美しいとちぎのむら写真コンテスト入賞作品


○ 最優秀賞(知事賞)

◇農業に生き生きと携わる人々の姿部門◇

題名:ストロベリーガーデン
真岡市立長沼中学校3年 阿 部 貴 美

◇農地、水、農村環境を守る活動部門◇

題名:稲の細道
真岡市立長沼中学校3年 鈴 木 理 沙




○ 優秀賞(栃木県農政部長賞)

◇農業に生き生きと携わる人々の姿部門◇

題名:中々足がぬけないの〜
真岡市立長沼中学校2年 西 田 美 玖

◇農地、水、農村環境を守る活動部門◇

題名:農作業をする人
那須塩原市立東陽中学校3年 山 口 さつき




題名:一つ一つが
鹿沼市立粟野中学校1年 小 島 菜 摘




題名:収穫日和
宇都宮短期大学付属高校2年 鈴 木 嘉 人


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平成25年度 農地・水保全管理支払交付金
「田んぼまわりの生きものマップコンテスト」の審査を開催
 去る12月20日、本会に於いて、「田んぼまわりの生きものマップコンテスト」を開催しました。
 コンテストには、85活動組織から96点の応募があり、年を重ねる毎に作品の内容が深まり出来栄えが良くなってきております。
 また、活動組織の環境に対する熱心な取組が伝わって来ます。
 生きものマップ作りは、農地・水保全管理支払交付金における生きもの調査の一環として実施しているものです。マップ作りにおいて、地域環境に対する住民の意識醸成をはじめ、農業と環境との関係の理解促進、更には環境保全活動やコミュニティ活性化の契機となっています。
 このコンテストを開催することによって県民の皆様に生産環境や農村環境についての理解と保全活動に積極的な参画を促進するため実施しました。
 審査会は、審査委員(学識経験者・報道関係者・消費団体代表者等)による厳正な審査の結果以下のとおり受賞作品が決定しました。


◇ 最優秀賞 (栃木県知事賞)
  ○寒川花桶の郷(小山市)
◇ 優 秀 賞 (協議会長賞)
  ○小泉環境保全会(益子町)
  ○グリーンパワー下初田(小山市)
  ○立木上立木塾(小山市)
  ○ミヤコタナゴの里環境保全会(大田原市)
◇ 審査員特別賞
  ○西山田自然環境保全会・大平西小学校(栃木市)
  ○チーム清南夢畑(宇都宮市)



応募作品を審査する審査委員


応募作品を審査する審査委員





◇ 最優秀賞(知事賞) ◇


寒川花桶の郷(小山市)



◇ 優秀賞(協議会長賞) ◇


小泉環境保全会(益子町)


グリーンパワー下初田(小山市)


立木上立木塾(小山市)


ミヤコタナゴの里環境保全会(大田原市)




◇ 審査員特別賞 ◇


西山田自然環境保全会
栃木市立大平西小学校
(栃木市)



チーム清南夢畑(宇都宮市)




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県営経営体育成基盤整備事業 佐川南地区起工式を開催
 この度、県営経営体育成基盤整備事業佐川南地区の起工式が、去る平成25年11月4日、野木町佐川野地内において、関係機関の関係者や同地区組合員の多数出席のもと、厳かに執り行われました。
 起工式は、神事の後、岩崎勝行佐川南地区整備委員会委員長の主催者挨拶、穐野和人県農政部参事兼下都賀農業振興事務所長が事業主体としての挨拶があり、多くの来賓を代表として、真瀬宏子野木町長、田村豊小山市経済部長(小山市長代理)から、それぞれ祝辞が述べられ、工事の安全を祈願しました。




◇ 事業概要 ◇
事  業  名   県営経営体育成基盤整備事業
事業区域   野木町大字佐川野、大字川田地内、小山市大字南飯田地内
事業実施年度   平成24年度〜平成29年度(予定)
地区面積   104.6ha
施行面積   92ha
総事業費   14億7千6百30万円
組合員数   223名




鍬を入れる事業主体代表の穐野和人参事兼所長


御神酒拝戴する関係者

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県営経営体育成基盤整備事業 田川流域地区起工式を開催
 県営経営体育成基盤整備事業田川流域地区の起工式が、去る平成25年12月9日、日光市土沢地内において、関係機関の関係者や同地区組合員の多数出席のもと、厳かに執り行われました。
 起工式は、神事の後、野沢一敏田川流域地区圃場整備事業推進委員会委員長の主催者挨拶、小貫克己県上都賀農業振興事務所長が事業主体としての挨拶があり、来賓の斎藤文夫日光市長、斎藤敏夫同市議会議長、渡辺渡県議会議員、田井哲日光市土地改良区理事長から、それぞれ祝辞が述べられ、工事の安全を祈願しました。




◇ 事業概要 ◇
事  業  名   県営経営体育成基盤整備事業
事業区域   日光市土沢地内
事業実施年度   平成24年度〜平成29年度(予定)
地区面積   92ha
施行面積   50.8ha
総事業費   6億7千3百万円
組合員数   261名




神事を見守る参列者



厳かに執り行われた安全祈願の神事


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県営経営体育成基盤整備事業 矢野口地区安全祈願祭を開催
 県営経営体育成基盤整備事業矢野口地区の安全祈願祭が、去る平成25年12月18日、日光市沢又地内において、関係機関の関係者や矢野口地区組合員の多数出席のもと、厳かに執り行われました。
 安全祈願祭は、神事の後、矢野口圃場整備推進委員会の池田水重委員長が主催者として挨拶、早川恒矢野口自治会長が矢野口 ・ 沢又両自治会を代表して祝辞を述べられ、工事の安全を祈願しました。





◇ 事業概要 ◇
事  業  名  県営経営体育成基盤整備事業
事業区域  日光市矢野口・沢又地内
事業実施年度  平成24年度〜平成29年度(予定)
受益面積  29.5ha
総事業費  4億2千3百万円
組合員数  38名




主催者挨拶する池田委員長



安全祈願する関係者


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南河内地区土地改良区合併予備契約書調印式が開催
 下野市(旧南河内町)内の「南河内土地改良区」と「南河内町東南部土地改良区」は、去る10月21日、下野市南河内公民館ホールにおいて、広瀬寿雄下野市長及び穐野和人栃木県農政部参事兼下都賀農業振興事務所長の立会いの下、合併予備契約書の調印式を挙行いたしました。
 この合併については、旧南河内にあった当時の8土地改良区が、組織運営基盤の強化等を目的とし、平成16年3月12日に新設合併した以来の合併となり、同市の旧町単位で1土地改良区となることを目指し、市行政や地域との連携を深めながら、組織運営基盤をより一層強化し、効果的な維持管理事業の推進並びに効率的な運営を図っていくために、去る6月25日に吸収合併に向けた合併推進協議会を設立され、合併の推進を行ってきました。
 調印式には、八木橋通夫(南河内土地改良区職員)が司会進行を務め、次第に基づき、開会の辞を秋山泰重南河内町東南部土地改良区理事長(合併推進協議会副会長)が行い、会長挨拶は合併推進協議会長である黒川英代南河内土地改良区理事長が行いました。
 続いて、司会者から、合併土地改良区理事長及び調印式の立会人が紹介され、引き続き、山中庄一下野市産業振興部農政課長が別紙「経過報告」の朗読をもって、本日までの経過について報告がありました。
 合併予備契約書の調印は、黒川理事長から順に、秋山理事長、廣瀬市長、穐野所長が合併予備契約書に署名、押印を行い、合併予備契約書が締結された。
 その後、来賓者挨拶では、廣瀬市長、穐野所長及び本会の小川正順専務理事から、この合併を契機に、県南部地域において3番目に受益面積がある土地改良区になることを踏まえ、地域農政振興発展にますます期待する旨、それぞれ祝辞を述べられました。 閉会の辞は、秋山泰重南河内町東南部土地改良区理事長(合併推進協議会副会長)が、閉会挨拶を行い、南河内土地改良区と南河内町東南部土地改良区の合併予備契約調印式がめでたく終了した。
 終了後、同会場において、関係者による記念撮影を行い散会となった。
 なお、両土地改良区は、12月に開催されるそれぞれ臨時の総(代)会において、合併の議決を行い、存続する南河内土地改良区によって、県知事あて合併の認可申請が行われ、平成26年3月に認可される予定です。



◇新土地改良区の概要◇

○ 名  称:南河内土地改良区(吸収合併)
○ 受益面積:997ha        ○ 組合員数:1,267
○ 役 員 数:理事9名、監事3名   ○ 職 員 数:4名




合併予備契約書に署名する関係者



合併予備契約書締結後の記念撮影


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各種資格取得者(平成25年4月〜12月)
 平成25年4月から12月までに資格試験に合格し、登録機関に登録となった職員は、以下のとおりです。通常業務を遂行しながら切磋琢磨し資格にチャレンジいたしました。 会員のみなさまのご期待に応えられるよう、今後とも努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。








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シリーズ土地改良区紹介 9
ネット西鬼怒川
西鬼怒川土地改良区(宇都宮市)
区 域
 当土地改良区の地域は、栃木県中央部(県都 宇都宮市北部)に位置し、鬼怒川より分流する西鬼怒川沿いの平坦な地域を包含する南北20km、東西8kmに跨る水田地帯で、農業用水を確保し、その有効利用と適正配分及び施設の維持管理を主体とする、面積約3,200ha、組合員数2,050名の改良区です。
 この地区の営農形態は水稲栽培が主であり、経営規模は県平均ですが、兼業農家がその殆どを占めています。
 近年では、イチゴ・ニラ・アスパラガス等のハウス栽培の転作作物の栽培面積も増加の傾向にあります。

歴 史
 当土地改良区の起源は数百年以前と言われておりますが、地形より推察すると、宇都宮城の濠の水が少なかったため鬼怒川筋より河川を掘削し田川の水量を増し、それを城の要害とする一方、開田を許可し農業用水として利用しました。更に領主の荷物を船及び筏により運搬したので、当時の藩主はこれを御用川と名付けました。
 しかし、毎年のように出水が続いたため、宝暦4年(1754年)当時の藩主はそれに対処すべく、上小倉村(現在の宇都宮市上小倉町)外47カ村に跨る水組を定め、その水組を逆木組合と称し、幹線水路を逆木用水と名付けました。
 当地区は鬼怒川から取水していたため、その後も毎年のように出水に見舞われ、特に明治29年の大洪水のため取水施設は壊滅状態となりました。そのため、逆木組合は県当局に対し復旧事業の誓願をした結果、取水施設の復旧と現在の宇都宮市宮山田町地内の稚児ヶ渕の岩盤に、2孔の隧道を貫通させ新たに樋門を設置するとともに、出水に対する防御施設を施工し、明治29年着工、同31年に完成しました。これが現在もその姿を留めている「逆木洞門」です。この「逆木洞門」完成を記念して、洞門の上部にある逆木水神神社において、毎年5月15日に豊水と安全を祈願する「逆木水神神社例祭」が執り行われております。
 この洞門完成により出水による被害は減少しましたが、渇水時における上・下流の水争いは血で血を洗うような惨状であったため、当時の郡長は水組1市7カ村の各大字代表を招集し、明治43年3月逆木用水普通水利組合が結成され、昭和24年の土地改良法制定に伴い同27年4月に逆木土地改良区に組織変更されました。




土地改良区関係者による安全祈願
国営事業
 当改良区を含め鬼怒川筋の各土地改良区の取水施設は昔ながらの木床堰のため出水の度に決壊し、その復旧には多額の費用と労力が投下されていました。
 そのため、昭和28年に6土地改良区(逆木・大宮・赤沼・草川・市の堀・釜ヶ淵)による「鬼怒川中部土地改良区連合」を組織し、各取水施設を統合し永久的完全取水施設の新設を求め、国に対して陳情を続けた結果、昭和31年に「国営鬼怒川中部農業水利事業」として採択され、同41年に佐貫頭首工及び導水幹線水路が完成しました。
 これを期して、昭和40年に逆木土地改良区の名称を「西鬼怒川土地改良区」に変更し、現在に至っています。

維持管理
 当土地改良区は農業用水の確保と適正配分調整並びに水路の維持管理業務を行っております。近年は農家の兼業化に伴い、代掻き・田植え等の作業がゴールデンウイークに集中するため、下流域では一時的に用水不足となる地域がありますが、上下流の総代・役員が緊密に連絡を取りながら用水の調整・配分に当たり、農作業が円滑に進むよう努めています。
 又、当土地改良区管内では昭和50年代頃より地区毎に圃場整備事業を目的とした土地改良区が設立され、農地や土地改良施設の整備改善が進み、農業用水の安定確保と有効利用が図られて来ています。尚、圃場整備事業で造成、整備された施設は、事業完了後各土地改良区と協議の上、移管を受けて維持管理を行っています。
 しかしながら、基幹施設をはじめ数多くの施設が耐用年数更新のピークを迎え、又、未整備の用水路も存在しており、それらの施設改修・整備については従来の適正化事業とともに基幹施設ストックマネジメント事業、農業基盤整備促進事業等の補助事業を積極的に推進して事業化を図り、農家負担の軽減を図りながら維持管理事業の強化に努めています。

水質監視
 当土地改良区管内では昭和40年代以降、工場進出や宅地開発が急速に進みこれらの排水が農業用水路に放流され、水質汚濁が著しく進み維持管理に支障をきたすようになっていました。
 そこで昭和49年に全国に先駆け「土地改良施設他目的使用規程」を制定し、水質汚濁防止に努めています。又、管内9カ所に水質観測点を定め、?栃木県環境技術協会に依頼して検査を行い、水質監視に努めています。





ストマネ事業で整備された根川用水





水土里ネット西鬼怒川
所在地 〒321−0974
宇都宮市竹林町977
TEL:028−622−5990
FAX:028−622−6466

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今般の施策の見直しに関する関東ブロック説明会が開催

 去る1月10日に農林水産省関東農政局主催による今般の施策の見直し関する説明会が、さいたま新都心合同庁舎2号館において開催されました。
 この説明会では、「新たな農業・農村政策が始まります!!」と題して、4つの農政改革である「地中間管理機構の創設」、「経営所得安定対策の見直し」、「水田フル活用と米政策の見直し」及び「日本型直接支払制度の創設」について、同省の担当職員から、4つの改革の考え方、改革の背景、改革の概要など説明があり、これらの改革を進め、創意工夫に富んだ農業経営者が存分にチャレンジできる環境を整備するとともに、地域一体となって農業 ・農村の多面的機能を維持・発揮し、食料自給率の向上と食料安全保障を確立し、「強い農林水産業」を創り上げる強い意志が伝わりました。
 中でも、日本型直接支払制度の概要については、次のとおりです。






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株式会社 日本政策金融公庫からお知らせ
水力発電施設や太陽光発電施設の設置には
農業基盤整備資金の活用を!!
 土地改良区が農業用水を利用した小水力発電施設や太陽光発電施設を設置する場合、その費用について、農業基盤整備資金の融資を受けることができます。
 この発電施設から得られた売電収入を土地改良施設の維持管理や土地改良区の運営費などに充てることにより、土地改良区の負担軽減(ただし、売電収入が土地改良区の維持管理費・運営費の合計額を超えないことが必要です。)となります。
 融資の審査は通常と変わりませんが、発電施設と土地改良施設との関連性、電気の給先、発電規模などをお伺いします。
 このほか、発電事業会計に必要となる複式簿記会計システムの導入費も融資対象となるほか、システム導入を契機とする事務OA化システム整備費も融資の対象となります。
 また,農業基盤整備資金は土地改良施設の補修・更新などの維持管理のほか、土地改良区事務所の新築・増改築、維持管理計画の変更に必要な調査費,維持管理に要する巡回車の取得費も融資の対象となります。





◇ 平成26年1月20日現在の農業基盤整備資金の金利は次のとおりですが、金利情勢によって変動しますので、最新の金利は公庫支店にお問い合わせいただくか、公庫ホームページでご確認ください。
区 分借入期間にかかわらず
県 営1.15%
団体営補  助1.00%
非 補 助1.00%
お問合せ先:宇都宮支店 農林水産事業 塩谷えんや
TEL:028-636-3901
www.jfc.go.jp/


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出前講座を活用しましょう
 本会では、土地改良区の役職員等を対象とした出前講座を行っております。
 講座内容については、役員改選等による新しく役員に就任された方々のため役員の職務についてや、土地改良区業務運営に係るものなど、幅広い内容でご要望に応じて対応させていただきますので、次の連絡先までお気軽にお申し込みください。
 なお、今年度における出前講座(課題別)の開催状況は次のとおりです。


  ◇ 役員・総代の職務等について・・・・・・・・・・・・ 1件
  ◇ 土地改良区の賦課金及び滞納処分について・・・・・・ 4件
  ◇ 役員の職務について・・・・・・・・・・・・・・・・ 2件
  ◇ 土地改良区役職員の職務について・・・・・・・・・・ 1件
  ◇ 監査の要領について・・・・・・・・・・・・・・・・ 1件
  ◇ 役員改選の留意事項について・・・・・・・・・・・・ 1件


 ◇ 連 絡 先 ◇
   水土里ネットとちぎ(栃木県土地改良事業団体連合会)
   総務部 会員支援課(指導広報担当)
   電 話:028−660−5702
   FAX:028−660−5713

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平成25年度土地改良区等職員研修会のお知らせ
 本会は次のとおり、平成25年度土地改良区等職員研修会を開催いたします。

◇ 平成25年度土地改良区等職員研修会
日  時  平成26年2月21日(金) 午後1時30分から
場  所  ホテルニューイタヤ
       宇都宮市大通り2丁目4番6号
       TEL:028−635−5511
参集範囲  土地改良区職員、土地改良区連合職員


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第92回通常総会のお知らせ
 本会は次のとおり、第92回通常総会を開催いたします。

◇ 第92回臨時総会
日  時  平成26年3月27日(木) 午前10時から
場  所  栃木県土地改良会館
       宇都宮市平出町1260番地
       TEL:028−660−5701

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迎 春
 農業農村整備事業の推進につきましては、平素から格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 本年も農業農村の振興発展のため精進して参りますので、より一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



平成二十六年一月


水土里ネットとちぎ(栃木県土地改良事業団体連合会)
会  長  大久保 寿 夫 (小山市長) 副 会 長  佐 藤 一 巳 (南那須土地改良区理事長)   同     橋 勇 丞 (大田原市土地改良区理事長) 専務理事  小 川 正 順 (学識経験者) 理  事  星 野 光 利 (上三川町長)   同    斎 藤 文 夫 (日光市長)   同    田 井   哲 (日光市土地改良区理事長)   同    井 田 隆 一 (真岡市長)   同    椎 名 英 雄 (思川西部土地改良区理事長)   同    人 見 健 次 (さくら市長)   同    津久井 富 雄 (大田原市長)   同    和 泉   聡 (足利市長)   同    寺 嶋 勝 豊 (佐野市土地改良区理事長) 代表監事  吉 澤 新 市 (鬼怒川右岸土地改良区理事長) 監  事  大久保 幸 雄 (学識経験者)   同    和 氣 六一郎 (しおや土地改良区理事長) 事務局長  野 澤 伸 輔  外職員一同



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