『水土里ネットとちぎ』は本会の愛称です



−主な内容−

新年ごあいさつ
◇水土里ネットとちぎ会長 大久保 寿夫

◇栃木県知事 福田 富一

◇栃木県農政部長 水沼 裕治

◇栃木県農政部農村振興課長 吉澤  豊

◇栃木県農政部農地整備課長 池田 真久

会議・総会・部会
◇平成26年度第3回理事会を開催

◇平成26年度第1回農業農村整備部会を開催

◇農業農村整備を推進する会 第6回通常総会・意見交換会を開催

事業情報
◇とちぎ“食と農”ふれあいフェア2014に出展

◇第37回全国土地改良大会が山梨県で開催

◇県知事及び県議会に農業農村整備事業の予算確保を要請

◇平成26年度土地改良区等職員研修会を開催


◇平成26年度県営土地改良事業の換地業務に係る感謝状贈呈式を開催

◇「農業農村整備の集い」を開催

◇平成26年度水土里ネットとちぎ複式簿記研修会を開催

◇美しいとちぎのむら写真コンテスト審査委員会を開催

◇栃木県土地改良換地士部会優良先進地視察研修会を開催 竣工式

◇県営経営体育成基盤整備事業 下田原北部地区起工式を開催

会員土地改良区(連合)情報
◇シリーズ土地改良区紹介 12
水土里ネットみくりや(足利市)
◇小山市農業水利誌刊行講演会・交流会を開催

お知らせ ◇第94回通常総会開催のお知らせ

◇農林水産統計専門調査員募集のお知らせ

◇株式会社日本政策金融公庫からのお知らせ

◇ 迎春







  新年のごあいさつ
水土里ネットとちぎ
  (栃木県土地改良事業団体連合会)
    会 長  大久保 寿 夫


 新年あけましておめでとうございます。
 会員の皆様方には、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 平素より本会の業務運営につきまして、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
 昨年は2月に各地で大雪に見舞われ、県央の宇都宮市でも積雪が32cmと1890年観測開始以後最深積雪を記録いたしました。また、6月には降り続いた大雨と高温による麦の穂発芽被害が、県内23市町におよび、更に、竜巻、台風、火山噴火など、多くの自然災害に見舞われた一年でありました。
 明るいニュースでは、お隣り群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録や、「和紙・日本の手漉き和紙技術」が、2010年に登録された「結城紬」と同じくユネスコ無形文化遺産に登録されたこと、「青色発光ダイオード(LED)」によりノーベル物理学賞を3人の日本人が受賞したこと、また、韓国の仁川(いんちょん)で開催されたアジア大会で萩野公介選手(小山市出身)が、金メダル4個を含む、計7個のメダルを獲得し、日本人で3人目の大会MVPに選ばれたことではないでしょうか。
 さて、我が国の農業・農村を取り巻く情勢は、農業従事者の平均年齢が66歳と高齢化が進み、耕作放棄地も滋賀県と同じ面積まで拡大し、更には、農業水利施設等の老朽化の進行など、様々な課題が山積するとともに、昨年はコメを巡る状況も一段と厳しさを増した一年でありました。
 このような中、国では、農業・農村の所得倍増と、美しい伝統ある農山村の継承、食料自給率・自給力の向上に向け「農林水産業・地域の活力創造プラン」を昨年6月に改訂し、力強く推進しております。
 また、国は、地方を中心として、人口減少・超高齢化が、急速に進行している課題に対し、各地域がそれぞれの特徴を活かした、自律的で持続的な社会を創生できるよう「まち・ひと・しごと創生本部」を昨年9月に立上げ、地方の創生に向けて積極的に取り組んでおります。本会といたしましても、地方における農業が、地域の根幹をなす重要な産業の一つであり、農業・農村の振興は、地方再生に重要な役割をなすものであることから、農業競争力強化並びに国土強靭化等の施策を踏まえて、積極的に農業農村整備事業に取り組んで参ります。
 加えまして、今後とも会員の皆様方のご意見を賜り、適正な業務運営に努めますとともに、関係機関との連携を図りながら、会員の皆様方の負託に応えられるよう、役職員が一丸となり、努力して参る所存でございますので、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、会員皆様方のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、新年のあいさつといたします。
 

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  新年のごあいさつ
    栃木県知事 福 田 富 一


 県民の皆様、あけましておめでとうございます。
 知事3期目の任期が折り返しとなりました。私は、就任以来、対話と協調による県民中心、市町村重視の考え方のもと、県政を運営して参りました。今後とも初心を忘れず、チームとちぎのリーダーとして、現場主義を徹底し、県民の目線に立った県政を推進して参ります。
 まもなく東日本大震災から4年となります。この間、私は、震災からの復旧・復興に最優先で取り組んで参りました。県民の皆様をはじめ、市町、関係機関等の御尽力とふるさととちぎへの思いが、復興の大きな推進力となりましたことに、改めて深く感謝を申し上げます。引き続き指定廃棄物の処理や風評被害の払拭など、残された課題の解決に全力で取り組んで参ります。
 さて、今年は、復興から成長への確かな歩みを県内に広く行き渡らせ、県民の皆様が成長の成果を実感できるよう、各種施策を積極的に展開していくほか、計画期間の最終年度を迎える栃木県重点戦略「新とちぎ元気プラン」の総仕上げを図って参ります。
 我が国は、急速な少子高齢化と人口減少という、かつて経験したことのない大きな課題に直面しています。次代を担う若者達が、栃木県に定住するための就業機会の創出や、結婚や子育てなど安心して暮らせる社会づくり、また、女性や高齢者の力が十分に発揮できる環境づくりなどに向けて、市町とともに知恵を出し合いながら、従来の枠にとらわれない柔軟な発想を持って、果敢に取り組んで参ります。
 現在、平成28年度を初年度とする次期プランの策定を進めていますが、こうした課題に真正面から向き合い、未来に希望と誇りを持てる力強いビジョンを描いて参ります。
 今冬から、本県産いちごの新品種「スカイベリー」の本格出荷が始まりました。収穫量46年連続日本一を誇る「いちご王国」の新たなスターを大きく育てるため、販路拡大はもとより、とちぎのブランド力の向上に積極的に取り組んで参ります。2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会、その2年後には、本県で国民体育大会・全国障害者スポーツ大会が開催されます。この絶好のチャンスに“攻め”の気持ちで、トレーニングキャンプ地誘致や観光誘客などを進めて参ります。
 県民の皆様にも、ふるさととちぎに愛着と誇りを持ち、国内外にとちぎの元気と魅力を発信していただくようお願いするとともに、私も「元気度 日本一 栃木県」の実現に全身全霊を傾けて参りますので、より一層の御理解と御支援をよろしくお願いいたします。
 年の始めに当たり、私の所信を申し上げますとともに、本年が皆様にとって素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
平成24年1月

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  新年のごあいさつ
  栃木県農政部長 水沼 裕治


 新年あけましておめでとうございます。
 皆様には、健やかに輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また、日ごろより本県農政の推進につきまして、深い御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年は、2月の記録的な大雪や8月の竜巻など、度重なる農業災害からの復旧に最優先で取り組んで参りました。
 このような中、国においては、「農林水産業・地域の活力創造プラン」に基づき、米政策や経営所得安定対策の見直し、農地中間管理機構や日本型直接支払制度の創設など、「攻めの農林水産業」の実現に向け、農政改革を進めているところです。
 このため、県としましては、農地中間管理機構を活用した農地の集積や飼料用米の生産拡大などを進め、土地利用型農業の規模拡大や収益確保を支援するとともに、スカイベリーをはじめとする農産物のブランド化や農業の6次産業化の推進など、もうかる農業の実現に向けて、「攻めの農政」を展開して参ります。
 これらの取組を進めていくためには、生産基盤の整備が重要であることから、農地の高度利用や担い手への農地集積を図るため、農地の利用調整に向けた話し合いを促進するとともに、地域の特性やニーズに応じた圃場整備を積極的に推進して参ります。
 また、頭首工や用排水機場などの農業水利施設の長寿命化を図るため、「農業水利施設保全管理指針」に基づき、施設の機能診断を集中的に実施しながら、施設の機能が将来にわたり安定的に発揮できるよう、計画的な保全管理を進めて参ります。
 あわせて、これらの施設を管理する土地改良区の運営基盤の強化を図るため、引き続き土地改良区の合併を促進して参ります。
 今後とも、若者が夢とやりがいの持てる元気な農業の実現を目指し、関係機関・団体と連携を図りながら、農業農村整備事業の着実な推進に努めて参りますので、皆様の一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、皆様の御健勝と益々の御繁栄を祈念申し上げまして、年頭のあいさつといたします。

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  新年のごあいさつ
栃木県農政部農村振興課長
吉澤  豊


 あけましておめでとうございます。
 皆様方には、健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
 農村振興に関わる事業をはじめ、県農政の推進に特段の御支援、御協力を頂いておりますことに心から感謝申し上げます。
 昨年は、滞在時間の長い都市農村交流を推進するため、「とちぎグリーン・ツーリズムネットワーク」を発足し活動を開始するとともに、幅広い世代に人気があるジェラートを栃木の新たな食のブランドとするための「ハッピージェラート栃木プロモーション」の展開や、30回の節目を迎えた「とちぎ“食と農”ふれあいフェア」等のイベントを通じて、本県の「食」と「農」の魅力発信に努めてきたところです。また、中山間地域直接支払の取組支援、鳥獣害対策の推進、農業基盤と生活環境の総合的整備、さらには農山村における再生可能エネルギーの利用促進などを進めて参りました。
 とりわけ、昨年、日本型直接支払として創設されました「多面的機能支払交付金」につきましては、県協議会、市町や土地改良区等の御尽力もあり、関東地区でトップクラスの取組面積となっております。
 さて、我が国が本格的な人口減少局面に突入する中、農業農村を取り巻く環境はなお一層厳しさを増しており、担い手の高齢化や耕作放棄地の増大、水利施設の老朽化など多くの課題が山積しております。
 このような状況下、本県では、国の「農林水産業・地域の活力創造プラン」における農地中間管理機構の活用や経営所得安定対策の見直し、人口減少社会における農村の活性化等の農政改革に着実に対応するとともに、「とちぎ農業成長プラン」に掲げた重点戦略に基づく「攻めの農政」を積極的に展開することとしております。
 農村地域には、本県の成長の糧となる大きな潜在力があります。当課といたしましても、豊かな農村環境の保全を図るとともに、魅力ある地域資源を活用し、農村に多くの人を呼び込み、地域の活力を高めていくための施策を積極的に推進して参りたいと考えておりますので、本年も、会員の皆様の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 結びに、栃木県土地改良事業団体連合会の益々の御発展と皆様方の御健勝、御多幸を祈念申し上げまして、新年のあいさつといたします。
 

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  新年のごあいさつ
栃木県農政部農地整備課長
池田 真久


 新年あけましておめでとうございます。
 平成27年の年頭にあたり、謹んで新春のごあいさつを申し上げます。
 皆様には、日ごろから農業農村整備事業の推進に格別の御支援と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、国際化の進展や担い手の減少など、農業農村を取り巻く情勢が大きく変化する中、国においては、米政策や経営所得安定対策の見直し、農地中間管理機構の創設による農地集積など、農政の大転換を進めています。
 このため、県としましては、農産物のブランド化や農業の6次産業化を推進するとともに、国の農政改革に対応するため、農地中間管理機構を通じた担い手への農地集積や、水田フル活用に向けた飼料用米の作付拡大などの積極的な推進を図っています。
 こうした施策を着実に進めていくには、農地の大区画化や汎用化を図るとともに、農業用水の安定的な供給が重要な条件となることから、当課としましては、担い手への農地集積を促進する生産基盤の整備や、老朽化の進む農業水利施設の適切な保全管理、防災・減災対策など、農業農村整備事業の着実な推進に努めて参ります。
 中でも、農業水利施設については、ストックマネジメント手法を活用した施設の長寿命化に向け、受益面積100haを超える基幹的な農業水利施設の機能診断を全て行い、平成27年度を目途に施設の劣化状況に応じた機能保全計画を策定し、長期的な視点に立った保全対策の検討を進めて参ります。
  また、農業水利施設の維持管理に大きな役割を担っております土地改良区の活性化と運営強化におきましても、しっかりと支援して参ります。
 さらに、昨年8月には、国営かんがい排水事業栃木南部地区の全体実施設計に向けた要望書を国へ提出いたしました。小山市を中心とした受益面積3,700haを超える排水対策事業として、早期の着工が期待されるところです。
 県としましても、約15年ぶりとなる本格的な国営事業でありますので、事業の円滑な推進に向け積極的な支援に努めて参ります。
 今後とも、本県農業の更なる発展を目指し、農業農村整備事業の一層の推進に努めて参りますので、皆様の御支援と御協力をお願い申し上げます。
 結びに、貴連合会及び会員の皆様方にとって素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
 

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平成26年度第3回理事会を開催
 本会は、去る12月15日、宇都宮市内のホテルにおいて、本年度第3回理事会を開催しました。
 会議は、吉澤事務局次長の司会進行で開会し、大久保寿夫会長の開会挨拶に続いて、吉澤豊栃木県農政部農村振興課長から来賓挨拶をいただき議事に入りました。
 議事は、第1号議案平成26年度一般会計予算の補正について、第2号議案職員給与規程の一部改正について、第3号議案個人情報保護に関する規程の一部改正について審議が行われ、上程された3議案は全て原案どおり議決されました。
 



開会挨拶する大久保寿夫会長



来賓挨拶する吉澤豊農村振興課長


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平成26年度第1回農業農村整備部会を開催
 日 時:平成26年9月30日(火)
 場 所:栃木県土地改良会館
 
 平成26年度第1回農業農村整備部会を開催し、次の議事及び報告事項が全て原案どおり議決並びに承認されました。
 【議事】
  第1号議案 平成25年度活動報告について
  第2号議案 平成26年度活動計画について
  第3号議案 副部会長の互選について
 【報告事項】
 (1)農業農村整備事業予算確保に係る要請活動
 について
 (2)平成27年度県農業等施策並びに予算編成
 に関する建議・要請事項について
 (3)「農業農村整備の集い」について
  

◇互選された新役員◇ (敬称略)
  副部会長 福 島 泰 夫
(那珂川町長)
      ※任期:平成27年3月31日

 部会終了後、来賓で出席いただいた栃木県農政部の池田真久農地整備課長から、平成27年度農業農村整備事業等予算概算要求の概要について説明をいただきました。また、黒川英代部会員(南河内土地改良区理事長)から、「二つの大事業を成し遂げられた私達の喜び」と題して講演をいただきました。



主催者挨拶する斎藤文夫部会長


概算要求の概要を説明する池田真久課長
(左から3人目)


講演する黒川部会員
(左から4人目)

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農業農村整備を推進する会第6回通常総会・意見交換会を開催

 農業農村整備を推進する会(会長:岡本芳明清原南部土地改良区理事長)の第6回通常総会並びに県議会議員との意見交換会が、関係県議会議員、県農政部職員、水土里ネットとちぎ役員等を来賓にお迎えし、去る11月13日(木)宇都宮市内において開催されました。
  通常総会は、岡本芳明会長の主催者挨拶に続き、大久保寿夫水土里ネット会長、亀田清県議会農林環境委員会委員長、南斎好伸農政部次長からそれぞれ来賓挨拶をいただき議事に入りました。
  議事は上程された5議案が全て原案どおり承認・議決されたほか、農業農村整備事業の予算確保に係る栃木県への要請活動を行うため、要請決議(後記)が全会一致で採択されました。
 【議  事】
  第1号議案 平成25年度事業報告について 
  第2号議案 平成25年度収入支出決算について
  第3号議案 平成26年度負担金の額及び納入方法
        について
  第4号議案 平成26年度事業計画について
  第5号議案 平成26年度収入支出予算について


主催者挨拶する岡本芳明会長



来賓挨拶する亀田清農林環境委員長


 平成27年度農業農村整備事業予算に関する意見交換会では、会員からの意見要望等に関して、来賓として出席された方々と活発な意見交換が行われ、大変有意義な会議となりました。
 【来  賓】
  花 塚 隆 志 県議会副議長
  亀 田   清 県議会議員(農林環境委員長)
  佐 藤   良 県議会議員(農林環境副委員長)
  渡 辺   渡 県議会議員
  三 森 文 徳 県議会議員
  五月女 裕久彦 県議会議員
  岩 崎   信 県議会議員
  五十嵐   清 県議会議員
  池 田   忠 県議会議員
  南 斎 好 伸 県農政部次長
  吉 澤   豊 県農政部農村振興課長
  池 田 真 久 県農政部農地整備課長
  大久保 寿 夫 水土里ネットとちぎ会長
  小 川 正 順 水土里ネットとちぎ専務理事
  福 島 泰 夫 水土里ネットとちぎ理事
 
 ◇ 意見交換会(意見要望等事項) ◇
  「土地改良施設の老朽化対策について」
        (宇都宮市) 西鬼怒川土地改良区  亀 井 照 明 副理事長
  「圃場整備事業の推進について」
        (日 光 市) 日光市土地改良区   田 井   哲 理事長
  「多面的機能支払交付金について」
  「圃場整備事業の推進について」
        (芳 賀 町) 芳賀町土地改良区   見 目   匡 理事長
  「圃場整備事業と農業基盤整備促進事業の推進について」
        (小 山 市) 小山用水土地改良区  塚 原 良 一 副理事長
  「圃場整備事業の推進について」
        (壬 生 町) 下稲葉地区圃場整備事業推進協議会 木村 春男 副会長
  「農業基盤整備促進事業・土地改良施設維持管理適正化事業について」
        (さくら市) 鬼怒川東部土地改良区 小 林 迪 夫 理事長
  「圃場整備事業の推進について」
        (大田原市) 金田北部土地改良区  印 南 久 雄 副理事長
  「農業基盤施設の老朽化に伴う整備補修について」
  「馬頭中部地区の推進について」
        (那珂川町) 小川土地改良区    佐 藤   勉 理事長
  「圃場整備事業の推進について」
        (佐 野 市) 佐野市土地改良区   寺 嶋 勝 豊 理事長


意見交換会の様子



意見交換会の様子


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第30回とちぎ“食と農”ふれあいフェア2014に出展
とちぎ“食と農”ふれあい実行委員会主催の第30回とちぎ“食と農”ふれあいフェア2014は、10月25日(土)〜26日(日)の二日間、県庁及び周辺施設を会場にして開催され、本会も実行委員会主催団体の構成メンバーとして、主催団体出展エリア内に昨年度と同様に出展いたしました。
 このフェアは、25日午前9時45分に県庁本館入口でオープニングセレモニーが、福田富一知事をはじめとする主催団体・後援団体関係者と、螺良昭人県議会議長をはじめ、多くの来賓が臨席する中、知事の主催者挨拶、県議会議長が来賓を代表として祝辞を述べられ、続いて、知事、県議会議長ら主催、後援及び来賓を代表して、8名によるテープカットが行われ、二日間のふれあいフェアが開幕しました。
 フェアの会場は、栃木県の食と農の魅力を発信し、農業・農村への理解を深め、消費者と生産者との信頼関係を深めることを目的にし、「ふるさとの魅力再発見!とちぎブランド大集合!」をテーマに掲げ、栃木の豊かな農業・農村を未来に繋いでいくために、県産農産物の本物の味わいや農業に関する体験を通して、本県の“食と農”の魅力を県民に実感していただきました。
 出展のエリアは県庁敷地内をメインとして、市町村エリアをはじめ9のエリアと県議会議事堂内のメインステージが設けられ、各地域の「とちぎブランド」を発見し、消費者と生産者が共に、テーマ即した“食と農”を楽しむ祭典が晴天の下、開催されました。
 なお、2日目も好天に恵まれ、栃木の“食と農”が一同に介した総合的な祭典が、昨年度より来場者は増え、多くの県民が会場に訪れ、「ふるさとの魅力再発見!」、「とちぎブランド大集合!」を感じることができた今年のフェアでありました。
 
 
 
 ◇ 本会の出展内容 ◇
 本会の展示ブースは、主催団体出展エリア内の場所となり、本会の野澤伸輔事務局長が特別に栽培した「古代米(みどり米)」と「あさひの夢」を配したプランターの圃場、同局長オリジナルで棚田を模した特製の「棚田のジオラマ」と土地改良事業によって整備された圃場のイメージで造られた「水車が廻り、水路に水が流れるジオラマ」に、水路に係る小水力発電により、電線を配し「LED」が点灯するイメージの仕掛けとなり、昨年度よりバージョンアップされたジオラマをメインで展示するとともに、あさひの夢の「はぜ掛け」を配置し、稲作のイメージが漂よわせ、今回も多くの来場者から好評を博しました。
 その他、多面的機能支払交付金(農地・水)に関するパネル等を掲示するほか、「田んぼまわりでみられた生きものたち」の下敷き500枚を配布するとともに、農業集落排水の汚泥で作られた「石灰入り肥料2001:約800g」を300個を配布しました。
 今回のフェアの総来場者数は、主催者発表で約10万5千人とのことで、本会の出展ブースに来場した人数は、初日には約500名、2日目は約600名で、併せて約1,100名に上り、2日間とも好天に恵まれたことにより、多くの来場者を得ることができ、第30回とちぎ“食と農”ふれあいフェア2014を終了しました。
 

棚田を模した特製ジオラマを展示




特製ジオラマを見入る家族連れ



多くの来場者があった本会展示ブース


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第37回全国土地改良大会が山梨県で開催
 第37回目を迎えた全国土地改良大会は、「かけがえのない農業を次世代へ 水(み)土(ど)里(り)育む土地改良」をテーマに、全国土地改良事業団体連合会及び山梨県土地改良事業団体連合会の主催(後援:農林水産省ほか7団体)により、去る10月30日、山梨県甲府市山梨県立産業展示交流館「アイメッセ山梨」において、全国の土地改良関係者など約3,600人が参集して盛大に開催され、本県からは、会員土地改良区の役職員、県職員及び本会役職員の総勢104名が参加しました。
 本大会は、農業農村整備に携わる全国の関係者が一堂に会し、新たな農業の展開方向に即して、改めて農業農村整備の使命を再認識し、関係者の総力を挙げて我が国の農業・農村をさらに発展させることを目的として、昭和53年度から開催されております。
 大会は、国歌斉唱の後、最初に白倉政司山梨県土地改良事業団体連合会長及び野中広務全国土地改良事業団体連合会長がそれぞれ開会挨拶及び主催者挨拶を述べ、次に横内正明山梨県知事及び棚本邦由山梨県議会議長が歓迎のことばを述べられました。
 
 
 続いて、安倍晋三内閣総理大臣から本大会に寄せられたメッセージ(後記)が披露された後、小泉昭男農林水産副大臣から来賓祝辞をいただきました。
 次に、土地改良事業功績者表彰に移り、農林水産大臣表彰6名、農林水産省農村振興局長表彰15名、全国土地改良事業団体連合会長表彰45名が受賞の栄に浴され、本県からは、田井哲日光市土地改良区理事長(本会理事)が農村振興局長表彰を、椎名英雄思川西部土地改良区理事長(本会理事)が全国土地改良事業団体連合会長表彰を受賞されました。(田井氏及び椎名氏の経歴は後記のとおり)
 大会も終盤となり、小林祐一農林水産省農村振興局次長の基調講演に続き、東日本大震災の被災3県から復旧、復興の状況報告があり、県内土地改良事業優良事例地区紹介として、2地区の事例が発表されました。
 次に、山梨県立農業大学校の石原晃平さん、窪田千香さんが、『本日、ここに集う私たちをはじめとする「水土里ネット」の人々は、先人達から受け継がれてきた、かけがえのない農業・農村を次世代へ引き継いでいくことを、「水(み)土(ど)里(り)育む土地改良」を合い言葉に、ここ「富士の国やまなし」から高らかに宣言します。』とする大会宣言(後記)を力強く読み上げました。
 最後に、大会旗が白倉政司山梨県土連会長から野中広務全土連会長へ、野中広務全土連会長から次期開催県の野上憲幸青森県土連会長へ手渡され、田邉篤山梨県土地改良事業団体連合会副会長が閉会挨拶を述べ、滞りなく大会の幕を閉じました。
 本県からの参加者一行は、翌日、国営笛吹川農業水利事業「笛吹川沿岸地区」及び畑地帯総合整備事業「万力地区」などの視察研修を行い帰路に着きました。
 
 


主催者挨拶する野中広務全国水土里ネット会長





本県からの参加者一同

◇ 農村振興局長表彰 ◇
   田 井  哲(たい さとし)氏の略歴 
   【日光市在住】(昭和20年6月20日生まれ69歳)
    平成 7年 6月  田川流域土地改良区理事
    平成15年 6月  田川流域土地改良区理事長
    平成21年 4月  日光市土地改良区理事長現在に至る
    平成23年 6月  上都賀土地改良事業推進協議会長現在に至る
    平成24年 4月  栃木県土地改良事業団体連合会理事現在に至る
    平成26年 7月  栃木県ほ場整備連絡協議会長現在に至る
  この他、今市市議会議員及び日光市議会議員を昭和62年5月から平成22年4月までの6期23年務められ、その間平成13年5月から平成15年4月までの2年間今市市議会議長に就任し、市政の発展に努め、平成18年3月の今市市、日光市、藤原町、足尾町及び栗山村の2市2町1村の合併に多大なる貢献をされた。さらに、合併後の新日光市においては、初代の市議会議長に就任し、新市の発展に貢献した。
 
 
 ◇ 全国土地改良事業団体連合会長表彰 ◇
   椎 名 英 雄(しいな ひでお)氏の略歴
   【小山市在住】(昭和14年8月22日生まれ75歳)
    平成 7年 4月  清水川土地改良区理事
    平成11年 4月  清水川土地改良区会計理事
    平成15年 4月  清水川土地改良区副理事長
    平成19年 4月  清水川土地改良区理事長
    平成21年 4月  思川西部土地改良区副理事長
    平成21年11月  思川西部土地改良区理事長現在に至る
    平成23年 9月  栃木県土地改良事業団体連合会農業農村整備部会副部会長
    平成24年 5月  下都賀地方土地改良事業推進協議会長
    平成24年 8月  栃木県土地改良事業団体連合会理事現在に至る
    平成25年 4月  栃木県南部地方土地改良事業推進協議会長現在に至る
    平成25年 5月  小山市土地改良事業推進協議会長現在に至る
    平成25年 5月  国営栃木県南部土地改良事業推進協議会副会長現在に至る
  この他、小山農協穂積支所実行組合長、受検組合長を歴任し、また、平成10年12月から平成19年11月までの9年間、小山市民生委員・児童委員を歴任するなど、地域住民からの人望が厚い。
 

右側:田 井    哲 理事
左側:椎 名 英 雄 理事





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県知事及び県議会に農業農村整備事業の予算確保を要請
 本会及び栃木県土地改良事業推進協議会等7団体は、去る11月13日、福田富一栃木県知事、水沼裕治農政部長、吉澤豊農村振興課長、池田真久農地整備課長、螺良昭人県議会議長、亀田清県議会農林環境委員長に対し、農業農村整備事業の予算確保を要請しました。
 県側からは、予算確保に努めたいと力強い回答をいただきました。要請書の内容は、次のとおりです。








知事への要請書を馬場竹次郎
副知事に手渡す大久保寿夫会長



螺良昭人県議会議長に要請書を
手渡す大久保寿夫会長


水沼裕治農政部長に要請書を
手渡す大久保寿夫会長


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平成26年度土地改良区等職員研修会を開催
 本会は、去る11月20〜21日の両日、会員の組織の変化や本会に対する負託の変化、さらには時代の要請が激変している中、本会から発信される農業農村整備事業等の情報を下に、土地改良区等職員が自ら率先して、土地改良区等間の情報交換や交流を円滑に促進するとともに、会員と本会の共存共栄の発展に資することを目的として、会員土地改良区並びに土地改良区連合の職員を対象とした平成26年度土地改良区等職員研修会を参加者約80名の参加を得て、日光市鬼怒川温泉「鬼怒川グランドホテル夢の季」において開催しました。
 
 今回で6回目を数える研修会は、橋克己総務課長の司会進行で開会し、野澤伸輔事務局長が、この研修会を開催するに当たり、経緯等が紹介され、有意義な研修会になるよう祈念した開会あいさつを述べ、研修会次第に基づき、本会職員及び日本政策金融公庫職員が講師を務め、次の5つの研修項目について研修を行いました。
 また、研修会終了後、同ホテル内において、研修会に出席した職員の有志と本会の部課長による第2部の研修会となる「情報交換会」を開催し、土地改良区職員と本会職員間で土地改良区が抱える課題等や最近の農政に係る闊達な意見の交換が行われ、実りある研修会となりました。
◇ 第1日目 ◇
 @ 平成27年度農業農村整備事業予算の概算要求について
 A 土地改良区会計事務について(収入の手続き・支出の手続き・出納閉鎖・決算及び財産目録)
 B 土地改良区等の業務運営に当たっての留意事項について
 C 非補助農業基盤整備資金について
◇ 第2日目 ◇
 D 賦課金滞納処分に関する質疑応答について
 


 

主催者挨拶する野澤伸輔事務局長



公庫融資について説明する
利根川正明課長代理


研修会場の様子


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平成26年度
県営土地改良事業の換地業務に係る感謝状贈呈式を開催
 去る11月21日、栃木県公館において、県営土地改良事業の換地業務が完了した土地改良区に対して、栃木県知事から感謝状の贈呈式が開催されました。
 式典では、平成25年度までに換地業務が完了した5土地改良区に対し、福田富一知事から感謝状が贈呈され、長年に渡り土地改良事業における換地業務の遂行に尽力されたことに敬意を表する旨の賛辞がありました。
 来賓祝辞では、本会大久保寿夫会長が換地業務完了までに多くの課題を乗り越えた労苦を労い、今後の各地区における農業のさらなる発展を期待すると述べられ、続いて、受賞者を代表し、江川南部土地改良区の相田英幸理事長が謝辞を述べ式典が終了しました。
 その後、同公館庭園にて知事を交えて受賞地区関係者の記念撮影が行われました。








来賓あいさつする大久保会長


江川南部土地改良区



南押原土地改良区


しおや土地改良区


大田原市土地改良区



下沢引田土地改良区


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「農業農村整備の集い」を開催

 全国土地改良事業団体連合会及び都道府県土地改良事業団体連合会は、去る平成26年11月25日、東京都千代田区平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーにおいて、全国の土地改良事業関係者約700名を集めて「農業農村整備の集い」を開催しました。
 集いは、最初に、野中広務全国土地改良事業団体連合会長が挨拶に立ち、「この集いの開催を契機として、活力ある農業農村の実現に向けて、皆様とともに関係方面に強く要請して行こう。」と呼びかけられました。
 続いて、小泉昭男農林水産副大臣が壇上に立ち、「本大会の成功が全国の農業農村の発展の礎となることを願うとともに、参集された皆様には我が国の農業農村の振興と豊かな国土の形成により一層お力添えをいただきたい。」と祝辞を述べられた後、石破茂地方創生担当大臣及び二階俊博自由民主党総務会長並びに稲田朋美自由民主党政務調査会長がそれぞれ祝辞を述べました。
 集いも終盤となり、三浦進農林水産省農村振興局長の情勢報告、秋田県と兵庫県における農業農村整備事業の取り組み事例の発表が行われた後、岩手県土地改良事業団体連合会田山清専務理事から要請書及び緊急要請(後記)が提案され、それを会場に諮ったところ満場一致で採択されました。
 最後に、荒木泰臣熊本県土地改良事業団体連合会長の発声により、ガンバロウ三唱が行われ、滞りなく集いの幕を閉じました。
 集い終了後には、集いでの要請事項の実現を図るため、本県からの参加者20名は、3班に分かれて農林水産省及び本県選出等国会議員に要請を行ないました。




主催者挨拶する野中広務全土連会長



来賓挨拶する小泉昭男農林水産副大臣


来賓挨拶する石破茂地方創生担当大臣



室本隆司農林水産省農村振興局整備部長に
要請書を手渡す大久保寿夫会長と椎名英雄理事





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平成26年度水土里ネットとちぎ複式簿記研修会を開催
 本会は、去る12月2日、平成26年度水土里ネットとちぎ複式簿記研修会を本会3階大会議室において、本会会員土地改良区役職員、県職員等106名が参加して開催しました。
 この研修会は、農林水産省の土地改良区基盤強化事業として、平成26年度から3年間で各都道府県水土里ネット単位において全土地改良区を対象に実施され、全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)が主催し、今年度は16道府県水土里ネットが開催するものです。
 研修会は、全国水土里ネットの浦山正四参与が主催者挨拶、本会、小川正順専務理事が開催県として挨拶を行い、土地改良区の運営強化と資質強化を図る上でも必要とされる複式簿記の必要性等について、次の八つの研修項目を受講いたしました。


【研修項目】
(1)複式簿記に対する栃木県の取組と動向
    講 師  栃木県農政部農地整備課(管理指導担当)係長 岡 野 英 樹 氏
(2)会計制度、複式簿記の基本について
    講 師  ウチノ税理士法人 公認会計士 鈴 木 公 泉 氏
(3)国の通知「検査指導基準、会計基準」について
    講 師  関東農政局土地改良管理課 農地集団化推進官 黒 田  実 氏
(4)会計細則例、勘定科目、諸様式について
    講 師  関東農政局土地改良管理課 農地集団化推進官 黒 田  実 氏
(5)土地改良区会計基準に基づく会計の実際(土地改良区の仕訳の用例)
    講 師  全国水土里ネット 参与 茂 木 吉 成 
(6)実践土地改良区財務諸表の紹介
    講 師  群馬県 長野堰土地改良区 会計主任 松 澤 伸 一 氏
(7)資産評価と減価償却
    講 師  全国水土里ネット 参与 浦 山 正 四
(8)小水力発電会計について(勘定科目の融合)
    講 師  全国水土里ネット 参与 浦 山 正 四



主催者挨拶する浦山正四全土連参与



講演する鈴木公泉公認会計士


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美しいむらの写真コンテスト審査委員会を開催
 本会は、栃木県及びふるさととちぎ21活性化塾との共催で、「農村地域では農業生産や日々の暮らしが営まれる中、豊かな自然や歴史的遺産を守りながら、美しい景観が形成されてきた。また、農地や水・農村環境は県民の安全な暮らしを守るも一つの農村の姿である。これらの農村地域の風景や四季折々の自然を、将来を担う中学生・高校生に撮影していただき、広く農業・農村への理解と関心を深める契機とするため。」美しいむらの写真コンテストを実施しました。
 本年度で21回目を数える開催となるコンテストは、「躍動する農業・農村の姿を撮ってみよう」をテーマに、「農業に生き生きと携わる人々の姿」や、「農地、水、農村環境を守る活動」の様子などを題材に募集いたしました。
 応募作品は、中学校4校108点、高等学校8校41点の計143点にのぼり、去る12月16日、とちぎアグリプラザにおいて審査委員会(大手義雄審査委員長)を開催し、別掲のとおり部門別に、最優秀賞1点、優秀賞2点及び入選10点を決定しました。
 入選作品については、栃木県庁15階展望ホールにおいて、2月16日(月)から27日(金)までの12日間展示会を開催し、広く県民に紹介する予定です。
 なお、本会においては、入賞作品を本誌に掲載するなどを通じて、できるだけ広く紹介していく予定です。



最終審査する大手審査委員長(右から2人目)



農業に生き生きと携わる人々の姿部門入選


最優秀賞(知事賞)
「息ぴったり」


優秀賞(県農政部長賞)
「苗代の休けい」



優秀賞(県農政部長賞)
「せっせっ!と働きます!」

農地、水、農村環境を守る活動部門入選作品


最優秀賞(知事賞)
「新たな楽しみ」


優秀賞(県農政部長賞)
「機械と手と人の手」



優秀賞(県農政部長賞)
「休憩」





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栃木県土地改良換地士部会優良先進事例視察研修会を開催
 栃木県土地改良換地士部会は、去る12月4日、宮城県角田市のあぶくま川水系角田地区土地改良区において、土地改良換地士の資質の向上を目的として、優良先進事例視察研修会を開催し、部会員13名が参加しました。
 研修会は冒頭、あぶくま川水系角田地区土地改良区亀谷久雄理事長より歓迎の挨拶を受け、栃木県土地改良換地士部会菅又亜夫部会長が謝辞を述べられ、その後、同改良区の目黒喜一事務局長、斎藤啓二賦課徴収課長より、土地改良区の概要及び同改良区が積極的に関与している「一括利用権設定」による農地利用集積に向けての取組みについての説明を受けました。
 昨今の農業従事者の高齢化や耕作放棄地の拡大などの課題に対応するために、担い手への農地利用の集積・集約化を加速させることの重要性を認識させられる研修会になりました



研修風景


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県営経営体育成基盤整備事業 下田原北部地区起工式を開催請
 県営経営体育成基盤整備事業下田原北部地区の起工式が、去る平成26年11月21日、宇都宮市下田原地内において、関係機関の関係者及び同地区組合員の多数出席のもと、厳かに執り行われました。
 起工式は、神事の後、齋藤芳久理事長の主催者挨拶、伊藤浩県河内農業振興事務所長から事業主体としての挨拶があり、多くの来賓を代表して、黒須孝宏宇都宮市農林環境整備課長(宇都宮市長代理)が祝辞を述べられ、工事の安全を祈願しました。





厳かに執り行われた安全祈願の神事



工事の安全を祈願する齋藤芳久理事長


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シリーズ土地改良区紹介 12
ネットみくりや
三栗谷用水土地改良区

渡良瀬川の3頭首工で、最大規模を誇る太田頭首工全景

特 色

 
 当地区は栃木県南西部に位置する足利市の渡良瀬川を背に矢場川を隔て群馬県に隣接する市南部に展開する平坦な水田地帯で、通称「御厨田圃」と呼ばれています。(土地改良区の三栗谷は当て字とされている。)
 地形は一般に北西側より東南に向かって暖傾斜をなし、標高23m〜40m内外、長さ12q、幅4qに及ぶ第4記深層に属する沖積層で、上流部は砂質土が多く下流部は埴土、中流部は珪質埴土であり、年平均気温は16.5℃、年平均降雨量は1,121mmで、米麦を中心とするこの地帯は、田植も日本一遅く7月田植が例行されています。
 なお、その用水は公害の源点といわれる足尾連山を水源とする渡良瀬川に依存するため、当地区も田中正造の直訴に及ぶ鉱毒事件の舞台となり、明治の中期から鉱毒との戦いに明け暮れ、ただひたすらにきれいな水を求め続けていました。
 
 
 また、日光例幣使街道が当地区を横断しており、宿場町として八木宿と梁田宿がその名残を今にとどめ、民謡「八木節」発祥の地であり、当土地改良区の事務所は昭和31年に竣工し、当時としては最新の耐震耐火ブロック建築で造られており、八木宿に構えております。
 
 
地区の概要

 当土地改良区は、受益面積852ha、組合員数1,343名から成り立ち、理事9名、監事3名、総代40名及び職員4名で業務を運営しています。
 歴史的観点から見ると、戦国時代の終期の頃(西暦1570年)、現在の群馬県太田市市場町渡良瀬川右岸に三栗谷堰が築造され、渡良瀬川四堰(待堰・矢場堰・三栗谷堰・借宿堰)の一つに数えられており、明治維新までは市場堰とも呼ばれ旧館林藩に属していたと記されていますが、明治13年に三栗谷堰水利土功会が組織され、明治23年に三栗谷普通水利組合に組織替えを行いました。
 昭和27年6月30日に県知事から設立認可(栃木第36号)を受け、三栗谷用水土地改良区に組織変更となり、現在に至っています。
 その後、主な事業として、昭和10年より第一次から第三次にわたり県営三栗谷用水幹線事業を行い、足尾銅山の興隆に伴い発生した公害により水源地が荒廃し、水不足が慢性化するとともに、一旦、豪雨ともなれば鉱毒泥土が流下する被害防除対策を行いつつ、三栗谷堰から5.2qの土水路で蛇行する用水幹線水路を三面玉石コンクリート造りに改修を行うとともに中里堰を築造し、昭和15年には第一集水渠が新設され、昭和23年には県営渡良瀬川右岸用水改良事業に着手し、昭和26年には鉱毒沈殿除却施設として、沈砂池、土砂防止樋門が完成し、第5次の県営事業により第二収集水渠を昭和42年に増設されました。
 更に水資源の安定を図るべく、昭和46年国営渡良瀬沿岸農業水利事業に参画し、三栗谷堰を上流の待堰、矢場堰が合堰、昭和53年には三栗谷堰も四百有余年に亘る長い歴史の幕を閉じ、当該国営事業も昭和59年完成、今は近代設備を誇る太田頭首工より極めて安定した取水のもとで、昭和61年に群馬県の待矢場両堰土地改良区と渡良瀬川中央土地改良区連合を設立しました。
 
 当地区は首都圏まで80q圏内にあり、東武伊勢崎線が市南部、JR両毛線が東西に通過し、市内域に足利市駅外8駅を擁しています。
 道路は国道50号線が東西に通り、東北自動車道佐野藤岡インターチェンジヘ16q、北関東道足利インターチェンジへ8q、北関東道太田桐生インターチェンジへ6qと交通条件に恵まれています。




土地改良区が崇める水神宮の鳥居と参道





今後の問題点
 現在、三栗谷用水土地改良区では二つの大きな問題点をかかえています。
 一つは、用水の汚濁です。南部地区の急速な都市化が進み、上流部においては工場や宅地に転用され汚濁水の流入しています。
 もう一つは、維持管理の問題です。土地改良区は農業水利施設の整備・維持管理の役割を担っていますが、農業従事者の減少や高齢化、後継者不足、農業所得の減少など農業農村を取り巻く環境は厳しく、その役割を果たすことが年々難しくなっています。
特に基幹的農業水利施設は、現在管理している6割、10年後には8割以上が標準的な耐用年数を迎えます。常に補修工事を行い、延命処置を行っています。
 当土地改良区としても、圃場を整備し、農作業労力の削減、農産物の品質向上・生産量の拡大を図るために、まずは用排水路の整備が肝要と認識しているところです。しかし、これらを実現するためには莫大な費用が必要としますので、定期的な施設診断や日々の管理を行うとともに、ストックマネジメント事業等の取組み、施設が壊れる前に補修・補強して、土地改良施設の長寿命化が図れるよう管理体制の構築を推進しながら、維持管理事業の長期的な計画の策定が大切と思われます。


市民憩いの三栗谷用水(疏水)の桜












水土里ネットみくりや
所在地
〒326−0338 足利市福居町569−4
TEL:0284−71−1619
FAX:0284−71−1619



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小山市農業水利誌刊行記念講演会・交流会を開催
 小山市は今年度、小山市制60周年を迎え、同市の農業発展の礎である農業水利の歴史を後世に伝えるとともに、農業に対する関心や理解を深めていくために、「小山市農業水利誌」が刊行し、土地改良関係者約200名の参加を得て、去る12月18日、小山市文化センターにおいて、小山市農業水利誌刊行記念講演会を開催しました。また、講演会の終了後に小山市土地改良推進協議会(会長:椎名英雄思川西部土地改良区理事長)は、設立50周年記念事業として、この水利誌の著作した水谷正一先生との交流会を開催しました。
 講演会は、大久保寿夫市長(水土里ネットとちぎ会長)が主催者挨拶、来賓を代表して、初めに関東農政局農村計画部事業計画課の緒方和之課長、次に栃木県農政部の南斎好伸次長がそれぞれ挨拶を行いました。
 講演会の第1部は基調講演で、この小山農業水利誌を執筆した宇都宮大学の水谷正一名誉教授が、「小山市農業水利誌の解説と私が学んだこと」と題して、小山市を構成する「東部地域」、「中央地域」及び「思川西岸地域」の三地域における水利の歴史を踏まえ、三地域三様の展開があり、現在に至っていることの説明とともに、農業の多面的機能が重視される時代となってきたことを受け、農業のもつ「経済価値」、「環境価値」及び「文化的価値」の3つの価値の実現を求めていくことが大切であると強調された講演でありました。
 第2部では、「国営かんがい排水事業 栃木南部地区の概要」と題して、農林水産省関東農政局農村計画部事業計画課の緒方和幸課長が、小山市農業の特徴を踏まえ、同事業の実施に向けた今までの地区調査や今後の事業計画等について説明があり、平成27年度には、全体実施設計を行い、同年度末からの土地改良法手続きを経て、平成28年度に工事が着工される見通しについて講演をいただきました。
 講演会終了後、会場を移して、「小山市農業水利誌」刊行祝賀会 水谷正一先生との交流会は、この講演会に出席した中から48名が参加して行われ、参加者は、水谷先生を囲んで「小山市農業水利誌」の内容とか、緒方課長をはじめ行政側には、これから事業開始となる「国営かんがい排水事業栃木南部地区」に関することなどに話題が集中し、土地改良区の役員等は今後の小山市の農業展開に期待を寄せ、それぞれの思いを込めて交流会が盛り上がる中、閉会を惜しみつつ、交流会が散会しました。




主催者挨拶する大久保寿夫市長



来賓挨拶する緒方和之課長


来賓挨拶する南斎好伸次長



基調講演する水谷正一名誉教授


講演を聞き入る参加者



交流会会場


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第94回通常総会開催のお知らせ
本会は次のとおり、第94回通常総会を開催いたします
◇ 第94回通常総会 ◇
  日  時  平成27年3月20日(金) 午前10時から
  場  所  栃木県土地改良会館
        宇都宮市平出町1260番地
        電話:028−660−5701





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農林水産統計専門調査員募集のお知らせ
 農林水産省では、これまで職員が実施しておりました農業経営統計等の統計業務の一部について、平成27年度から職員に代わって調査を行っていただく専門調査員の導入を予定しており、農林水産業の関係機関等での勤務経験のある方や現場の農業に関する知識がある方を募集しています。
 詳しくは、関東農政局宇都宮地域センターまでお問い合わせください。

◇ 連絡先電話番号 ◇ 028−633−3105、3106(担当:須田、早乙女)





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株式会社 日本政策金融公庫からお知らせ

○農業基盤整備資金の金利

 平成27年1月19日(月)現在の農業基盤整備資金の金利は次のとおりですが、金利情勢によって変動しますので、最新の金利は公庫支店にお問い合わせいただくか、公庫ホームページでご確認ください。
区 分借入期間にかかわらず
県 営0.75%
団体営補  助0.60%
非 補 助0.60%


お問合せ先:宇都宮支店 農林水産事業 利根川
TEL:028-636-3901
www.jfc.go.jp/


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迎 春
 農業農村整備事業の推進につきましては、平素から格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 本年も農業農村の振興発展のため精進して参りますので、より一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


                                    平成二十七年一月

         水土里ネットとちぎ(栃木県土地改良事業団体連合会)

    会  長  大久保 寿 夫 (小山市長)
    副 会 長  佐 藤 一 巳 (南那須土地改良区理事長)
    同     橋 勇 丞 (大田原市土地改良区理事長)
    専務理事  小 川 正 順 (学識経験者)
    理  事  斎 藤 文 夫 (日光市長)
    同    人 見 健 次 (さくら市長)
    同    津久井 富 雄 (大田原市長)
    同    星 野 光 利 (上三川町長)
    同    田 井   哲 (日光市土地改良区理事長)
    同    井 田 隆 一 (真岡市長)
    同    寺 嶋 勝 豊 (佐野市土地改良区理事長)
    同    椎 名 英 雄 (思川西部土地改良区理事長)
    同    和 泉   聡 (足利市長)
    同    藤 平 元 一 (市貝町土地改良区理事長)
    同    福 島 泰 夫 (那珂川町長)
    代表監事  和 氣 六一郎 (しおや土地改良区理事長)
    監  事  大久保 幸 雄 (学識経験者)
    同    野 中 位 徳 (うつのみや中央土地改良区理事長)

    事務局長  野 澤 伸 輔  外職員一同


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