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(上段) 大田原市佐久山地区にある円筒分水で、1級河川箒川の伏流水を引き込んで分水しており、その水はとても透明感があります。 この円筒分水は、平成23年1月とちぎふるさと田園風景百選に選定されました。 |
(下段) さくら市と市青少年センターが、同市の無形民俗文化財である「野州田植歌」に合わせて、子供たちが苗の手植えを体験するイベントを開催しました。 参加した女子生徒たちは地域に伝わる「田植歌」受け継ごうと昔ながらの早乙女姿で苗を植え、子どもたちはぎこちない手つきで元気で手植えを体験しました。 |
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新任ごあいさつ 栃木県農政部長
南 斎 好 伸
この度の定期異動により農政部長を拝命しました南斎でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
着任に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
皆様には、日ごろより本県農政の推進につきまして、特段の御支援と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、農業就業者の高齢化やグローバル化の進展など、農業農村を取り巻く状況が大きく変化する中、国においては、本年3月に新たな「食料・農業・農村基本計画」を決定し、農業の構造改革等をはじめ、農業の成長産業化を進める産業政策と、農業・農村の多面的機能の発揮を進める地域政策を車の両輪として、施策を展開していくこととしています。
このため、県としましては、農地中間管理機構を活用した農地集積や飼料用米の作付け推進などに取り組むとともに、スカイベリーをはじめとする県農産物のブランド化や、担い手の確保・育成、農業の6次産業化の推進など、儲かる農業の実現を目指して、「攻めの農政」を展開して参ります。
これらの取組を進めていくためには、生産基盤の整備が重要であることから、農地の高度利用や農地利用集積に向けた地域の話し合いを促進しながら、畑地も含め、意欲的な担い手の営農展開を支える圃場の整備を積極的に推進して参ります。
また、老朽化の進む農業水利施設の長寿命化を図るため、「農業水利施設保全管理指針」に基づき、施設の機能診断を集中的に実施し、将来にわたり安定的に機能発揮できるよう、計画的な更新整備を進めて参ります。
さらには、小水力や太陽光など、農村地域の豊富な再生可能エネルギーの有効活用を促進するとともに、農村の地域資源を保全する多面的機能支払等の取組を推進し、農村の活性化を図って参ります。
今後とも、本県農業農村の更なる発展を目指し、農業農村整備事業の一層の推進に努めて参りますので、皆様の一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆様の御健勝と益々の御繁栄を祈念申し上げまして、新任のあいさつといたします。
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新任ごあいさつ 栃木県農政部農村振興課長
荒 井 真 一
この度の定期人事異動により、農村振興課長に就任いたしました荒井でございます。
会員の皆様方には、日頃から本県の農業農村の振興に多大なる御尽力を賜り深く感謝申し上げます。
本年度は、本県農政の基本指針である「とちぎ農業成長プラン」の計画最終年度となり、この5年間の総仕上げの年を迎えます。プランに掲げた施策の着実なる推進に努めて参りますので、引き続き、御協力いただきますようお願いいたします。
さて、農業農村を取り巻く情勢は、担い手の減少や高齢化、農業所得の減少、加えて農村部における人口減少など多くの課題を抱えております。こうした中、「新たな食料・農業・農村基本計画」が本年3月に閣議決定され、施策の改革や取組の推進に向けた指針が示されました。
基本計画では、農業の成長産業化を促進する“産業政策”と、農業・農村の多面的機能の発揮を促進する“地域政策”を車の両輪として進めることとしており、日本型直接支払制度の着実な推進や都市と農村との交流、農村への移住・定住促進など、「農村の振興」をより重要な施策として位置づけております。
本年度から法制化された「多面的機能支払制度」は、地域コミュニティによる農地・農業用水等の資源保全活動や質的向上を図る活動により、将来にわたって多面的機能の維持・発揮を図るものであり、当課といたしましても引き続き、県協議会・市町と連携しながら、取組を推進して参りたいと考えております。
また、農村の様々な魅力を結びつけた「グリーンツーリズム」の推進や農産物直売所等の運営体制の強化、6次産業化の取組を支援し、農業者の収益力向上を図るとともに、中山間地域対策として、農業生産基盤と生活環境の一体的な整備や直接支払制度の円滑な実施、地域ぐるみによる鳥獣被害防止の取組など、総合的な施策を推進して参ります。さらには本県の豊かな農村環境の維持・保全を図るため、農業集落排水などの生活環境整備を推進するととともに、小水力や太陽光など農村地域の豊富な再生可能エネルギーの有効利用を促進し、農村の活性化を図って参ります。
「賑わい、儲かる、元気な農村から『ふるさととちぎの創生』」に向けて、今後とも農村振興課職員一丸となって取り組んで参りますので、会員の皆様方のなお一層の御理解と御支援をよろしくお願い申し上げまして、新任の挨拶とさせていただきます。
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新任ごあいさつ 栃木県農政部農地整備課長 福 田 靖 夫
この度の定期異動により農地整備課長に着任いたしました福田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
皆様には、日頃から、本県農業農村整備の推進に特段の御支援、御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、農業・農村を取り巻く情勢は、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増大が進行する一方で、大規模経営農家の増加や若者を中心とした「田園回帰」など、新たな動きも広がっています。
こうした中、農業・農村の持続的発展をより確かなものとしていくためには、先人たちが築きあげてきた農地や農業水利施設等を守り、しっかりと未来に引き継いでいくことが重要であると考えております。
このため、国の予算等を活用しながら、地域の営農戦略に応じた農業生産基盤の整備を計画的に推進するとともに、農村環境の保全や防災・減災対策などを通じまして、元気で快適な地域づくりに努めて参ります。
特に、老朽化の進んだ農業水利施設の整備については、ストックマネジメント手法を活用した施設の長寿命化に向け、受益面積100haを超える基幹的な農業水利施設の機能診断を全て実施し、平成27年度を目途に施設の機能保全計画を策定するなど、長期的な視点に立った保全対策を着実に進めて参ります。
併せて、土地改良区統合整備の推進や検査指導等を通じまして、土地改良区の運営体制の強化を進めて参ります。
また、国営かんがい排水事業栃木南部地区においては、本年度、全体実施設計を行う予定であり、小山市を中心とした受益面積3,700haを超える排水対策の早期着工が期待されるところです。
県としても、約15年ぶりとなる本格的な国営事業でありますので、事業の円滑な推進に向け、積極的な支援に努めて参ります。
今後とも、地域の方々と積極的に情報交換し、将来の農業ビジョンを共有しながら、元気あふれる郷づくりを推進して参りたいと考えておりますので、会員の皆様の一層の御協力と御支援をお願いいたします。
結びに、栃木県土地改良事業団体連合会の益々の御発展と会員皆様方の御健勝を御祈念申し上げまして、新任のあいさつといたします。
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就任ごあいさつ 水土里ネットとちぎ
(栃木県土地改良事業団体連合会)
専務理事 穐 野 和 人
第94回通常総会、そして平成27年度第1回理事会において選任をいただき、専務理事に就任いたしました穐野でございます。水土里ネットとちぎの会員の皆様には、今後、様々な機会でお世話になることと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
先ごろ国において、今後10年程度先までの施策の方向性等を示す農政の中長期的ビジョンとなる「新たな食料・農業・農村基本計画」が閣議決定され、農林水産大臣談話が公表されました。
内容の一部を抜粋すると、「現在、農業・農村は、農業就業者の高齢化や農地の荒廃など、極めて厳しい状況にありますが、海外への輸出や6次産業化へのチャレンジ、100haを超える大規模経営の出現、若者を中心とした「田園回帰」といった新たな動きも広がっています。
今後、こうした「芽」を大きく育て、農業・農村の明るい展望を切り拓くとともに、農地・農業用水などの地域資源を確実に次の世代へと継承していく必要があります。
このため、新たな基本計画では、農業の構造改革、国内外の新たな需要の取り込み等を通じて農業や食品産業の成長産業化を進める産業政策と、構造改革を後押ししつつ、農業・農村の多面的機能の発揮を進める地域政策を車の両輪として、施策を展開していくこととしています。」というものです。
この計画の実現に向けて、私たち土地改良に携わる者が果たすべき責務は、「農地・農業用水などの地域資源を確実に次の世代へと継承していく」ことであり、その実現のための手段として、農業生産基盤の更新や整備、多面的機能支払制度の着実な推進などが求められています。
本県の農業は、米麦・園芸・畜産の3部門がバランスよく発展を遂げてきていると言われますが、最近の農業産出額をみると、米価下落等による米麦部門の産出額の落ち込みを、いちごやトマトといった園芸部門や畜産部門が補って県全体の産出額が維持されているという構図になっています。しかし農地面積で見ると、約8割が水田であり、その水田農業が本県の風景・風土を形づくり、また人間性の形成にも大きく影響を与えていると私は思っています。やはり本県においての基幹は水田農業であり、その水田とそこへ本県の豊富で清らかな用水を運ぶ堰や水路を、健全な形で私たちの子や孫の世代に継承していかなければなりません。
米価の下落や、たび重なる自然災害の発生などにより、農家にとってはモチベーションの下がることばかりでありますが、水土里ネットとちぎ、そして私自身はもとより微力ながら、本県農業・農村発展のため、その課せられた責務を果たすべく会員市町、土地改良区の皆様の発展のために誠心誠意努力してまいる所存であります。
今後ともお力添えを賜りますようお願いいたしまして、就任の挨拶といたします。
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就任ごあいさつ 水土里ネットとちぎ
(栃木県土地改良事業団体連合会)
事務局長 吉 澤 昭 栄
私、この度の人事異動により事務局長に就任いたしました。昨今の農業・農村の情勢は変革の時代を迎え、多くの課題が山積している中、職責の重さを痛感しております。
会員の皆様には、日頃から農業農村整備事業の推進を通じまして、本県の農業・農村の振興、発展のため、また、本会の円滑な業務運営ため、多大なるご支援ご尽力を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、このところ、人口減少と高齢化の問題が盛んに叫ばれており、新聞等でも毎日のように報道されています。わが国の人口は現在の1億2千7百万人から、2050年には9千7百万人、2100年には5千万人を割り込むと推定されており、加えて65歳以上の高齢化率は40%とも50%とも言われています。
農村部においては更に顕著であり、農業人口の減少、農業者の高齢化が進行しており、農村における過疎化、高齢化に伴い、地域の共同活動や集落機能が低下しつつある中、農村社会の崩壊が危惧されているところです。
そのような中、国では、「地方創生」と「強い農業」を重要な政策課題と位置付け、「農業競争力強化」のための農地の集積・大区画化・汎用化を加速させるとともに、「国土強靭化」のための農業水利施設の長寿命化・耐震化対策を推進するとしています。また、「新たな食料・農業・農村基本計画」により、食料自給率目標を45%に設定し、所得増大と農業振興に向けた農業の成長化や多面的機能の維持・発揮を促すため、農地中間管理機構、多面的機能支払制度等の農政改革を着実に実行するとしています。県におきましても、国の農政改革に対応するため、「とちぎ農業成長プラン」に基づき、「儲かる農業」の実現に向け、「攻めの農業」を展開していくこととしています。
一方、土地改良区を取り巻く情勢は、農家の高齢化、未収賦課金などの課題に加え、水利施設の老朽化への対応など、一段と厳しさを増しています。
このような中にあって、土地改良区は担い手育成などの地域農業振興への取組や、地域づくりなどの新たな役割を担うことも期待されています。米価下落等の厳しい現状の中で、今後多くの課題を抱えることが予想されていることから、賦課金の確実な徴収や多面的機能支払への積極的な関与など、自ら運営基盤強化を図っていくことが必要であり、土地改良区の機能や役割が地域において効率的かつ効果的に発揮されることが重要と考えております。
本会といたしましても、現場のニーズに応えられる予算の確保、水田の大区画化・汎用化、或いは防災・減災対策の推進、土地改良区の運営基盤強化等の実現など、栃木県の農業・農村の未来が、土地改良により輝かしいものとなるよう努力して参ります。私どもも微力ではございますが、少しでもお役に立てるよう鋭意努力して参りたいと存じますので、関係者の皆様には、今後ともご指導ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
結びに、会員の皆様をはじめ、国、県、関係機関の皆様方の益々のご活躍ご健勝を祈念いたしまして、就任の挨拶とさせていただきます。
栃木県職員(土地改良関係)の定期人事異動 |
◆平成27年4月1日付け土地改良関係幹部職員(○印は昇任、敬称略)
農政部長(農政部次長) 南斎 好伸
農政部次長(農政部参事兼生産振興課長) 渡邉 和明
農業試験場長(農政部参事兼那須農業振興事務所長) 小瀧 勝久
農業大学長(農業試験場長) 安納 義雄
農政部参事兼下都賀農業振興事務所長(経営技術課長) ○伊藤 芳郎
農政部参事兼塩谷南那須農業振興事務所長(農地整備課長) ○池田 真久
農政部参事兼那須農業振興事務所長(農村振興課長) ○吉澤 豊
農政課総務主幹(管財課長補佐(総括)) ○北条 俊明
農村振興課長(那須農業振興事務所企画振興部長) 荒井 真一
生産振興課長(農政課農政戦略推進室長) 田中 敏夫
農地整備課長(下都賀農業振興事務所農村整備部長) 福田 靖夫
上都賀農業振興事務所長(農業環境指導センター所長) 小林 俊一
農政課農政戦略推進室長(経営技術課主幹(経営体育成担当) 植木与四郎
農政課農地調整班長
(教育委員会事務局生涯学習課主幹兼課長補佐(総括)(生涯学習振興担当)) 仲山 浩正
農村振興課主幹兼課長補佐(総括)
(那須農業振興事務所企画振興部長補佐(総括)兼企画振興課長 ○関戸 章一
農村振興課主幹(環境対策担当)
(塩谷南那須農業振興事務所農村整備部長補佐(総括)兼整備課長 ○明瀬 敏
県土整備部技術管理課検査監
(芳賀農業振興事務所農村整備部長補佐(総括)兼調査保全課長) ○古口 清貴
上都賀農業振興事務所長企画振興部長(農村振興課主幹(環境対策担当)) 和氣 好延
芳賀農業振興事務所次長兼管理部長(県民文化課県民協働推進室長) 後藤 良明
芳賀農業振興事務所農村整備部長(芳賀農業振興事務所主幹) 池田 勝浩
芳賀農業振興事務所主幹
(塩谷南那須農業振興事務所企画振興部長補佐(総括)兼企画振興課長) ○津浦 好一
下都賀農業振興事務所企画振興部長(流通経済課マーケティング班長) 山田 健悦
下都賀農業振興事務所農村整備部長(安足農業振興事務所企画振興部長) 荒井 忠雄
塩谷南那須農業振興事務所次長兼管理部長(会計管理課主幹兼課長補佐(総括)) 菊池 英男
那須農業振興事務所次長兼管理部長(地域振興課土地利用調整班長) 渡辺 哲朗
那須農業振興事務所次長兼企画振興部長
(畜産酪農研究センター次長兼企画情報室長) 神辺 佳弘
安足農業振興事務所次長
(上都賀農業振興事務所主幹兼管理部長補佐(総括)兼管理課長) 阿部 訓幸
安足農業振興事務所企画振興部長(農地整備課主幹兼課長補佐(総括)) 南木 好樹
栃木県職員(土地改良関係)の退職者(平成27年3月31日付け) |
◆退職者(敬称略)
農政部長 水沼 裕治
農政部参事兼下都賀農業振興事務所長 穐野 和人
農政部参事兼塩谷南那須農業振興事務所長 佐藤 義郎
芳賀農業振興事務所農村整備部長 北原 茂夫
塩谷南那須農業振興事務所次長兼管理部長 浅見 正明
那須農業振興事務所次長兼管理部長 小堀 喜市
安足農業振興事務所次長 津田 真
県土整備部技術管理課検査監 小林 治
本会職員の定期人事異動 |
◆平成27年4月1日付け幹部職員(○印は昇任、敬称略)
事務局長(事務局次長兼総務部長) 吉澤 昭栄
事務局次長兼総務部長(事業部長) ○横山 和彦
事業部長(事業部農村整備課長) ○古川二三夫
総務部換地課長(事業部換地課長) 田代 悟
総務部換地課主幹(換地業務担当GL)
(事業部換地課主幹(換地業務担当GL)) 越井 富男
事業部農村整備課長(事業部農村整備課主幹(農村整備担当GL)) 佐藤 静夫
事業部会員支援課長(総務部会員支援課長) 手塚 光一
本会職員の退職者(平成27年3月31日付け) |
◆退職者(敬称略)
事務局長 野澤 伸輔
総務部会員支援課長補佐(施設管理担当GL) 福嶋 久夫
総務部農地・水保全対策室係長 長島 淳
事業部農村整備課係長 川俣 仁史
平成27年度 水土里ネットとちぎ事務局機構 |
平成26年度第4回理事会を開催 |
日 時:平成27年2月19日(木)
午前10時00分〜
場 所:栃木県土地改良会館
平成26年度第4回理事会を開催し、次の議事及び協議事項並びに報告事項が全て原案どおり可決決定・承認されました。
【議事】
第1号議案 平成26年度一般会計予算の補正について
第2号議案 平成27年度事業計画について
第3号議案 平成27年度賦課金徴収基準及び徴収の方法について
第4号議案 平成27年度受託料徴収基準について
第5号議案 平成27年度一般会計予算について
第6号議案 平成27年度役員報酬について
第7号議案 平成27年度一時借入金の借入限度、借入先、利率及び償還方法について
第8号議案 平成27年度金銭の預入先について
第9号議案 第94回通常総会の招集及び同総会付議事項について
第10号議案 表彰規程による表彰者の選考について
第11号議案 員外役員の推薦について
【協議事項】
第94回通常総会における要望事項等決議(案)について
【報告事項】
平成27年4月職員採用について
嘱託職員雇入基準の制定について
挨拶する大久保寿夫会長
平成26年度第3回監事会を開催 |
日 時:平成27年2月25日(水)
午前10時00分〜
場 所:栃木県土地改良会館
平成26年度第3回監事会を開催し、次の議事が原案どおり可決決定され、途中、監事会を休会して監査が執行されました。
監査結果は「概ね良好」と判定され、監査報告書は原案どおり決定されました。
【議事】
第1号議案 平成26年度業務の執行状況及び同一般会計の執行状況並びに財産の状況に関する監査について
挨拶する和氣代表監事
本会第94回通常総会を開催 土地改良事業功労者(団体表彰3団体、個人表彰17名)に感謝状を贈呈 |
〇 日 時:平成27年3月20日(金)午前10時00分〜
〇 場 所:栃木県土地改良会館会議室
会員144名(内書面議決67会員)の出席のもと、第94回通常総会を開催し、次の議事について審議をいただいたところ、全て原案どおり承認、議決、選任されました。
また、予定された議案の審議が終了したところで、富屋西部土地改良区の入江利長理事長から農業農村整備事業の推進を求める決議(後記)が提出され、総会に諮ったところ満場一致で採択されました。
総会終了後に、小林厚司関東農政局次長から、「最近の農政の動きについて」と題して約30分間の講演をいただきました。
なお、第10号議案で選任されました役員及び功労者表彰受賞者は後記のとおりです。
【議事】
第 1 号議案 平成26年度一般会計予算の補正について
第 2 号議案 平成27年度事業計画について
第 3 号議案 平成27年度賦課金徴収基準及び徴収の方法について
第 4 号議案 平成27年度受託料徴収基準について
第 5 号議案 平成27年度一般会計予算について
第 6 号議案 平成27年度役員報酬について
第 7 号議案 平成27年度一時借入金の借入限度、借入先、利率及び償還方法について
第 8 号議案 平成27年度金銭の預入先について
第 9 号議案 総会議決事項の理事会委任について
第10号議案 役員の改選について
追加議案 農業農村整備事業の推進を求める決議(動議)
主催者挨拶する大久保会長
講演する小林厚司関東農政局次長
平成26年度表彰者(敬称略)
◎ 建設業者
株式会社 斉藤組
株式会社 旭野組
金澤建設 株式会社
◎ 土地改良区理事長
君 島 一 郎(塩原土地改良区)
◎ 県職員
大 島 弘(上都賀農業振興事務所)
北 原 茂 夫(芳賀農業振興事務所)
坂 本 道 夫(芳賀農業振興事務所)
穐 野 和 人(下都賀農業振興事務所)
岡 健(下都賀農業振興事務所)
片 倉 国 昭(下都賀農業振興事務所)
小 林 治(県土整備部技術管理課)
◎ 市町職員
西 部 光 世(宇都宮市経済部農林環境整備課)
上 原 晋(小山市経済部農村整備課)
◎ 土地改良区職員
福 島 美智子(鹿沼市土地改良事業協議会)
大 橋 計 良(二宮土地改良区)
高 山 智 子(二宮土地改良区)
◎ 本会職員
野 澤 伸 輔(事務局)
福 嶋 久 夫(総務部会員支援課)
長 島 淳(総務部農地・水保全対策室)
川 俣 仁 史(事業部農村整備課)
表彰状を授与される受賞者
◆選任された新役員(敬称略)
理 事 星 野 光 利(上三川町長)
〃 斎 藤 文 夫(日光市長)
〃 田 井 哲(日光市土地改良区理事長)
〃 大 塚 朋 之(益子町長)
〃 藤 平 元 一(市貝町土地改良区理事長)
〃 大久保 寿 夫(小山市長)
〃 椎 名 英 雄(思川西部土地改良区理事長)
〃 人 見 健 次(さくら市長)
〃 津久井 富 雄(大田原市長)
〃 橋 勇 丞(大田原市土地改良区理事長)
〃 大 谷 範 雄(那須烏山市長)
〃 佐 藤 勉(小川土地改良区理事長)
〃 岡 部 正 英(佐野市長)
〃 三 田 隆 俊(三栗谷用水土地改良区理事長)
〃 穐 野 和 人(学識経験者)
監 事 野 中 位 徳(うつのみや中央土地改良区理事長)
〃 和 氣 六一郎(しおや土地改良区理事長)
〃 大久保 幸 雄(学識経験者)
農業農村整備事業の推進を求める決議本県の農業・農村は、米麦、園芸、畜産と、地域性豊かな農業を展開しており、全国有数の農業県として、県民の経済活動を下支えしてきた。また、豊かな国土や自然環境の保全など、多面的機能の発揮の基、県土の維持形成に大きな役割を果たしてきた。 その間、先人達は、農業・農村の健全な発展のため、農地や農業用水路など、地域資源の維持、向上のため、献身的な努力を続けてきた。
しかしながら、現下の農業・農村をめぐる情勢は、国際的な貿易自由化の流れに伴う農産物価格の低迷、担い手の減少や高齢化の加速、耕作放棄地の増加、更には、人口減少に伴う地域活力の低下に加え、コメを巡る状況も厳しさを増しているなど、課題が山積している。
このような状況の中、国は農業・農村の所得倍増を目指し、「強い農林水産業」と「国土強靭化」の実現に向け、各種施策を展開しているところである。
一方、県においても、国際化に対応できる強い農業の確立に向け、新たな魅力と価値を創造する「進化する農業・栃木」を目指し、各種事業を推進することとしている。
我々水土里ネット(土地改良区・土地改良事業団体連合会)は、これまで培ってきた経験と技術を活用し、国・県が目指すべき方向の実現に向け、積極的な貢献を果たしていく覚悟の下、農業・農村の更なる発展のため総力を結集し、国・県の関係機関に、次の事項の実現を強く要請する。
記
一、 農業農村整備事業の計画的かつ着実な推進と必要な予算を確保すること
一、 担い手への農地集積・集約化に極めて有効な圃場整備事業並びに農地の大区画化・汎用化等に資する基盤整備事業の積極的な推進と予算を確保すること
一、 老朽化した農業水利施設の更新・管理のため、ストックマネジメント事業や土地改良施設維持管理適正化事業の推進と予算を確保すること
一、 農村地域の活性化や土地改良施設の長寿命化にも極めて有効な、多面的機能支払い交付金の推進と予算を確保すること
一、 水土里ネットの公益的な役割と特性を評価し、組織・運営基盤の強化に向け、更なる支援に取り組むこと
平成27年3月20日 栃木県土地改良事業団体連合会第94回通常総会
平成27年度第1回理事会を開催 |
日 時:平成27年4月20日(月)
午後4時30分〜
場 所:宇都宮市 ホテルニューイタヤ
平成27年度第1回理事会を開催し、第1号議案は別記のとおり互選し、第2号議案及び報告事項は、それぞれ原案どおり可決決定・承認されました。
【議事】
第1号議案 会長、副会長、常任理事の互選
について
第2号議案 平成27年度一般会計予算の
補正について
【報告事項】
(1)平成28年4月職員採用について
(2)業務運営改善X期計画について
(3)第38回全国土地改良大会(青森大会)
について
◇ 互選会の結果 ◇
会 長
大久保 寿 夫 ※留任
(小山市長)
副 会 長(筆頭)
橋 勇 丞 ※留任
(大田原市土地改良区理事長)
副 会 長
田 井 哲 ※新任
(日光市土地改良区理事長)
常任理事(専務理事)
穐 野 和 人 ※新任
(学識経験者)
挨拶する大久保寿夫会長
平成27年度第1回監事会を開催 |
日 時:平成27年4月20日(月)
午後4時00分〜
場 所:宇都宮市 ホテルニューイタヤ
平成27年度第1回監事会を開催し、第1号議案は別記のとおり互選し、第2号議案は原案どおり可決決定されました。
【議事】
第1号議案 代表監事の互選について
第2号議案 平成27年度監査計画について
◇ 互選会の結果 ◇
代表幹事
和 氣 六一郎 ※留任
(しおや土地改良区理事長)
監 事(筆頭)
野 中 位 徳 ※留任
(うつのみや中央土地改良区理事長)
監 事
大久保 幸 雄 ※留任
(学識経験者)
監事会全景
栃木県土地改良事業団体連合会 新役員執行体制 |
平成27年3月20日に開催した第94回通常総会において選任され、4月20日の互選会を 経て下記のとおり、新役員が就任しました。
役員の任期は、平成27年4月1日から平成30年3月31日までとなります。
平成27年度栃木県土地改良事業推進協議会第1回役員会を開催 |
去る4月20日、宇都宮市内のホテルにおいて、平成27年度栃木県土地改良事業推進協議会第1回役員会が開催されました。
同推進協議会は、栃木県の農業生産基盤並びに農村生活環境の整備開発を推進し、農業生産性の向上と農村生活環境の改善を促進することを目的に、栃木県の各農業振興事務所単位に組織された土地改良事業推進協議会等を会員として平成4年度に本会内に設置し、所期の目的を達成するため土地改良事業に関する各種の調査、研究、啓発や指導助言等の事業を行っております。
会議は、北那須土地改良事業推進協議会長である橋勇丞氏が、会長職務執行者として挨拶を述べた後、仮議長となり、1号議案会長・副会長の互選については、役員の任期満了に伴い、会長及び副会長2名を互選し、橋勇丞氏を全会一致で会長に選任しました。
互選後、橋勇丞氏が仮議長から議長になり、第2号議案平成26度事業報告について、第3号議案平成26年度収入支出決算について、第4号議案平成27年度事業計画について及び第5号議案平成27年度収入支出予算についての4議案が上程され、それぞれ原案どおり承認並びに議決されました。
◇ 栃木県土地改良事業推進協議会役員 ◇(敬称略)
会 長 橋 勇 丞(北那須土地改良事業推進協議会長)
副会長 田 井 哲(上都賀土地改良事業推進協議会長)
〃 椎 名 英 雄(栃木県南部地方土地改良事業推進協議会長)
理 事 野 中 位 徳(栃木県河宇土地改良協議会長)
〃 藤 平 元 一(芳賀郡市土地改良区協議会長)
〃 和 氣 六一郎(塩谷地方土地改良事業推進協議会長)
〃 福 島 泰 夫(南那須地域土地改良事業推進協議会長)
〃 穐 野 和 人(栃木県土地改良事業団体連合会専務理事)
監 事 大久保 幸 雄(栃木県土地改良事業団体連合会監事)
〃 吉 澤 昭 栄(栃木県土地改良事業団体連合会事務局長)
※ 役員の任期は、平成30年3月31日までの3年間。
会議の様子
平成27年度栃木県土地改良区統合整備推進協議会を開催 |
去る4月20日、宇都宮市内のホテルにおいて、平成27年度栃木県土地改良区統合整備推進協議会が開催されました。
同協議会は、栃木県が推進する土地改良区の統合整備対策に積極的に参画、支援していくことを目的として、平成7年度に本会内に設置し、統合整備に関する調査、研究、啓発や指導助言等の事業を行っております。
会議は、北那須土地改良事業推進協議会長である橋勇丞氏が、委員長職務執行者として挨拶を述べた後、仮議長となり、1号議案正副委員長の互選については委員の任期満了により、委員長及び副委員長2名を互選し、橋勇丞氏を全会一致で委員長に選任しました。
互選後、橋勇丞氏が仮議長から議長になり、第2号議案平成26年度活動報告について及び第3号議案平成27年度活動計画についての2議案が上程され、それぞれ原案どおり承認並びに議決されました。
続いて、県農地整備課管理指導担当の岡野英樹副主幹が「栃木県土地改良区運営強化推進計画について」と題し、本県の土地改良区の状況、土地改良区運営強化推進の基本的考え方及び具体的方策について、詳細に説明を行いました。
◇ 栃木県土地改良区統合整備推進協議会委員 ◇(敬称略)
委 員 長 橋 勇 丞(北那須土地改良事業推進協議会長)
副委員長 田 井 哲(上都賀土地改良事業推進協議会長)
穐 野 和 人(栃木県土地改良事業団体連合会専務理事)
委 員 福 田 靖 夫(栃木県農政部農地整備課長)
〃 野 中 位 徳(栃木県河宇土地改良協議会長)
〃 藤 平 元 一(芳賀郡市土地改良区協議会長)
〃 椎 名 英 雄(栃木県南部地方土地改良事業推進協議会長)
〃 和 氣 六一郎(塩谷地方土地改良事業推進協議会長)
〃 福 島 泰 夫(南那須地域土地改良事業推進協議会長)
〃 吉 澤 昭 栄(栃木県土地改良事業団体連合会事務局長)
※ 委員の任期は、平成30年3月31日までの3年間。
開会挨拶をする橋勇丞委員長職務執行者
推進計画を説明する岡野副主幹
平成27年度栃木県21世紀土地改良区創造運動推進委員会を開催 |
去る4月20日、宇都宮市内のホテルにおいて、平成27年度栃木県21世紀土地改良区創造運動推進委員会が開催されました。
この委員会は、栃木県における21世紀土地改良区創造運動を着実に推進することを目的として、創造運動に関する調査、研究、啓発や土地改良区への指導、支援等の事業を行っております。
会議は、北那須土地改良事業推進協議会長である橋勇丞氏が、委員長職務執行者として挨拶を述べた後、仮議長となり、第1号議案正副委員長の互選については、委員の任期満了により、委員長及び副委員長2名を互選し、橋勇丞氏を全会一致で委員長に選任しました。
互選後、橋勇丞氏が仮議長から議長になり、第2号議案平成26年度活動報告について及び第3号議案平成27年度活動計画についての2議案が上程され、それぞれ原案どおり承認並びに議決されました。
◇ 栃木県21世紀土地改良区創造運動推進委員会委員 ◇(敬称略)
委 員 長 橋 勇 丞(北那須土地改良事業推進協議会長)
副委員長 田 井 哲(上都賀土地改良事業推進協議会長)
穐 野 和 人(栃木県土地改良事業団体連合会専務理事)
委 員 野 中 位 徳(栃木県河宇土地改良協議会長)
〃 藤 平 元 一(芳賀郡市土地改良区協議会長)
〃 椎 名 英 雄(栃木県南部地方土地改良事業推進協議会長)
〃 和 氣 六一郎(塩谷地方土地改良事業推進協議会長)
〃 福 島 泰 夫(南那須地域土地改良事業推進協議会長)
〃 荒 井 真 一(栃木県農政部農村振興課長)
〃 福 田 靖 夫(栃木県農政部農地整備課長)
〃 吉 澤 昭 栄(栃木県土地改良事業団体連合会事務局長)
※ 委員の任期は、平成30年3月31日までの3年間。
開会挨拶をする橋勇丞委員長職務執行
委員会の様子
足利市わたらせ川左岸土地改良区が金章 第56回全国土地改良功労者表彰式 |
去る3月25日、東京都千代田区平河町のシェーンバッハ・サボーにおいて、全国水土里ネット主催による第56回全国土地改良功労者表彰式が開催されました。
表彰式は、農林水産省から林芳正農林水産大臣をはじめ、三浦進農村振興局長、小林祐一同次長、室本隆司同整備部長、奥田透同整備部設計課長、石垣英司同整備部土地改良企画課長、横井績同整備部農地資源課長を来賓に招き、全国の受章者・土地改良関係者約600名が出席して盛大に開会されました。
公務の都合上、最初に林芳正農林水産大臣から祝辞をいただいたき、続いて野中廣務全国水土里ネット会長が式辞を述べた後、農林水産大臣表彰(6地区、1団体)、農村振興局長表彰(2地区、1団体)、全土連会長表彰@土地改良功労者表彰(金章32地区、銀章57地区、銅章30地区、個人103名)、A農業農村整備優良地区コンクール表彰(2地区、2団体)B21世紀土地改良区創造運動表彰(大賞4地区、部門賞2地区、さなえ賞1地区)が執り行われました。
本県関係では、全土連会長表彰の@土地改良功労者表彰において、足利市わたらせ川左岸土地改良区が金章を受賞されたほか、下記の団体及び個人がめでたく受賞の栄に浴しました。
本県関係の受章団体(個人)は次のとおり。
主催者挨拶する野中全土連会長
◇ 土地改良功労者表彰 ◇(敬称略)
金章 足利市わたらせ川左岸土地改良区(足利市)
銀章 金田北部土地改良区(大田原市)
都賀町土地改良区(栃木市)
銅章 荒川南部土地改良区(那須烏山市)
個人 谷 口 正 己(益子町土地改良区理事長)
横 塚 清(思川西部土地改良区事務局長)
石 塚 英 好(水土里ネットとちぎ総務部専門官)
古 川 二三夫(水土里ネットとちぎ事業部農村整備課長
本県の(金章・銀章・銅章)受賞関係者並びに個人受賞者
春の叙勲 南河内土地改良区 黒川英代 理事長が 旭日単光章(土地改良事業関係)を受章 |
政府は、4月29日付けで2015年春の叙勲の受章者(4,087人)を発表しました。
本県関係においては62人(旭日章13人、瑞宝章49人)が受章しました。
この中、土地改良事業関係では、黒川英代南河内土地改良区理事長が、土地改良事業の推進を通じて、農業・農村の振興と発展にご尽力されたご功績を認められ、旭日単光章の栄誉に輝きました。
黒川英代氏(77歳)
(昭和12年9月28日 生まれ)
【経歴】
昭和62年12月〜平成16年3月 旧江川土地改良区理事長
平成16年 3月〜平成20年3月 南河内土地改良区副理事長
平成17年 4月〜平成24年3月 江川・五千石地区整備委員会委員長
平成20年 4月〜現在 南河内土地改良区理事長
〇 県営特別排水対策事業で普通河川江川の改修を完遂させ、旧南河内町管内9土地改良区の合併に尽力すると同時に、県営経営体育成基盤整備事業江川・五千石地区を完了させた後、現在は県営経営体育成基盤整備事業武名瀬川地区の早期完了に向けて鋭意取り組んでおり、旧南河内町の地域農業振興に多大な貢献をされています。
県営経営体育成基盤整備事業 西沢地区竣工記念式典を開催 |
県営経営体育成基盤整備事業西沢地区は平成19年度に工事が着手されてから8年間の歳月をかけて平成26年度に竣工の運びとなり、去る3月25日、佐藤信鹿沼市長をはじめ多くのご来賓をお迎えし、西沢土地改良区(荻原勝理事長)主催による竣工記念式典が、地区内の西沢二区公民館において、開催されました。
式典は、荻原勝理事長の式辞に続き、廣田充泰副理事長から工事の事業経過が報告があり、続いて行われた来賓祝辞では、佐藤信鹿沼市長、大島弘栃木県上都賀農業振興事務所長、斉藤篤西沢活性化委員会委員長がそれぞれ祝辞を述べられ、本事業の成果を最大限に活かし、活力と魅力あふれる農業農村づくりに取り組み、西沢地域の益々の発展を祈念するとともに、同地域の念願が叶い見事に完成した事業竣工の喜びを分かちあいました。
◇ 事業概要 ◇
事業名 県営経営体育成基盤整備事業
事業区域 鹿沼市西沢町地内
事業実施年度 平成19年度〜平成26年度
施工面積 40.5ha
総事業費 5億2千655万円
組合員数 62名
式辞を述べる荻原勝理事長
シリーズ土地改良区紹介 13 水土里ネット益子 益子町土地改良区 |
水を貯える「大郷戸ダム」は町民憩いの場
特 色
なぜか「ほっとする風景」を持つ益子町、先人達が作りあげてきた四季折々の景色の中に、益子町土地改良区はあります。
町の大半は八溝山系列の一部である鶏足山塊に属する山地と町の西部を1級河川小貝川が緩やかに南流しており、この流域の平地の沖積層に肥沃な農地が展開しております。
米作は温暖な気候のもと、水利に恵まれた豊かな水田地帯において、町の主峰をなす雨巻山やその周辺の山々から湧き出す水に、二酸化珪素を含んでいることから、イモチ病に強く豊穣なイネを作るといわれており、栃木県の首都圏農業推進計画の一躍を担っております。
また、八溝山系列のゆるやかな起伏の山裾に広がる自然環境に恵まれた畑地帯では、その風土を生かした麦、ソバ、タバコ、イチゴ、梨、ブドウ、リンゴ、栗、梅、ブルーベリーなど多彩な作物が作られており、一年を通じ、農作業の営みがもたらす景色は、「ほっとする益子」そのものと言えます。
その他、東京から車で2時間半の益子町は、優れた陶土を産出することから、江戸時代末期頃から日用の道具として、鉢、水がめ、土瓶などが多く作られるようになり、温かみのある風合いが持ち味の器の産地として発展し、現在、窯元は約260、陶器店は50、若手からベテランまでここに窯を構える陶芸家も多く、その作風は多種多様で、春と秋に陶器市が開かれ、年間200万人以上の観光客が訪れます。
今では、どっしりとしたふだん使いの日用の器であった益子焼は、長い歴史を経て地元の陶工たちによって 「芸術品」としての側面を持つようになります。
地区の概要
当土地改良区は、八溝山系列からの湧水を集める小宅川、船橋川、大羽川、ぐみ川の小河川を利用する、「北部地区」、「大沢地区」、「大羽地区」、そして「南部地区」の一部を含んだ4地区と、1級河川小貝川の水を利用する「七井西部地区」、「益子西部地区」、そして「南部地区」の一部を含む3地区からなり、大きく2つの地域に分けることが出来ます。
平成21年に5つの旧土地改良区(益子町土地改良区、益子町北部土地改良区、益子町大沢土地改良区、益子町大羽土地改良区、七井西部土地改良区)が、土地改良区の事業運営基盤強化のため、栃木県が策定した「統合整備計画」に基づいて合併し、益子町土地改良区が誕生しました。
また、時を同じくして益子西部地区推進協議会の編入合併が承認され、受益面積861.2ha、組合員数1,545名のから成り立ち、理事16名、監事3名、総代45名及び職員4名で業務運営しています。
現在、実施中の県営ほ場整備事業(経営体育成基盤整備事業)益子西部地区については、紆余曲折はあったものの、理事長、地区委員長をはじめとする、役員一同の積極的な推進活動により、平成27年度には、暗渠排水工事と一部付帯工事を持って全ての工事が完了する予定となっており、現在は、その後に向けた本換地、又農地集積の話し合いが鋭意進行中であります。
益子町の主峰雨巻山(右側)
益子西部地区の暗渠排水工事
維持管理
当土地改良区の水利の特色については、県内でも最も降水量の少ない地域となっており、特に梅雨期の雨が少ないのも特徴的なことでした。
それは、町の南東部にそびえる、雨巻山、三登谷山、足尾山などが南からの湿った風を遮り、益子町に局地的な小雨地帯を形成する言われており、これがために、八溝山系列の西縁に位置する地域では、水田の最上流部にため池を造り、水を貯え、田植え期の用水として使い、又、渇水期にはその水を細々と管理し乗り越えてきた歴史があります。これら大小様々な多くのため池も益子の風土を形作っていると言えます。
小貝川について言えば、この河川はその始点から終点までビッシリと水田に囲まれており、流下するその水は、何度も反復利用されながら益子町の水田に到達します。そのため過去の田植え時期には、十分な用水を得られず、何度も渇水を経験したそうです。
現在は、国営かんがい排水事業芳賀台地地区により送水管が延伸し、水不足の弊害は殆ど解消されておりますが、今後の土地改良区の運営を考えると「明るい展望」とばかりは言えません。なぜなら「大郷戸ダム」をはじめとする土地改良区管理の主要構造物の経年劣化が始まっており、維持補修に相応の経費がかかること、そのための地元負担が、農産物の価格低迷により重くのしかかること等が上げられます。
これからも、町中心部から少し足を延ばせば、豊かで懐かしさを感じさせる里山の景色が広がり、はっきりとした四季、ゆるやかな起伏の山、自然環境に恵まれた益子町ならではの風土を生かした農業や産業が営まれることを願い、次世代まで引き継ぐことができるようにすることが必要であります。
そのため、土地改良区の今後の運営方針についての話し合いが、喫緊の課題として行われております。
秋に行われるコスモス祭り
水土里ネット益子町
所在地
〒321−4214 益子町大字前沢490−1
TEL:0285−72−9737
FAX:0285−72−1809
各種資格取得者(平成26年4月〜27年3月) |
平成26年度において、各種資格試験に合格し、登録機関に登録となった職員は、以下のとおりです。 通常業務を遂行しながら切磋琢磨し、資格試験にチャレンジいたしました。 会員のみなさまのご期待に応えられるよう、今後とも努力して参りますので、よろしくお願いいたします。
株式会社 日本政策金融公庫からお知らせ |
○農業基盤整備資金の金利
平成27年5月27日現在の農業基盤整備資金の金利は次のとおりですが、金利情勢によって変動しますので、最新の金利は公庫支店にお問い合わせいただくか、公庫ホームページでご確認ください。
区 分 借入期間にかかわらず 県 営 0.95% 団体営 補 助 0.80% 非 補 助 0.80%
お問合せ先:宇都宮支店 農林水産事業 利根川
TEL:028-636-3901
www.jfc.go.jp/
第38回全国土地改良大会「青森大会」のお知らせ |
第38回全国土地改良大会が、
〜あづましの風流れる青森大会〜
土地改良の路繋ぎ 明日への確かな途拓く
をテーマとして、主催「全国土地改良事業団体連合会」、「青森県土地改良事業団体連合会」、後援「農林水産省」、「青森県」、「青森県議会」、「青森市」、「青森市長会」、「青森県町村会」、「公益社団法人青森県観光連盟」、「公益社団法人青森県物産振興協会」、「青森県農村整備建設協会」、「青森県土地改良調査設計技術協会」、「NPO法人あおもりふるさと再生機構」により、来る10月15日(木)青森市内の新青森県総合運動公園「マエダアリーナ」で開催されます。
第95回臨時総会・会員研修会のお知らせ |
本会は次のとおり、第95回臨時総会と平成27年度会員研修会を開催いたします。 ◇ 第95回臨時総会 ◇ 日 時 平成27年8月26日(水) 午後2時から 場 所 鬼怒川観光ホテル 日光市鬼怒川温泉滝359−2 TEL:0288−77−1101(代) ◇ 平成27年度会員研修会 ◇ ○(1日目) 日 時 平成27年8月26日(水) 午後4時から ○(2日目) 日 時 平成27年8月27日(木) 午前9時から 場 所 鬼怒川観光ホテル(両日とも) 日光市鬼怒川温泉滝359−2 TEL:0288−77−1101(代)
クールビズ開始のお知らせ |
本会では、今年度においても、職員の健康保持及び事務能率の向上並びに電力量消費節約に資するため、次の期間はノーネクタイ等の軽装にて業務を行いますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
実施期間:5月1日から10月31日まで
出前講座を活用しましょう |
本会では、土地改良区の役職員等を対象とした出前講座を行っております。
講座内容については、役員改選等による新しく役員に就任された方々のため役員の職務について等、土地改良区業務運営に係るものなど、幅広い内容でご要望に応じて対応させていただきますので、次の連絡先までお気軽にお申し込みください。
◇ 連 絡 先 ◇
水土里ネットとちぎ(栃木県土地改良事業団体連合会)
総務部 (指導広報担当) 電 話:028−660−5703(直通)
FAX:028−660−5711